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『正しいサービス』よりも『惚れるサービス』 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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宿泊費が上がれば上がるほど、『機能』が値段に見合わなくなる
そんなこんなで今日も最新刊『夢と金』を深掘りしていきたいと思います。
今日は、128ページの「『正しいサービス』よりも『惚れるサービス』」をピックアップ。
まず、『夢と金』の前半戦ではとにかく「自分の商品を高く買ってもらうことが大切」ということ、そして「その為には、どんな技術を持っておかなければいけないのか?」「その為には、どんな環境に身をおかなければいけないのか?」ということが書かれています。
その流れで、この「『正しいサービス』よりも『惚れるサービス』」というテーマに突入するわけですが、実は僕は今、ホテル作りをコッソリと進めているんですね。
厳密に言うと、「泊まれる美術館」の建設です。
美術館建設の話は、もう4〜5年前から進めていて、これを「泊まれる美術館」にしようと思って、ウルトラCにチャレンジしています。
このプロジェクトの過程はオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』で随時共有しているので、気になる方はそちらでご確認いただくとして、さて、この「泊まれる美術館」ですが、実は一日一組限定の「一棟貸し」で提供しようと思っています。
もちろん美術館ですから「一般開放日」を設けて、地元の子供達や家族を招待しようかと思っているのですが、ただ、基本は「一棟貸しのホテル」にしようと思っていて…となると、相手は「一棟貸しのホテルを借りる人(借りられる人)」になってくるわけです。
それもあって、「宿泊にお金をかける人(かけられる人)の気持ちを分からなきゃダメだ」と思って、この2〜3年、「安いホテル」と、そして「高いホテル」を意識的に泊まり歩いてみたんです。
そうすると、「宿泊費が上がれば上がるほど、『機能』が値段に見合わなくなる」ということが分かってきました。
グラフで見ると、「値段」と「機能」の関係は最初は順調に右肩上がりになるのですが、途中から、「値段は上がり続けるけども、機能は“ほぼ”横ばい」という状態になる。
でも、これ何となくイメージできますよね?
一泊4000円の宿と、一泊9000円の宿は「機能」がまるで違う。
4000円の宿には、部屋に風呂・トイレがなかったりするけど、9000円の宿にはバッチリとついている。
これが一泊1万5000円となると、ベッドはフカフカになってきて、一泊3万円ともなると、アメニティーが充実して、風呂もガッツリとした湯船があったりする。
このあたりまでは「値段」と「機能」は比例関係にあるわけですが、1泊10万円の宿と、1泊15万円の宿の「機能」の差って、ちょっとよく分からないんです。
安い時は「5000円」で、とんでもない差があったのに、高くなってくると「5万円」でも差が分からなくなる。
「何もない」が価値になることもある
世の中には一泊20万円の宿や、一泊30万円の宿などがあるわけですが、もうこのへんになってくると売っているものが「機能」じゃないんですね。
むしろ「何もない」が価値になってきたりする。
分かりやすいのが、少しイイところの宿にあるのが「部屋にテレビが無い」です。
旅に「機能」を求めていない人からすると(ホテルを別荘のように捉えている人からすると)、「テレビ」というのはノイズでしかないので、まずは「テレビという機能」を取り外したりします。
あるいは扉で隠せるようにしている。
このへん面白いですよね。
「なんで部屋にテレビが無いんだよ!」と不満を持つ層もいる(というか、そっちが大半な)わけで。
それこそ「使わない時はホテルとしても貸し出すことができる別荘」を打ち出しているNOT A HOTELが建てられている場所って、ことごとく、周辺に何も無い場所ばかり。
「駅近」とか、「アミューズメントパークまで徒歩3分」とかじゃないんです。
「機能性」のようなものはまるで無いんですけども、そこに高値がついている。
「人はどうすれば恋に落ちるのか?」ということ学ばなければいけない
「じゃあ、何もなければ、高値で売れるのか?」というと、そうではなくて、そういうものを買う(借りる)人って、まず「気」とかを凄く重要視していて、そして、やっぱり最後は「人」なんですね。
僕も年に1〜2度利用させていただいている少しイイところの宿があるんですけども、その宿の支配人さん、あるいは、従業員さんって、「距離感」とかが抜群で、結局、「久しぶりにあの人(支配人さん、従業員さん)に会いに行こう」が動機となって、また、そのホテルに“帰って”行くんです。
その時、そのホテルの隣に、同じ機能を持ったホテルBがあったとして、そのホテルBが5000円安かったとしても、僕はホテルBを選ばないんですね。
というのも、わざわざ時間をかけて、そのホテルがある地域まで行くわけじゃないですか?
長野の山奥なのか、沖縄の離島なのか、はたまたメキシコ・カンクンの外れの地なのか。
そこまで行くのって大変なコストで、わざわざそこまで行ってしまった僕らは、「5000円をケチって、あの人に会えない」を選ばないんですね。
そう考えると、「正しいサービス(機能性が高いサービス)」はほどほどに、「惚れるサービス」を提供した方がよくて、サービス提供者が科学しなきゃいけないのは、「人はどうすれば恋に落ちるか?」という部分だと思います。
このあたりの具体例は最新刊『夢と金』に書いています。
ぜひ、大切な人に、守りたい人に、一冊贈ってあげてください。
あるいは社員研修に使ってください。
『夢と金』(西野亮廣)
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503?tag=chimneytown-22
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