『始めない理由が「分からないから」の人っているよね』

2022年08月08日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/368306

「分からないから」を理由にブレーキを踏む人の危うさ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/368306


 

チャンスはいつも「分からない」ところに転がっている

 
ちょっとした話なのですが、大事なことだと思うので、共有させていただきます。
 
先日、チョコっとお話ししましたが、YouTubeの収録で、『西野と学ぶNFT』と題して、「NFTの今とこれから」についてガッツリお話しさせていただいたんですね。
 
出演者は、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家の伊藤穣一さん、幻冬社の箕輪さん、コインチェックの中島(なかしま)さん、NEO TOKYO PUNKSのNIKOさんと SHOWGOさん、そして僕の6人です。
 
これ、本当に面白かったので、是非、ご覧いただきたいのですが(※放送日が決まれば、またお知らせします)、この収録で印象的だったのは、NFTに明るい皆さんの口から頻繁に出てきたワードです。
 
皆さん、この言葉を口にされていたのですが、どんな言葉かというと、「分からない」です。
 
皆、「ちょっと、まだ分からないですが…」とか、「わからないですが、おそらく…」と言うんです。
 
ここ、メチャクチャ重要なラインだと思っていて、多くの人が「よく分からないから」を理由に、あらゆることを始めないじゃないですか?
 
「NFTとか、よく分からないから」と言って、始めないじゃないですか?
 
だけども、NFTをバッキバキにやっている人や、メタバースをバッキバキに作っている人も、同じように、「分からない」んです。
 
「分からない」からやらないわけではなくて、「分からない」からやるんです。
 
チャンスはいつも「分からない」ところに転がってるんで。
 
NEO TOKYO PUNKSのNIKOさんと SHOWGOさんも、すごく素敵な作品を作られていて、たくさんの方から支持されているのですが、それでも、お二人とも「次、こんなことをやろうと思うんですけど、ぶっちゃけまだ、どうなるか分からないんですよね〜」と言うんです。「でも、一旦、このパターンを試してみます」といった。
 
分かっていることは何かというと、「その場にいても何も始まらない」ということですね。 

NFTでいうと、始めなきゃ始まらないし、クリエイターとしては、「ただ絵を描いて、NFTとして出せばどうにかなる」なんてことは絶対になくて、「自分が発表したNFTにどういう物語を、あるいは、どういうコミュニケーションを紐づけるか?」ということをやっていかなきゃいけないのですが、どういう物語や、どういうコミュニケーションを紐づければイイのか?は、まだ皆、分かっていないんです。
 
皆、まだまだ手探りなんですね。
 
 

「完全に分かる」ようになってから始めたら、終わりだぞ

 
なんか、そういう意味でも、今度の放送は是非、観ていただきたいなぁと思うのですが…「分からない」がブレーキを踏む理由になる人って、メチャクチャ危ないと思います。
 
「分からない」がブレーキを踏む理由にしている…ということは、「分かろうとしていない自分でも分かるようになってから始める」ということですから、つまるところ、「地獄的なレッドオーシャンに飛び込む」ということじゃないですか?
 
少なくとも僕は、そんなところに飛び込んでいって生き残れる才能なんて持ち合わせていないのですが、そのタイミングで飛び込んでいって、生き残れる人、います?
 
今回の収録で箕輪さんが「企業が仕掛けるメタバースのほとんどが失敗する」と言ってて、僕も、それに関しては完全に同意なんですけども、ただ、やり方は鬼ヘタクソですが、このタイミングで飛び込んでいるのは(このタイミングで飛び込む姿勢は)大正解だと思っていて、5年後、10年後に飛び込んでも、何にもならないんですね。
 
なので、今日の話のまとめとしては、何か新しい文化に対して、「分からないから、やめとく」は、やめといた方がいいと思います。
 
「完全に分かるようになってから始めたら、終わりだぞ」といったところです。
 
ただね、「分からないことばかりやる」というのも、現実問題、危ないと思うんです。
 
僕はよく「分かるようになったら、後輩に譲る」と言っているのですが、たしかに、「ああ、これはこうすると、こうなるよね」と分かったものや、自分が何度か結果を出した分野に関しては、ウチの会社の後輩にまるまる渡したりしているのですが、でも、たとえば「講演会」とかは今もやっているわけで…「講演会」なんて分かりきっていて、僕、講演会でスベることなんて100%無いんですが、それでもやってるんですね。
 
これは、たぶん「ライスワーク」の部分だと思うのですが、最低限、食いっぱぐれないラインは押さえてるんです。
 
でも、あくまで「最低限」です。
 
そこを押さえたら(つまり、完全にズッコけたとしても死なない環境を整えたら)、あとは、分からないコトをやる。
 
この塩梅が現実的かなぁと思います。
 
ズッコケても死なない環境が整っているのに、さらに「分からないことはやらない」というのは、もう変態の所業なんで、心当たりがある人は一度見直してみてください。
 
 
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