キンコン西野って最近、何してんの?

2022年07月16日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/356411

キンコン西野って最近何してんの? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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今日は「キンコン西野って最近、何してんの?」というテーマで、近況報告めいた放送をお届けしようと思います。
 
 

キンコン西野のイメージは「概ね良好」、ただ「最近、何やってるか分からない」…

 
一昨日、極楽とんぼサンの番組に出させていただいて、そこで、「キンコン西野」のイメージ調査があったんです。
 
街行く人に「キンコン西野のイメージ」を聞いていったわけですが、なんか、極楽とんぼサンや、僕が予想していた反応とは少し違って、「概ね良好」だったんです。
 
予想では、もうちょい評判が悪いと思いきや、意外とイイ感じでした。
 
ただ、そこで「最近、何やってるか分からない」という声がポツポツあって、たしかに、こればっかりはウチの両親ですら、「最近、何やってんの?」と聞いてくるぐらいなので、本当に何やってるか分からないヤツなんだと思います。
 
 

ひたすら作る毎日なので、何やってるか分からないよね

 
ちなみに昨日は何をやっていたかというと、朝から晩までアトリエに籠って、途中、国際ロマンス詐欺とみられる外国人女性(中身はオッサンかも)と英語でやりとりをしながら英語の勉強をしつつ、国際ロマンス詐欺の手口をネットで調べつつ(※これ面白かったので、またどこかで喋ります)、あとは、ひたすら、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演用の台本を書いていました。
 
この「リーディング公演用の台本」というのが、そもそも何か分からないと思うのですが、過去、何度かお話しさせていただいていますが、ブロードウェイで公演をしようと思ったら、まずは、向こうの投資家さんとか、劇場オーナーに向けて、作品のストーリーのプレゼン会(本読み会)をやらなきゃいけないんですね。
 
6月にもおこなったのですが、それはどちらかというと、ブロードウェイのクリエイター向けにおこなったもので、そこにはまだ投資家とか劇場オーナーは呼んでなかったんです。
 
というのも投資家向けのリーディング公演は一発勝負なので、そこまでに何度か公演を重ねて、リーディング公演自体のクオリティーを上げておく必要がある。
 
そんなこんなで次のリーディング公演は10月ですかね。
 
前回のリーディング公演で、リーディング公演の魅せ方は分かったので、それを踏まえて、台本を書き直していたところでした。
 
あと今は、『映画 えんとつ町のプペル』の続編と、短編アニメーションと、それと、お遊戯会の動画の編集作業なんかをやっていたりします。
 
まぁ、いずれにしても、人前に出る仕事じゃないので、何をやってるかよく分からないですよね。
 
とにかく、ひたすら作る毎日です。
 
 

「任せる」という新しい挑戦

 
そんな中、「新しい挑戦」が、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演です。
この公演はCHIMNEYTOWNがハンドリングするものでもなくて、僕が演出するものでもありません。
 
つまり、「任せる」という挑戦です。
 
この大阪公演の件に関しては、東京公演のキャストの皆さんと呑みに行かせていただいた時に、必ずその話になるのですが、やっぱり「新作」なので型が決まってないんですね。
 
東京公演も本当に皆で「あーでもない、こーでもない」と話し合い、試行錯誤を繰り返しながら作ったのですが、そこで出した答えも「東京公演の答え」であって、もっと言えば、会場である「東京キネマ倶楽部の答え」であって、それをそのまま大阪公演でコピペしても上手くいかないと思うんですね。
 
もちろん、僕も「東京公演のまんまやってください」とは思いません。
 
ただ、当然、「ここは変えないでください」みたいなところもあって、「任せる技術」というのが凄く必要になってくる。
 
こみ入った話をすると、ミュージカル『えんとつ町のプペル』って、冒頭、心臓が落ちてきて(東京公演だと「心臓役」の乾さんがステージに登場して)、そこでドックンドックンという「心臓の踊り」でお客さんのハートを掴まなきゃいけない(「何か凄いものが始まるぞ」という感じを出さなきゃいけない)と思うのですが、あれって、明確な計算式があったわけじゃなくて、「乾さん、ここでお客さんのハートを確実に掴んでもらっていいですか?」という感じで、乾さんに丸投げもいいとこだったんです(笑)。

そこで見せていただいた乾さんの動きが綺麗で、加えて振り付けのSHOJINさんがつけてくださった動きがアクロバティックだったので、「ああ、これは煙を少し多めに出すと、ステージ上に空気の渦ができていいなぁ」と思って、スモーク増し増しにしました。
 
先に、設計図のようなものがあったわけではなくて、「ああ、乾サンが、そうくるなら、こうします」みたいな感じで、なんか、ジャズのように作ったのが東京公演だったんです。
 
それって、「その人ありき」みたいな部分もあるので、やっぱり大阪公演は、どこまでを再現して、どこまでを創造するか?みたいな話になってくると思います。
  

自分でやるよりも、任せる方が遥かに難しい

 
東京公演のキャストさんが皆「大阪公演を観に行く!」と言ってたのですが、やっぱり、皆さん「どこを、どうするんだろ?」というのが気にされているんだと思います。
 
「皆、観に行くんだったら、東京公演パターンを一回できるじゃないか」と思うのですが、たぶん、皆さん観たいんです。僕も観たい。
 
観た後に皆で呑みに行って、「あそこは、ああだったね〜」みたいな話をするのが楽しそう。
 
まぁ、とにもかくにも、会社でも何でもそうだと思いますが、自分でやるよりも、任せる方が遥かに難しいんです。
 
なので、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演は一つ大きな挑戦になります。
 
とりあえず、お任せする以上「コミュニケーション」は絶対に大事になってくるので、演出の高橋さんを食事にお誘いしました。
 
「初めまして」で、ちょっと照れ臭いんですけど、大変な仕事を引き受けてくださったことに対するお礼と、あとは「ウチの子をよろしくお願いします」というご挨拶をしてまいります。
 
大阪公演の進捗状況は、また、ちょくちょく、共有します。
 
ちなみに、大阪公演のチケットは明日の10時に『チケットぴあ』にて発売開始です。
  
関西にお住まいの方は、この機会に是非、ご参加ください。
 
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2215901
 
 

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