クリエイティブに必要なのは「締切」
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【挑戦のお作法】キチンとリスクを軽減して、挑め! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今日は、「キチンとリスクを減らして、挑戦する」というテーマでお話ししたいと思います。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィン限定上映
いよいよ、迫ってまいりました。
『映画 えんとつ町のプペル』の再上映のお知らせです。
10月22日〜10月31日に『映画 えんとつ町のプペル』が劇場に帰ってきます。
ハロウィン限定復活上映でございます。
「HELLO MOVIE」というアプリをダウンロードしていただけると、劇場で、キングコングの副音声なんかも聴けちゃいます。
映画の映像を見ながら、キングコングが二人で1時間40分喋り倒しています。
多分、映画の内容は入ってこないと思いますので、くれぐれも、もう何度も観た方にオススメします。
映画であり、ハロウィンイベントなので、泣いても笑っても上映は10月31日にキッパリと終了します。
そして「映画館に行けないよ〜」という方に向けて、『映画 えんとつ町のプペル』のDVD&Blu-rayの発売が決定しました。
https://www.amazon.co.jp/s?hidden-keywords=B09GNX2HZD%7CB09GNWR6JR%7CB09GNYHR4Y%7CB09GNXQQ62
Loppi &HMVさん、Amazonさん、楽天ブックスさん等で予約がスタートしていますが、それぞれ特典が違いますので、詳しくは『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでご確認ください。
お知らせ!『えんとつ町のプペル』ハロウィン装飾セット登場
そして、もう一点。
おうちでもハロウィンを楽しんでいただけるように、『えんとつ町のプペル』をモチーフにした「おめん」「ランチョンマット」「お子様ランチフラッグ」などの、ハロウィン装飾ができる「お部屋飾りセット」をご用意いたしました。
ダウンロードして、お好きなサイズで印刷をして、お部屋や、あるいは幼稚園などの装飾にご利用ください。
こちらも『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページでチェックしていただきたいのですが、僕個人的には、お部屋に飾る「三角フラッグ」が、すっごいオススメです。
なんか、すっごい可愛いです。
無料でダウンロードできますので、是非、お部屋をハロウィン仕様にしちゃってください。
『映画 えんとつ町のプペル』の再上映は、まもなくです。
宜しくお願いします。
そんなこんなで、本題でございます。
「大きな看板を持っている人が動く」ことの意味
今日は、「キチンとリスクを減らして、挑戦する」というテーマでお話ししたいと思います。
昨日、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の「本読み生配信」がありました。
たぶん、僕のVoicyを聴いてくださっていたり、僕のことを昔から応援してくださっている方からすると、「ああ、また制作過程から共有したのね」といった調子で捉えられていると思うのですが、ミュージカル界(演劇界)において、「台本の読み合わせ」をライブ配信するというのは、本当にありえないことなんです。
そもそも「本読み」ですから、まだキャラクターの演じ方も定まっていないし、間の取り方も定まっていない。
曲に合わせてセリフを言うところなんて、どれぐらいのテンポでセリフを言えばバッチリハマるのか、まだ分からない。
そういったことは、稽古の中で固めていくことで、「本読み」の段階では、そこは上手くできなくて当然で、やっぱり基本、役者さんの中には、「上手くできないところを、お客さんに見せたくない」という気持ちがあったりします。
「完璧なものを見せるのがプロだろ?」という。
あとは、「ネタバレ」の問題もありますよね。
「公演前にストーリーが知られてしまうのは、どうなんだ?」的な。
ここに関しては、そもそも『えんとつ町のプペル』は、絵本でストーリーが知られているし、映画でストーリーが知られているし、かつ、ミュージカルも、何年も何年も続けていくことを前提に作るので「ストーリーを知る」ということをミュージカルのセールスポイントにしてしまうと、2回目以降の観劇の満足度が下がってしまうので、そもそもストーリーに関しては、お客さん全員にバレていても構わなくて、「ストーリーがバレた上で、期待を超える作品を作る」というのが僕やプロデューサー陣の目的なのですが、
そんなのって僕ら側の言い分でしかなくて、これまで、そういったことをやってこられなかった役者さん達からすると、「ネタバレしてしまうのって、どうなの?」という疑問は少なからずあったと思うんです。
特に今回、ご出演いただく方々は、今のミュージカル界を牽引する方々で、それぞれ守らなきゃいけない看板がある。
ただ、昨日、こうして「本読み配信」ができたということは、どういうことかというと、「キャスト&スタッフ、およびキャストの事務所さん全員のご理解をいただいた」ということです。
満場一致で、「どうなるか分からないけど、やってみましょう」となったんです。
これは、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』だけじゃなくて、少し大袈裟に言うと、ミュージカル界、舞台業界において、すごく意味のある一歩だったと思います。
無名の新人さん達が「俺たちは無名なんだから、こういうことを仕掛けていかなきゃダメだろ」というのとはワケが違って、ミュージカル界のトップランナーが、大御所が、「新しいことをしようよ」と言って、道を切り開いてくださった。
これによって、本読みのライブ配信は、だいぶやりやすくなったと思うんですね。
今から、9年くらい前に僕がクラウドファンディングをやった時は「詐欺だ〜」とか「宗教だ〜」とか言われて、大炎上したんですけども、それは、あの時の僕だったから炎上したわけで、あれが、さんまサンやダウンタウンさんがやられていたら、状況は変わっていたと思うんですね。
「さんまサンもやってたし…」が免罪符となって、後輩達がすっごくカジュアルに、クラウドファンディングをやれていたと思います。
「大きな看板を持っている人が動く」というのは、そういう意味合いがあって、今回のキャストさん達が、本読みのライブ配信に挑戦してくれて、選択肢を作ってくれたのは、本当に本当に大きかったと思います。
「本読み生配信」は役者さんを守る打ち手でもある
結局、配信チケットは、1000枚以上売れたのかな?
当然、配信にかかる費用なんかはありますが、しかし、この売り上げが、今回の作品の制作費になります。
公演チケット以外の売り上げです。
僕らは、こういうところで予算を作って、そして、これもミュージカル界や演劇界ではありえない「稽古ギャラ」というのを確保しています。
「稽古に参加してくださっているキャストさんにお支払いするギャランティー」です。
これは最初から決めていたことで、役者さんの労働環境をちゃんと改めないとダメだと思っていて、舞台業界では「稽古にはギャランティーが無い」というのが当たり前になっているのですが、そんなのを当たり前にはしたくないんですね。
役者さんには守らなきゃいけない生活も、家族もあるわけだから、ここは運営が矢面に立って、批判を浴びてでも、キチンと守り抜くべきだと考えています。
そして、、
ミュージカル業界に限らず、ライブシーン全ての課題としてある「コロナ禍での最大のリスク」というのは、「公演中止になった場合、チケット収入がゼロになる」というところです。
それまでには、舞台美術などは発注していて、稽古場のレンタル費用もかかってきている。
公演中止になって、売り上げがゼロになったのに、支払わなきゃいけないお金があるんですね。小さな会社なら倒産するレベルです。
ここにもメスを入れるべきで、要するに、公演前に、チケット売り上げ以外の売り上げを作って、リスクを軽減しておく必要がある。
その点も踏まえて、「本読み配信チケットを販売する」は大きな意味があったんです。
そんなこんなで、本当に最高の一日となりました。
本読み配信は、「アーカイブ」という形で、13日の23時59分まで残っていて、チケットも販売しておりますので、「えんとつ町のプペル 稽古場を覗き見」で検索してみてください。
【稽古場を覗き見!】演出・西野亮廣+全キャストによる初台本読み合わせを生配信 | えんとつ町プペル
https://meets.ltd/poupelle/ticket_1010
これからも、面白くて、挑戦者に優しい打ち手を探していきたいと思います。
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