キンコン西野の失敗。「上手くいかない条件が揃っていました」

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https://voicy.jp/channel/941/7207901
キンコン西野の失敗。「上手くいかない条件が揃っていた」 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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リーダーが鉄砲玉になっていない
「上手くいかなかったら恥ずかしいから」という理由で二の足を踏んでしまう人が多いけれど、上手くいかなかったプロジェクトを知っているのは「身内」だけで、世間は「上手くいかなかったプロジェクト」のことなど知りません。
多くの場合、知られるところまでいかなかったから上手くいかなかったのだから。
僕はあらゆる分野に挑戦していますが、その時に知っておいた方がいいのは、世には出ていない「上手くいかなかったプロジェクト」の存在です。
方々にリサーチをかけて「上手くいかなかったプロジェクト」を見つけだして、そのプロジェクトが「何故、上手くいかなかったのか?」を割り出すようにしています。
成功は再現性がないけれど、失敗は再現性があるので、「失敗例」をリストアップして、同じ轍を踏まないことで致死率を下げることが挑戦者の一歩目です。
さて。
そんな中、僕らは今、ブロードウェイに挑戦しております。
春に共同プロデューサーとして参画した舞台『OTHELLO』(主演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール)はブロードウェイ週間興行成績で3週連続1位を獲得するなど興行的にも記録的な成功を収めることができました。
今はミュージカル『CHIMNEY TOWN』の制作が着々と進んでおりまして、投資家も続々と集まってきていて、「順調にいけば再来年にショーをオープンできるかも」というところまで漕ぎ着けました。
ここだけ切り取るとブロードウェイの挑戦は上手くいっているように見えるかもしれませんが、歯車が回り出したのはつい最近の話で、ブロードウェイ戦の最初の2年はウンともスンともでした。
今、思うと「上手くいかないチームの条件」が整ってしまっていたことが分かるのですが、当時は「上手くいかないチーム」のリサーチがキチンとできておらず、結果的に同じ轍を踏んでしまっていました。
あまり知られていませんが、ブロードウェイに仕掛けている(仕掛けていたけど、最近は音沙汰がない)日本チームは僕たちだけじゃありません。
大手プロダクションも仕掛けているし、僕らのような独立系ベンチャーも手弁当で仕掛けていたりします。
が、実際のところは成果が出ておりません。
コンテンツ自体はどれも素晴らしいのですが、やはり、上手くいかないポイントとして、「リーダーが鉄砲玉になっていない」ということが共通してあります。
いわゆる「リーダーの身体は日本にあって、宣伝担当のスタッフが派遣されている」というやつです。
リーダーが最前線で戦う為の体制を再設計する
僕らも最初、このやり方をしていました。
ブロードウェイ用の子会社を現地に作って、ブロードウェイ担当のスタッフにブロードウェイ戦を任せ、僕の身体は日本に置いておりました。
理由は僕は日本の仕事がたてこんでいたし、僕が日本で忙しく働いておけば、ニューヨークへ予算を「補給」し続けられると考えていたからです。
ですが、これが全然うまくいかなかった。
何百万円かけても、何千万円かけても、駒が前に進まず、内々で褒め合い称え合うばかり。
日本の小劇場に時々見られる最もダメな「内輪ノリ」を固めて煮込んだような時間が延々と続きました。
風向きが大きく変わったキッカケは、ずっとブロードウェイ戦を担当してくれていたスタッフが白旗をあげて、ドロップアウトしたこと。
その時すでに巻き込んでしまっている人達がいたので、担当者不在の責任をとらないわけにはいかなくなり、結局、日本の仕事を減らして、僕は一人でニューヨークに飛びました。
真冬のニューヨークで2ヶ月ほど毎日必死になって走り回って、そこで出会った人達(口説いた人達)が僕をブロードウェイ村に入れてくれて、どうにかこうにか今があります。
現地のプロデューサーを口説く時も、現地のクリエイター陣を口説く時も、現地の投資家や劇場オーナーを口説く時も、結局求められるのは「このプロジェクトの心臓は誰なんだ?」という部分で、その心臓が遥か遠く海の向こうの田舎の島国にあったら、何も始まらない。
「西野が日本で稼いだお金を軍資金にして、担当スタッフがブロードウェイで戦う」ではなくて、まずはこのプロジェクトの心臓である西野自身が鉄砲玉になって、ブロードウェイで第一声を上げないと誰も集まってこないし、何も始まらない。
「リーダーの身体が現地にない」ということが「上手くいかないプロジェクトの条件」なので、これを避ける為には、今度は逆に「日本を守ってくれる担当者」が必要で、CHIMNEY TOWNはこの度、グローバル企業の部長職を務められていた方(僕よりも先輩)をCOOとしてお迎えしました。
日本からの遠隔操作で攻め落とせるほどブロードウェイの壁は薄くなくて、戦国時代の漫画や、進撃の巨人みたいに、リーダーが一番前を走って「続け〜」とやらないとどうにもならないことも、そして、リーダーが最前線で戦う為の体制を再設計する必要があることもよくよく分かりました。
今、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では海外戦の超具体的な進め方について言及しているので、「海外進出」に興味がある方は是非是非参加してみてください。
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CHIMNEY TOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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