思てたイメージと全然違った話

2024年10月11日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6125814

【島国あるある】思てたイメージと全然違った話 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/6125814

 
 

ヒットしたら一番大きいのが「ミュージカル」

 
今日は「生まれ育った場所によって、見るもの触るもののイメージって違ってくるよね」というような話を、これからエンタメを作っていく人達に向けてお話ししたいと思います。
 
よく「なんで西野さんはミュージカルを選んだんですか?」と質問されるのですが、答えは、「巻き込み(巻き込まれ?)事故」で、当時は僕とは別にミュージカルの担当者がCHIMNEY TOWNの中にいたのですが、その担当者が「無理っす!」と白旗を挙げて、企画もスタッフも中ブラリンになっちゃったので、僕が応急措置のごとく巻き取ったことが始まりで、そこから綱渡り&手探りでアレやコレやとやっているうちに、ミュージカルの可能性を知り、今はすっかりハマっている…といった感じです。
 
僕とミュージカルの「馴れ初め」を説明すると、まぁ、そんな感じなのですが、おそらく質問者の方の中には薄っすらとですが、ミュージカルに「マイナー感」を抱いていると思うんです。
 
というのは、これまで生きてきて、自分の身の周辺にあまり「ミュージカル」というものがなかったから、とても「テレビの次のステージ」とは思えない…というのがありそうです。
 
「テレビを辞めてまで、やる?」みたいな。
 
それもあって、「なんで西野さんはミュージカルを選んだんですか?」という質問に繋がっている。
 
僕の勝手な憶測で申し訳ありませんが、たぶん、その疑問をお持ちの方は一定数いらっしゃると思います。
 
一方で、この疑問には共感もしておりまして、僕自身、ミュージカルというエンターテイメントに触れる機会が本当に無かったので(兵庫県川西市の人間は未だに「ミュージカル」を知りませんし、「ミュ」といった難易度の高いカタカナは発音できません)、「ミュージカルは、意識の高いお金持ちよりの人達の集いで、僕のような庶民には関係のないエンタメだ」と思っていました。
 
少なくとも「大衆向けのエンタメではない」と。
 
ところが蓋を開けてみたら、これが全然違いました。
 
地球上にある全てのライブエンターテイメントの中で、ヒットしたら一番大きいのが「ミュージカル」だったんです。
 
以前もお話しさせていただきましたが、ミュージカルがヒットした時のインパクトは映画の比じゃなくて…数字面をご紹介させていただくと、たとえば日本の劇団四季の『ライオンキング』のこれまでの累計観客動員数は1400万人ほど。
 
売上の方に目をやると、ブロードウェイの『ライオンキング』は、週間の売上が【2.5億〜3億円】です。
 
日本やロンドンやその他の地域の劇場の売上はカウントせずに、ブロードウェイにある一つの劇場だけで1週間に3億円です。
 
これが20年とか30年続くんです。
 
ちなみに、2014年(10年前)の段階で『ライオンキング』は世界各国の上演を含めると62億ドルを超えていて、映画・劇場全てのエンターテイメントでナンバーワンになったことが発表されています。
 
一説には今は100億ドルを超えているという話で、日本円にすると「1兆5000億円」です。
 
もう、よう分からんことになっています(笑)。
 
 

自分がマイナーだと思っていたものが世界ではメジャーだったり・・・

 
今、「なんでミュージカルをやっているんですか?」と聞かれたら、僕は「ミュージカル以上に大きなエンタメは無いから」と答えるのですが、ここって、日本で生活していると、あまりピンと来ないですよね。
 
「野球は海外ではマイナースポーツ」みたいな話を聞いたことがあると思うんですけども、それと似た類いの「ズレ」が発生している感じがします。
 
ただ、やっぱりアメリカに行くとミュージカルの影響力というのは絶大で、もし今、「エンタメの現場で働きたい」「エンタメを仕事にしたい」と思っている人がいたら、「ミュージカル」は候補の一つに入れておいた方がイイと思います。
 
生々しい話ですが、「どのエンタメに惚れるか?」「どのエンタメを選ぶか?」で活動の天井が決まってしまうので。
 
自分がマイナーだと思っていたものが世界ではメジャーだったり、その逆もあったりするわけですが、ここの「ズレ」は補正しておいた方がイイというか、一旦、調べるクセはつけておいた方がイイと思います。
 
僕は、今、全力で向き合っているミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本版とニューヨーク版を作り終えても、また、別のミュージカル制作を始めると思います。
 
巻き込み事故で始まったミュージカル作りですが、すっかり、その魅力と可能性に魅せられたので、またやります。
 
 

====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================
 
★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
  
 
▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
 
\メールアドレスのみで利用できるようになりました/
https://salon.jp/nishino

Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所

https://salon.jp/nishino

※サロンメンバーさん同士交流される場合は今まで通りFacebookアカウントが必要です
 
 
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko

シェアする