社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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『ウォルトディズニー・ファミリー博物館』が最高だった!! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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動物達に、あそこまで演技をさせて、あそこまで豊かな表情をつけたのは「ディズニー」
コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』のワールドプレミア(世界初上映)が4月27日の『サンフランシスコ国際映画祭』でありまして(※グランプリの結果は間もなく!)、せっかくサンフランシスコまで来ているので、それっぽい場所に行こうと思いまして、昨日は『ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館』に行ってまいりました。
今日はその感想です。
『ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館』には「メイン館」と「犬猫館」がありまして、チケットカウンターのお姉さんから「犬猫館もオススメですよ」と言われたので、「犬猫館って何よ?」と思いながら、まずは「犬猫館」に行ってみたんですけども、いきなり面白かったです。
ウォルトは大の犬好きで知られていて、御存知のとおり、それがそのままディズニー作品に反映されているわけですが、ディズニーキャラクターの犬や猫達が展示されている「犬猫館」をまわってみて、もう本当に「そういえば、そうだった」と思ったんですけども……犬や猫、その他の動物達に、あそこまで演技をさせて、あそこまで豊かな表情をつけたのは「ディズニー」なんですね。
現代を生きる僕たちは今、当たり前のように、犬や猫やその他の動物のキャラクターを描いていますが、動物を「キャラクター」にするには、あるいは、動物に表情をつけるには、「開発」の過程があるんです。
犬をそのまま描いても、それはキャラクターにならないわけで、「じゃあ、目を人間っぽくしてみよう」という感じで、人間の目を描いてみたら、なんか気持ち悪い。
犬をキャラクターにするには、デフォルメや誇張や足し算引き算を繰り返して、『犬のキャラクターの目』を開発しなきゃいけないんです。
僕らが犬のキャラクターを描く時は、だいたいは、彼らが開発した犬のキャラクターがベースになっていたりします。
『ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館』の犬猫館では、その開発の様子が写真で残されているんですけど、これが面白くて、スタジオの真ん中にシカの餌をたくさん置いて、スタジオにシカを放して、シカの餌を食べているシカを30人ぐらいのアニメーター達で360度ぐるりと囲んで、ひたすら描くんです。
3Dスキャンを手作業でやるイメージです。
そこで「鹿って、こういうクセがあるよねぇー」みたいな情報を共有して、その上で、「鹿に演技をさせる為には…」という話になるわけです。
この展示はメチャクチャ面白かったですね。
「耳の角度と感情」みたいなメモがあって、「興味を示している時の耳は、これぐらいの角度で立てるといいよ」みたいなルールが事細かに決められているんです。
今となっては、「喜んでいる犬を描く時は、尻尾をブンブン振る」みたいなのが当たり前になっていますが、彼らは、こういうルールが何も無かった頃に、1つずつ1つずつルールを決めていったわけですね。
「メイン館」ここはもう全てのクリエイターさんが一度は行った方がいい
チケットカウンターのお姉さんの言い方だと「犬猫館はオプションですけども、オモロイですよ」という感じだったので、いやが上にも「メイン館」への期待が高まるわけですが、「メイン館」はその期待を大きく超えてきました。
ここはもう全てのクリエイターさんが一度は行った方がいいと思います。
「メイン館」で展示されているものは何かというと、ズバリ、「ウォルト・ディズニーの人生」です。
幼少期から、肺癌を患って亡くなるまでの激動の65年が展示されているわけですが、もうね…「お疲れ様でした。本当にありがとうございます!」しか言葉が出てこない!
ウォルトの才能は説明するまでもありませんが、恐るべきは「仕事量」です。
僕、自分よりも働いている人に出会ったことがないので、他人の仕事量に対して腰を抜かすことは無いのですが、ウォルト・ディズニー先生はヤバイ。
しかも、その時代にその時代の最新テクノロジーとも真正面から向き合っていて、それをモノにするために更に忙しくなっている。
モーレツにおこがましい話ですが、ここは勝手に共感してしまいました。
あと、あまり知られていないですが、ウォルトはやることが派手なのもあるし、不景気どころかゴリゴリに戦争を挟んでいるのもあって、とにかく「お金」に困る時代が何回もやってきているんですね。
なかなかヒットに恵まれず、「次の作品が当たらなかったら、終わり」みたいなピンチを何度も何度も迎えていて、その都度、どうにかこうにか切り抜けている。
そんな人生を見せつけられると、自分が今抱えている問題なんか些細なもんで、「もっと頑張ろう!」と思えました。
まず自分の中にある「羨ましい」という気持ちを…
自分より前を走っている人を見るのって、時に痛みに変わるじゃないですか?
自分が惨めに感じることもあるし、中には、それが妬みや嫉妬に変わって、アンチ活動に堕ちてしまう人だっている。
ですが、目を背けたところで事態が好転することはありえない。
今回『ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館』を観て、帰り道に考えたのは、まず自分の中にある「羨ましい」という気持ちを認めること。
「ディズニーランドとか作れちゃうの、いいなー」という、その気持ちには絶対に蓋をしない。
そして、「その気持ち(ともすれば嫉妬)を自分の成長に充てる」と決めること。
これは自分の中でルール化しないといけない。
人間の意思はそこまで強くないし、そこまで人として出来上がっている人間なんていないので、自分の感情に従っていると、たぶんダークサイドに堕ちちゃう。
「自分は弱い」という前提で、ルールで自分を支配した方が良いよなぁと思いました。
とにもかくにも、作り手にとって『ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館』は超絶パワースポットでした。
サンフランシスコに行くことがあれば、是非、立ち寄ってみてください。
『ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館』のアプリをダウンロードすれば、日本語の音声ガイドも付いていて、これもメチャクチャ丁寧に教えてくださるのでオススメです!
そんなこんなで僕は今からピクサーのスタッフさんがスタジオを案内してくださるということで、お言葉に甘えて、ピクサースタジオに行ってきます。
やたら、ディズニー漬けの毎日です。
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