社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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https://voicy.jp/channel/941/631626
NHK「あさイチ」の出演を終えて、抱いた疑問 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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『あさイチ』の放送を受けて「印象が変わりました」という声がメチャクチャ多かった
先日、NHKの『あさイチ』という番組に出させていただいて、本当にありがたいことに、30〜40分ほど僕の活動を掘り下げてくださったんです。
NHKプラスで「見逃し配信」があるので、まだご覧になられていない方は、この機会に是非ご覧いただきたいのですが…その『あさイチ』の放送を受けて「印象が変わりました(印象が良くなった)」という声がメチャクチャ多かったんです。
日頃、Voicyを聴かれている方からすると、ものの見事に何も変わっていない西野亮廣がそこにいた、いつも話しているようなことを話しただけなのですが、世間的には「こんな人だったの?」という反応でした。
逆に、「これまで、どれだけ印象が悪かったんだよ。…ていうか、そもそも、なんで、印象が悪いんだよ」という話なのですが、これに関しては持ち前の「口の悪さ」と「鼻につくオーラ」と「無駄にイケメン」という、このスリートップに加えて、「ガヤ」と「編集」が手伝ったように思います。
「ガヤ」と「編集」というのは、主に「生放送」じゃなくて、収録する番組のことなんですけども、ゴッドタンのような「西野亮廣の肛門を掘り下げる番組」と違って、「西野亮廣の活動を掘り下げる番組」が昔もあったんです。
これ、ちょっと微妙なところなんですけども…『ゴッドタン』とか『アメトーク』とかって、西野亮廣の活動は否定せずに、「西野亮廣の人間としてのダサさ」みたいなところを東野幸治を中心に炙り出してくるわけですが、そうではなくて、バラエティーの名の下に、「西野亮廣の活動を否定して笑いする」みたいなノリがあったんです。
「クラウドファンディングって、つまり『詐欺』ってことですよね?」みたいな。
これも、難しいところで、今となっては皆、分かった上で、本当に「お笑い」にしてくださるのですが、当時は、「お客さんから直接お金をもらうなんて、おかしいやんけ!」みたいなガヤが普通に入ってたんです。
その都度、「いや、ちょっと待ってください。皆さんがライブをする時だって、やりたいことがあって、そのお金を集める為にチケットを売って、お客さんから直接お金を貰ってるじゃないですか?」と返していたのですが、(今じゃ信じられないですが)これが本当に伝わらなくて、「西野vs西野以外」と構図でしたので、数で負けていたし、オンエアを見ると、「悪いことをしている西野を皆で正す」みたいな編集になっていて…そういう番組が放送される度に、僕のもとに批判の声がメチャクチャ届いていたんです。
今回の『あさイチ』では事前の打ち合わせでスタッフさんの方から、「そういう方向には持っていきたくなくて、西野さんの活動を素材そのままお届けしたいんです」という、ありがたいお言葉をいただいて、本当にその言葉通り、誤解まじりのガヤも編集も挟まることなく、そのままお届けしてくださって、「印象が変わりました」というところに着地しました。
今日の話はここからなんですけども…「また戻っちゃってません?」という話
今日の話はここからなんですけども、『あさイチ』の放送終了後の帰り道で、「ここまで長かったなぁ」と思ったと同時に、1つの疑問が湧いたんです。
それは何かというと…
今から10年以上前に、僕が個人でECサイトを持ったり、それこそ、クラウドファンディングで活動資金を集めたりした時は、僕以前に、そんな活動をしていたタレントさんがいなくて、「ダイレクト課金」という文化も、まだまだ根付いてなかったので、その是非が問われるのも分かるし、誤解され、批判されることも分かるんです。
「知らない」と「嫌い」は近い距離にありますから、「知らないことをしている奴は嫌い」という数式が成り立つのも理解できます。
自分で言っちゃ世話ないですが、西野亮廣がダイレクト課金の(タレントとしての)パイオニアであったことは間違いなくて、その分、説明責任も誤解も引き受けなきゃいけなくて、だから「活動を続けていくには、お金が必要なんだよ」という説明を何度も何度も何度も続けてきたんです。
そして、時間はかかりましたが、その扉は開いて、今となっては、タレント個人がECサイトを持つことも、クラウドファンディングをやることも、べつに「異端」では無くなりました。
…にも関わらず、僕より年下の子達で「お金って大切だよ」と発信しているタレントさん、あまりにも少なすぎないですか?
僕、仕事柄、20代の子達ともよくご一緒させていただくのですが、「クラファンはちょっと…」とか「YouTubeをやるのはいいんだけど、メンバーシップはちょっと…」みたいな20代が結構いるんです。
実際、その世代の子たちがクラウドファンディングをしたら、同世代から批判される…みたいなことが起きている。
「また戻っちゃってません?」という話です。
それこそファイナンシャルプランナーさんとかは、「ちゃんとお金の勉強をしましょうね」という発信をしてくださっていますが、仮に僕がそういう発信をやめた時に、次の世代で、そういう発信をするタレントさんって、誰になるんですかね?
いるにはいると思うのですが、皆が「この人!」と思う人が、パッと出てこなくないですか?
クラウドファンディングやアレやコレの「手段」はヌルヌルと引き継がれている感じはするのですが、正面きって「お金って大切だよ」と説明する人がいないので、あまり大きな動きになっていない。
これは、やっぱり「説明する人」の取り分が少なすぎるんだと思います。
日本で「お金の話」をすると、銭ゲバ扱いされちゃうので、タレントイメージが最優先の有名人はそこを避けちゃう。
「次の世代の『説明する人』がいない」というのは、なかなかシビアな問題っぽいです。
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