勉強代が要らないのに、わざわざ勉強代を払う人達

2023年09月01日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/602925

勉強代を払う必要がないのに、わざわざ勉強代を払う人 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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「資金繰り」の一つとしてのクラウドファンディング

 
これまでも何度もお話ししているので、このチャンネルのリスナーさんなら、もうご存知だとは思いますが、10月28日(土)に幕張メッセで『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』という大盆踊り大会があるんです。
 
出演者は発表していないし、当日まで発表するつもりもないのですが、ありがたいことに一般チケット8500枚は完売しておりまして、今現在、チームとして向き合っている問題はコンテンツ(中身)作りや、運営面の整理や、そして、予算作りです。
 
予算作りに関しては隠すつもりは1ミリも無くて、チケットが完売した状態で約4000万円の赤字で(想定内)、「それをどう回収するか?」というゲームに入っています。
 
この回収劇の打ち手の数々はオンラインサロンの方で逐一共有させていただいているので、予算作りの勉強をしたい方は是非そちらをチェックしてみてください。
 
焦りや悲壮感は微塵もなく、「これはどうだ?」「ダメか!ならば、コッチはどうだ?」と、ナゾナゾや知恵の輪を解くような感じでゲーム感覚でやっています。
 
そして、着実に前に進んでいます。
 
そんな「資金繰り」の一つとして、今回の『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』は、かなり丁寧にクラウドファンディングを打っています。
 
ここまでの数字を共有させていただくと…
 
『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』関連のクラウドファンディングは、これまでに、4つのプロジェクトが立ち上がっておりまして、この4つのプロジェクトの支援総額が昨日の時点で「4747万8500円」となっております。
 
当然、リターン(返礼品)の原価もあれば、サイト手数料もありますので、このお金を全てイベントの制作費に充てられるわけじゃありませんが、とはいえ、イベントを作る際のメインの収益源である「チケット売り上げ」とは別に、これだけのお金が「追加予算」として入るわけですから、まったくバカにできません。
 
当時、「クラウドファンディングは詐欺だー」とか言っていた人達は、自分達(あるいは自分の仲間達)から、この可能性を全て潰したわけですから、猛省した方がいいと思います。
 
「自分の知らないことを反射的に否定する」というのは動物とか昆虫のやることなので、自分や子供達の未来を守りたいならば、今後もやめておいた方がイイと思います。
 
 

「読み」を外した時の救済措置

 
さて。
 
今回のクラウドファンディングは「支援」と呼べるものもあれば、「事前販売」というものもありました。
 
「事前販売」を、もう少し細かくいうと「オリジナルグッズの受注生産」ですね。
 
「受注生産」なので、当然、注文が入らなかったら作らないわけで、「グッズを作ったけど、売れ残りました」という“イベントあるある”を、この段階で全て潰すことができます。
 
で、なんで、僕が今更こんな話をしているかというと…今回の4つのクラウドファンディングのリターンで出した(受注生産の)オリジナルグッズは、“こちらが想定していた注文数に届かなかったグッズ”もあったんです。
 
つまり、僕もチョコチョコと「読み」を外しているんです。
 
かれこれ20年以上やっていて、(自分で言うのも気持ちが悪いけど)この分野ではたぶんトップランナーだとは思うのですが、まだ「読み」を外すんです。
 
「あれ、思ってたより伸びないな」と。
 
ただ、先ほども申し上げた通り、これらはクラウドファンディングを利用した「受注生産」ですから、読みが外れたところでノーダメージです。
 
なので、「勉強代を支払わずに勉強できた」といったところで、クラウドファンディングという文化の素晴らしさを再確認しているところです。
 
この「勉強代を支払わずに勉強できた」というところをもう少し掘り下げたいのですが、多くのイベント主催者さんは、ことグッズ販売に関しては、勉強代を払いまくって、勉強しているわけじゃないですか?
 
グッズを作ったことによって、むしろ赤字を作ってしまうこともあるし…あとは、会場のグッズ売り場に並べるグッズというのはある程度、商品を絞らなきゃいけないですよね?
 
さすがに100点(100パターンのグッズ)は置けないわけで。
 
なので、点数を絞ってグッズ売り場に並べるわけですが、そこで予選落ちしたグッズの中に、もしかすると大ヒット商品が紛れ込んでいるかもしれないじゃないですか?
 
だけど、「グッズは当日の会場で売る」と決めた瞬間に、その可能性が全て消えてしまう。
 
「売れるだろう」と思っていたグッズが売れないことがあるように、「売れないだろう」と思っていたグッズが売れることもある。
 
僕らは、これら全てを読み切ることはできないんですね。
 
そんな僕らの救済措置としてクラウドファンディングがあるわけで、皆さん、もっとカジュアルにクラウドファンディングを活用してみてはいかがでしょうか?
 
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
  
 
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