オンライン勉強会をやったけど、失敗しちゃった

2021年06月30日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/172526

オンライン勉強会をやってみて、上手くいかなかったこと。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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オンラインサロン勉強会をやろうと思った理由

 
今日は、昨夜、サロンメンバー限定でおこなった「オンライン勉強会」について、お話ししたいと思います。
 
 


 
御存知の方も多いかと思いますが、僕は『西野亮廣エンタメ研究所』という月額980円のオンラインサロンをやっています。
 
巷のオンラインサロンでは「書を捨てよ。街へ出よう」「行動あるのみ」みたいなノリが散見されますが、ぶっちゃけ、会社で働かれている方も、家事をされる方も、学生さんも目の前のことで忙しいので、そんなに、やたらめったら行動することはできないと僕は思っています。
 
 
なので、僕のオンラインサロンでは、そういった忙しい方に向けて、「読み物」として成立するように、毎日2000~3000文字の記事を投稿しています。
僕が日々の挑戦で見つけたことなどを、クリエイターさんや、経営者さん、個人事情主さんや、子育て中のママさんに向けて発信している……いわば「メルマガ」です。
 
ただ、Voicyで喋っているような内容と違って、ゴッリゴリのビジネスの話で、まだ、世の中に浸透していない概念がポコポコ出てくるので、「ちょっと難しい」という人もいると思うんですね。
 
 
だけど「分かろうとする人」を切り捨てるようなことはしたくない。
 
なので、サロンに投稿した記事を、口頭で、より分かりやすく、より丁寧に解説しようと思って、昨夜、オンラインサロン内で、サロンメンバー限定の「オンライン勉強会」を開催してみました。
 
※オンラインサロンは、Facebook、Instagram、noteに、それぞれ記事を投稿しているのですが、「オンライン勉強会」は配信の都合上、Facebookのサロンメンバーさんに向けたものです。
 
 
そんなこんなで今日は、オンラインサロン勉強会をやってみて、「上手くいかなかったこと」と「すっごく良かったこと」をそれぞれ御報告したいと思います。
 
 
 

上手くいかなかったこと:画質の問題

 

 
結論から言うと「画質を上げすぎたせいで、回線が重くなった」というところです。


YouTubeのLIVE配信の時も、ときどきあるのですが、良いカメラを使っちゃうと、回線が重くなるのか、映像がカクカクしたり、音声が途切れたりするんです。
 
厄介なのは、毎回、そうなるわけじゃなくて、“ごく稀に”そうなるんです。
毎回そうなるのであれば、「やり方を変えろよ」という話になるのですが、ほとんどそうなることがないので、難しいところなんですね。
 
昨日は映像がカクカクして、音声が途切れ途切れになっちゃったので、途中から、綺麗なカメラを捨てて、パソコンに内臓されているクソ画質のカメラに乗り換えました。
 
そこからは何の問題もなく進めることができたのですが、「最初からコッチで良かった」と思いました。
 
というのも、サロンメンバーさんは、べつに僕のお肌のキメ細やかさを見たいわけじゃなくて、話の内容を聞きたいわけだから、少々画質が粗くても問題ないんですね。
そんなこと考えりゃ分かるのに、ナルシストが炸裂して、一眼レフのカメラでお届けしちゃいました。
 
次からは、最初からパソコン内臓のオモチャカメラでお届けします。
以上が、「上手くいかなかったこと」です。


 
 

すっごく良かったこと:本題から入れる


 
これは「サロンメンバー限定の勉強会であった」ということに尽きます。
 
 
僕は講演会などをさせていただく機会が少なくないのですが、そこには、いろんな人が集まります。
当然、「プロセスエコノミー」や「NFT」を知らない人も混じっているわけで、「プロセスエコノミーとは何ぞや」という話や、「NFTは詐欺じゃないよ」という説明からしなきゃいけないんですね。
 
それはそれで、そういう場所ですから、「そういうもんだ」と思って(割り切って)いるので問題はないのですが、
 
ただ、一時間半の講演会のうちの前半30分は「用語」や「概念」の説明に割かれてしまうんです。
 
それって、すでに「NFT」のことを知っている人からすると退屈な時間じゃないですか?
 
その人達に対して、「申し訳ないなぁ」と思いながらも、一応、「復習」という建て付けで喋っているのですが……サロン内限定の勉強会だと、その時間をゴッソリ省くことができる。
 
いきなり本題から入れるんです。
 
記事を読んでいることが前提なので、昨日の勉強会も「皆さんコンバンワ。今日はまず、今朝の記事で書いた『経済合理性限界曲線の外側にある問題』にどう手をつけるか? その具体的な打ち手について、僕の見解を述べさせていただきます……」というところから始まったんです。
 
そんな講演会、絶対にダメじゃないですか(笑)
 
「キングコング西野がウチの地元で講演会するらしいわ。なんか最近、映画とかも作って、海外でも活動してはるらしいし、インターネットにも詳しいらしいから、勉強になるかも」
 
みたいな感じで講演会に来てくれた僕の母ちゃんみたいな人に、開口一番、
 
「私達は、経済合理性限界曲線の外側の問題にどう手をつければいいのでしょうか?」
 
と言ったら、「待て待て待てっ!」となりますよね(笑)
 
「『経済合理性限界曲線の外側の問題』の前に、『経済合理性限界曲線』って、何なんだ!?」という話じゃないですか?
 
 
「漢字を9文字もべるな。漢字を並べるなら4文字までにしろ!」って思いません?
 
 
僕らの中で、5文字以上の漢字は「中国語」じゃないですか。
僕らの中で、一つの文の中に、横文字が2つ以上入っていたら、アメリカ人じゃないですか。
それだけで頭が「ワー!」っとなっちゃって、話が入ってこない。
 
 
だから、一般向けの講演会ではそんなことができないのですが、サロン限定のオンライン勉強会だと、それができる。
おそらくサロンメンバーさんも、いきなり本題から入ってくれた方が嬉しいだろうし、僕自身、ブレーキを踏まずに話せるので、メチャクチャ気持ちが良いんです。

 
 

話が通じる人がいる、という幸せ


 
いつも文章でお届けしていますが、伝えている内容は同じでも、「書く」と「話す」とでは全然違いましたね。
やっぱり、「話が通じる人がいる」というのはメチャクチャ幸せ。
 
 
  
以前、「WinWinWiiin」というYouTubeの番組に出させていただいた時に、僕がギャグで作った『レターポット』という電報のSNSみたいなサービスの話になったんですね。
 
レターポット』は、サービスというよりも、アート作品に近いのですが……今、世の中は誹謗中傷で溢れているじゃないですか?
そこで「そもそも、どうして人間は汚い言葉を吐いてしまうんだろう?」という疑問と向き合ってみたんです。
 
 
 
その時の僕の結論は、「個人の意志で言葉を無尽蔵に生み出せてしまうから、言葉の価値が下がって、言葉がインフレを起こしている。人間が使える文字数に制限を与えてしまえば、その時、人間は、その残された文字を愚痴や悪口なんかに使わず、愛している人に使うんじゃないかしら?」という……要するに、「環境が人間を醜くしているだけで、人間は元来、美しい生き物である」という人間讃歌です。
 
詳しくは僕が書いた『新世界』という本を読んでください。
 
 
 
理屈は通っているハズなんですけど、この話をすると、大体変人扱いされるんです。
テレビで話そうものなら「詐欺ですか?」みたいなイジられ方で終わっちゃう。
 
ただ、「WinWinWiiin」にはオリラジの中田君がいて、きっと中田君あたりだと、ジンバブエのハイパーインフレか何かに置き換えて、話を咀嚼してくれたと思うんですけど……話が通じるんです。
僕はもうそれがメチャクチャ嬉しくて、収録中、すっとニヤニヤしていたのですが、昨日のサロン限定の勉強会でも、その感じがありました。
 
当然、そことばかり向き合っておると、空中戦しかしない評論家みたいになっちゃうので、ちゃんと、素手で地上戦に参加しますが、ただ、サロンに投稿した記事の整理や、自分のメンタルケアも兼ねて、1ヶ月や2ヶ月に一度ぐらいは、オンラインサロン限定の勉強会をやろうと思いました。
 
また、次回やるときは告知しますね。
ちなみに、昨日の勉強会の動画は1週間ぐらい残しておくので、まだ観ていない方は是非、ご覧ください。


 
 
「昨日の勉強会は失敗もあったけど、すっごく楽しかったよ」というお話でございました。




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