【西野亮廣】コロナ禍中に「オンライン配信」が伸びたからといって、まだそのままの感覚でいたら失敗する!―『夢と金』20万部突破の説得力

2023年08月06日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2023年8月4日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

会社設立から「6年」走り続けて、経験した「現場のリアル」

 
大学で「経営」を学んだ人や、あるいは元・経営コンサルタントやマーケター、あるいは経済学者といった「経営、ビジネス、経済のことは頭に入ってますよ〜」といった人達。
そういった「経営の合格印」を押されたような人達が会社を経営したら上手くいきそうなもんですが、実際のところは、「会社経営をやってみたけど、思っていた感じにできない」というのがほとんどだったりします。
 
ウチの会社の設立は吉本興業在籍中の2017年で、気がつけば「6年」も走り続けてきて、どうにかこうにか(皆様の応援のおかげで)今も生き残っていますが…会社経営って、学校で教えてもらえる分も大きいと思うのですが、実際のところは「◯◯さんが、『俺、聞いてないぞ!』と怒って、今回のプロジェクトを降りられるかもしれないから、謝りにいこう」とか、「スタッフがヘソを曲げちゃった。さて、どうすんべ?」とか、そういった「人間の感情」に振り回されることってザラにあって、ここの対応をしくじると、会社が傾くわけですが、何が起きるかは誰にも分からないので、学校で「予習」ができないんです。
 
「田舎で事業を立ち上げる時は、ご近所の挨拶に行く順番がメッチャ大事」とかあって、これが現場のリアルなんです(笑)。
 
僕は「評論家」ではなく「実践家」なので、voicyで話す時も、サロン記事を書く時も、ビジネス書を書く時も、ちゃんと「実際はこうですよ」という現場の声を届けるように心がけているのですが、そんな中、今日は現場のリアルなレポートです。
 
 

「イレギュラーをイレギュラーとして捉える力」が大切

 
これはもうサービス提供者全員が、いろんな形で味わったと思うのですが、やっぱり「コロナ」のインパクトというのは本当に大きかった。
 
僕の場合で言うと、コロナ真っ只中の時に『映画 えんとつ町のプペル』の公開だったので、これはもう本当に大変でした。
「不要不急の外出はするな」みたいな感じで、外出した人間は非国民みたいに扱われていた時代だったので、映画館に人を呼ぶことが大変で大変で、そして、人を呼んだら呼んだでバッシングに遭う…みたいなことがあって、自分の人生の中でもトップ3に入るほどの「苦労」を味わいました。
 
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

【西野亮廣】コロナ禍中に「オンライン配信」が伸びたからといって、まだそのままの感覚でいたら失敗する!―『夢と金』20万部突破の説得力

https://goetheweb.jp/person/article/20230804-nishino-105

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