僕らは「成長する環境」を作ることでしか成長できない

2023年07月29日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/578898

僕らは「成長する環境」でしか成長できない | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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お客さんにご協力いただいて、舞台『テイラーバートン』を撮影

 
昨日は舞台『テイラーバートン』の撮影がありました。
 
撮影の為だけに劇場を丸々一日抑えて、撮影の為だけにお客さんを入れて(長時間の撮影にご協力いただいて)、12台のカメラで撮影させていただきました。
 
まずは一旦「通し」で撮影。
 
その後に、編集で差し込む用のカットを別撮り。
 
その時、カメラのセッティングを変える時間が生まれるわけですが、その時間、お客さんを放ったらかしにはできないので、皆、ステージに残って、トークで繋いだりするわけですが、そこは芸人のお家芸です。
 
エピソードトークをブチ込んだり、即興でコントをしたり…僕もそうですけど、先輩方の胸の中にも「撮影に協力してくださって本当にありがとうございます!」という気持ちがあったのでしょう。
 
「なんとしてでも、楽しかった思い出にしてやるぞ!」という気概が見えて、すごく気持ちの良い時間でした。
 
 

二回公演で予算を回収できる「演劇の新しい雛形を作る」という挑戦

 
さて。
 
そんな舞台『テイラーバートン』ですが、一昨日は「公開の最終リハーサル」と「関係者向けの公演」があって、昨日は「客入れ撮影」があったので…つまり、客前で既に3回やっちゃっているので、キャスト的にも、スタッフ的にも、もう公演の幕が上がっている感覚なのですが、実は今日が「初日」なんですね。
 
今日からが本番なんです。
 
そして舞台『テイラーバートン』は、今日からが本番で、明日千秋楽です。
 
今日は二回公演、明日は一回公演…の計3回しかありません。
 
昨日、撮影公演終了後に梶原君が劇場に遊びに来てくれて、客席に入って、美術セットやら照明やらを見た時の第一声は「ここまで作り込んだら、もっとたくさんのお客さんに見せたくない?」だったのですが、本当におっしゃる通りで、そのことは『テイラーバートン』のキャスト&スタッフ全員が思っていることではあるのですが、今回に関しては、「たった2日の公演だけで、予算を回収できる演劇の雛形を作る」という挑戦が一つありました。
 
舞台『テイラーバートン』はスッタモンダがありまして、僕が途中から(1ヶ月前から)プロデューサーとしても稼働することとなったのですが、実際、『テイラーバートン』(二日で回収しなきゃいけない舞台作品)のプロデューサーとして稼働してみると、「目を瞑っている時間が1秒も無い」といった感じで、とにもかくにも走り続けないといけませんでした。
 
生々しい話をすると、1ヶ月前の時点で予算が「1700万円」ぐらいマイナスだったんです。チケット等は既に完売した状態で、そのぐらいのマイナスがありました。
 
もちろん、これはなんとかしなきゃいけないお金で、だけど、公演は二日しかない。
 
そして、繰り返しますが「もう既にチケットは売れている」という状況で、「いや、あと、何を売ればいいのよ?」という崖っぷちに立たされていたわけです。
 
 

制限があったから、予算回収のアイデアが生まれた

 
結論から先に言っちゃうと、1ヶ月前の段階でクラウドファンディングを立ち上げて、オンラインショップも同時に走らせて、この1ヶ月で「1700万円」は無事に回収して、舞台『テイラーバートン』の収支は今、プラスにのったわけですが…これ、自分で手を動かしたので分かるのですが、「チケット販売を控えている公演がまだある」「先々、地方公演を控えている」という保険があったら、きっと僕は、そこに期待を寄せてしまって、今回みたいに死に物狂いで向き合えなかった。
 
「二日で回収しなきゃいけない」という鬼のような制限があったからこそ、この1ヶ月で、色んな(予算回収の)アイデアが生まれました。
 
なので、表から見ると「公演回数をもっと増やしてよ」というところだと思うのですが、「演劇の新しい雛形を作る」というテーマと真正面から向き合うことを決めた人間にしてみれば、今回のような制限が必要だったのだと思います。
 
メチャクチャ生々しいことを言うと、二日間公演ということは「グッズも売れない」ということなんです。
 
グッズって、たくさん作れば(たくさん発注すれば)一つあたりの単価が安くなって、その分の利益が出るわけですが、劇場には二日間しかお客さんが来られないので、たくさん作れないんです。
 
なので今回は、まともにグッズコーナーがないんです。
 
あるのは、クラウドファンディングで(リターンとして)販売した公演台本を受け渡すコーナーぐらい。
 
演劇やライブを作られている方なら分かると思いますが、イベントって基本「チケット売り上げ」と「グッズ売り上げ」の二つで成り立っているので、「グッズ売り上げが見込めない」というのは、片方の翼をもがれた地獄的状況です。
 
そこに自分から飛び込んでいって「どんすんべ? どうすんべ?」としたのが今回で、間違いなく成長させてもらえました。
 
今の僕には「1ヶ月公演(回収期間が1ヶ月間もある状況)」とか余裕で、人を成長させるのは「制限(環境)」だなぁと改めて思いました。
 
今後も、こういう制限を自分に設け続けて、強くなっていきたいと思います。
 
そんなこんなで舞台『テイラーバートン』の幕が上がります。
行ってきます。
 
オンライン配信チケットが出ているので、よろしくお願いします。
 
【『テイラーバートン』のオンライン配信はコチラ↓】
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