詐欺師と会った感想
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https://voicy.jp/channel/941/566672
「資産になる活動」ほど再生回数が回らないから、再生回数を追うと自転車操業になる。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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再生回数を追ってしまうと「自転車操業」的な働き方になってしまう
国民総発信者時代ですから、全員にとって「再生回数」や「フォロワー数」といった言葉は他人事じゃない…というか、意識せざるをえなくなっています。
当然、僕もそういった数字は見るのですが、ただ、その数字には引っ張られないようにしています。あくまで「参考数値」として。
というのも「時事ネタを扱えば再生回数が増える」というところは皆さんも知るところだと思うのですが、それより何より、「資産になるような活動の紹介ほど、再生回数がまわらない」と思う機会が(僕の体感としては)本当に多くて、となってくると、再生回数を追ってしまうと、言ってしまえば「自転車操業」的な働き方になってしまうような気がしているからです。
厳密に言うと「再生回数が回る資産になるような活動というのが、あるにはあるけど、極めて少ない」というのが、僕が感じているところです。
時々、「音楽」が「再生回数が回って、資産になる」という奇跡を起こすぐらい。
『毎週キングコング』でいうと、2人で『えんとつ町のプペル』を歌った動画が500万以上回ぐらい再生されていて、あれなんてのは、あの曲が浸透すればするほど、その後の活動(ミュージカルやら何やら)にとってプラスになるわけですから、「再生回数もまわって、資産になっている」という感じがします、極めて稀なケースですね。
最近だと、オリラジの中田がダウンタウンの松本さんに物申した件について、2人で喋った回があって、それも100万回以上再生されているのですが、あんなのは、少し時間が経てば僕らの活動の何の後押しにもならない。
ただ、あの時は、たまたま「バンドザウルス」の格好をしていたから、「バンドザウルス」を売ることができて、そこは凄くラッキーでした。
あれは狙ったわけではなく、本当にたまたまです。
自分の影響力の使い道(貯めどころ)を「自分の肉体」にしていると…
今、インフルエンサーなのか、YouTuberなのか、TikTokerなのか、そういう「発信」をメインにされている方々が、「再生回数を追いかけて、どこかで伸びなくなって、その対応に追われて、メンタルがやられてしまう」というのが、結構いろんなところで起きていると思うのですが、あの問題って「再生回数が落ちて、ヤバイ」というのもあるけど、本質的には、「再生回数が落ちてしまうと、労働力となるものが無い(再生回数を稼いでいた時に、資産を作っていなかった)」というところだと思います。
自分の影響力の使い道(貯めどころ)を「自分の肉体」にしていたので、自分の肉体(人気)が体力的に落ちた時に、全て失う…という流れですね。
『映画 えんとつ町のプペル』の公開の時、僕の発信は『映画 えんとつ町のプペル』一色になったわけですが、あの時って、再生回数めいたものは軒並み落ちたのです。
「はいはい。また映画の宣伝でしょ」と思われるので。
だけど、そんなことよりも「映画をヒットさせること」の方が遥かに重要だったので、ガン無視で発信を続けました。
「資産になるような活動」と「再生回数」が共存できれば、それが一番最高ですが、それはやっぱり、いろんなタイミングが重ならないと、なかなか難しい。
若干、皆が「正義の鉄槌」というか「正義という快楽」に走る量が増えたような気もしています
昔から、「衰えることが決まっているものに自分の影響力を使うのは危ういよなぁ」という風に思っていたし、オンラインサロンの中でもその手の発信をよくよくしていたのですが、ここに来てさらに強くそのことを感じています。
理由はちょっと分からないですが、でも若干、皆が「正義の鉄槌」というか「正義という快楽」に走る量が増えたような気もしています。
ほら、タレントの不倫問題とかアレやコレや、ご本人のアプローチの是非はさておき、そこまで目クジラを立てて他人が参加する問題じゃないじゃないですか。
前に読んだ本(タイトル忘れた)に書いてあったのですが、人間って、極めて社会的な生き物で、集団で生きないと死んでしまうから、「集団で生きる為」に色々とプログラミングされているそうです。
その中で、「目立ち過ぎて反感を買うと、集団から抹殺される」「目立たないとパートナーを獲得できないので、子孫を残せない」という相反する2つの問題をクリアしなきゃいけなかったみたいで、そこで人間が出した答えが「目立たないように、目立つ」だったそうで、これが「自分以外の人間のネガティブな噂話の流布」だったり、「他人を落とす」という行動を取らせたんですって。
加えて、脳にとって「下方比較(自分より下の人間との比較)」は報酬で、「上方比較(自分より上の人間との比較)」は損失となるらしく、そんな話を聞くと、資産になるような活動の発信を聞かされるのって、「上方比較」に近いので、受け取る側の多くは「損失」と感じてしまうのかもしれないなぁと。
「はいはい。あなたは、そんなことができてイイですね」と。
昨日、宮迫さんのYouTubeを観たんです。
宮迫さんとヒカルさんの焼肉屋さんに爆破予告をした人がいて、その人と直接電話をしてみたところ、犯人はなんと12歳の子供で、そこで、宮迫さんもヒカルさんも「こういうことはしちゃダメだぞ」と叱って、結局、その子を許したんです。
それに対して、「こういうことを許してはいけない」とか「親に知らせるべきだ」とか…
言ってしまえば「ちゃんと罰を与えろ」という正義の鉄槌コメントが結構多くて、やっぱり、コッチの力って大きいよな、と思いました。
お二人は絶対にやらないと思いますが、仮に、宮迫さんとヒカルさんが、爆破予告をしてきた子供の親に責任を取らせるような動画をあげたら、きっと凄く再生数が回るんだと思います。
「当然の報いだ」といったコメントが並ぶところまで容易に想像できる。
でも、それをやったところで、その瞬間の視聴者がスッキリするぐらいで、お二人の資産にはならない。
今、この「正義の鉄槌」の引力がものすごく強いので、このあたりは気をつけて行かないといけないなぁと思います。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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