「遅咲きの偉人」に夢を見るな

2023年05月24日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
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「遅咲きの偉人」に夢を見るな | 西野亮廣(キングコング)「キンコン西野【10月28日は幕張メッセ】」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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1日でも早く学び、1日でも早く勝て

 
今日も最新刊『夢と金』の深掘りをしていきたいと思います。
 
今日は少し耳の痛い内容になりますが、312ページの「1日でも早く学び、1日でも早く勝て」をピックアップ。
 
ここでは、『20代で生まれた差は、一生埋まらない』と書いているんですね。
 
これ、ガツンとくらった人が少なくないと思います。
 
「20代で生まれてしまった差が何故埋まらないのか?」ということを理論立てて説明しているので、詳しく知りたい方は『夢と金』を買って読んでください。
 
ただ、こういう話をすると、やっぱり、その現実を受け入れたくない人が出てくるんですね。
 
あるいは「その現実を受け入れたくない人」をカモにする人が出てくる。
 
「大丈夫だよ。キミのままでいいよ。まだ可能性はあるよ」とか何とか言って。
 
これは以前も少しだけお話ししましたが、こういう人達って、怠惰な自分を肯定する為に、変な希望を持つんですけども、その時、必ず「遅咲きの偉人」を引き合いに出してくるんです。
 
「やなせたかしサンがアンパンパンで売れたのは69歳ですから!」みたいな。
 
まず言わせていただくと、「あなたは、やなせたかしサンじゃないでしょ」ということ。
 
そして、「一般論に対して、例外(どころか特例)で反論する」というのはナンセンスの極みで、「カレーって美味しいよね」という意見に対して、「ウンコが入ったカレーは美味しくありませんからっ!」と言ってるようなもの。
 
 

やなせたかしサンの経歴をちょっと調べてみたんですけども…

 
そして今日は、努力を後回しにしている多くの人の希望である「遅咲きの偉人」について、少しお話ししたいのですが…さすが努力を後回しにしているだけあって、自分にとって都合の良い情報しか取得していないんですね。
 
たとえば「遅咲きの偉人」の代名詞とも言える「やなせたかし」サン。
 
とあるメディアでは、『やなせたかしは年金受給者になってから成功をおさめた遅咲きの偉人』と紹介されているんですね。
 
多くの人がそのイメージを抱いていると思います。
 
「実際はどうなんだ?」というところで、やなせたかしサンの経歴をちょっと調べてみたんですけども…ザッとこんな感じです↓
 
 
・1919年生まれ。
 
東京高等工芸学校に進学。(現:千葉大学工学部)。
 
20歳=東京田辺製薬(現:田辺三菱製薬)宣伝部に就職。
 
22歳=戦争に出る。学歴を生かし幹部候補生。
 
26歳=陸軍軍曹になる。(※終戦)
 
27歳=高知新聞に入社。ものすごい活躍をする。
 
28歳=高知新聞を退社&上京。同年、三越に入社。宣伝部でグラフィックデザイナーとして活動する傍ら、精力的に「漫画」を描き始める。三越の社内報はもとより、新聞や雑誌でも作品を発表。
 
34歳=三越を退職。専業漫画家となる。退社理由は「漫画で得る収入が三越の給料を三倍ほど上回ったから」。
 
41歳=永六輔作演出のミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の舞台美術を手掛ける。その際に、作曲家のいずみたくと知り合い、その翌年(42歳)に『手のひらを太陽に』を作詞。言わずもがな、大ヒット。
 
45歳=NHKの『まんが学校』に講師として(3年間)レギュラー出演。
 
46歳=「まんがの入門書」を執筆するなど、大人漫画・ナンセンス漫画の復興に取り組む。
 
47歳=詩集『愛する歌』を、当時出版事業に乗り出していたサンリオから熱烈オファーを受けて、サンリオから出すこととなり、コチラはサンリオの業績を押し上げるほどのヒットを記録。
 
48歳=週刊朝日漫画賞を受賞。
 
50歳=劇場アニメ『千夜一夜物語』制作の際に、手塚治虫から熱烈オファーを受けて、美術監督として招き入れられる。同作は大ヒット。
 
54歳=雑誌『詩とメルヘン』を立ち上げて、編集長になる。この年に、フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」の1冊として「あんぱんまん」を発表。
 
61歳=『アンパンマン』で日本漫画家協会賞大賞を受賞。
 
62歳=瑞宝章(ずいほうしょう)を受章。※国からの勲章。
 
66歳=『アンパンマン』で日本漫画家協会賞文部大臣賞を受賞。
 
69歳=『あんぱんまん』のテレビ放送がスタート。
 
 
…どうですか?
 
以上が「やなせたかし」サンの経歴ですが、これ「遅咲き」ですか?
 
おそらく、この人生は「遅咲き」とは呼びませんよね。
 
やなせたかしサン御本人はインタビュー等で、「自分なんて、ずっと何者でもなくて…」とコメントされていて、メディアでも「『あんぱんまん』に出会うまでは、何者でもなかった人」のように紹介されますが、こうして、やなせたかしサンの経歴を見る限り、「スタートダッシュを決めた人が、チャンスと人脈を使って、そのまま勝ち続けて、60歳を超えてから、更にブレイクした」という見方が正しいと思います。
 
これが現実です。
 
 

これからやれることは「今日から努力する」の一択

 
そんなことを言っている僕も、とっくに20代は終えてしまって、今さら時計の針は巻き戻せないわけですが、ただ、人生で1番若いのは今日なので、これからやれることは「今日から努力する」の一択です。
 
皆様におかれましても、「遅咲きの偉人」を掘り起こしてきて、「まだまだ大丈夫」という謎の期待・幻想を抱いたりせず、1年後でも、来月でも、来週でもなく、「今日」から頑張ってみてください。
 
最新刊『夢と金』には、これまで多くの日本人が逃げ続けてきた耳の痛い内容も書いていますが、それらは全て「生きていく上で必要な情報」です。
 
是非、手にとってみてください。そして、読み終えたら、大切な人、守りたい人、そして子供達に贈ってあげてください。
 
 
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