キングコング西野がゴリゴリに進める「事業再生」

2023年04月10日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/505973

キングコング西野がゴリゴリに進める「事業再生」 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/505973

 
 

3流のエンターテイナーは「ビジネスモデル」の設計を後回しにする

 
最近、オンラインサロンが面白いんです。
 
机上論や、過去の経験を話しているわけではなくて、現在進行形のドキュメンタリーをお届けしているので。
 
今日はその件についてお話ししたいのですが、「なぜ、西野がそのことに時間を使うか?」ということを共有しておいた方がよさそうなので、まずはそちらからお話しします。
 
Voicyのリスナーさんには説明するまでもありませんが、エンターテイメントを作ろうと思ったら、当然、「予算」が必要で、その予算も、チケットの売上だけでやりくりしてしまうと、「チケットの売上だけでやりくりできてしまうエンタメ」しか届けることができません。
 
これは昔、オンラインサロンに投稿した内容なんですけども、メキシコに『エクスプロール』という、地底湖を泳いだり、森の上を10kmぐらい飛んでいくジップラインがあったり、自分が運転するジープでジャングルを爆走したり、とにもかくにも「ガチのジャングルクルーズ的」な体験型パークがあるんです。
 
このパークはビジネスモデルが非常に上手く設計されていて、まず、受付で全員ヘルメットをかぶらされるんですね。そこそこ危険なので、ヘルメットは必須です。
 
そしてパーク内に入るわけですが、パーク内はかなりの頻度で水に襲われる。
 
滝の下を通らなきゃいけなかったり、水の中を泳いでいかなきゃいけなかったり、あとはジップラインのゴールが、水にダイブするように設計されていたり…。
 
そういう場所ですから当然、写真を撮りたいけど、都度都度、防水のカバンからスマホを取り出すの面倒くさいでしょ?
 
このパークのすごいところは、皆が写真を撮りたくなるようなスポットにカメラが用意されていて、カメラの前にあるボタンを押したら撮影してくれるんです。
 
「じゃあ、そこで撮った写真はどこにいくか?」というと、これが面白くて、入り口で配られたヘルメットにチップが埋め込まれているので、料金を払って、ヘルメットの番号を打ち込めば、スマホのメールに全て届くようになっているんです。
 
『エクスプロール』は受付で、「オプションで、写真サービスを使いますか?」と聞かれるんですけども、ほぼ全ての人が追加料金を使って、そのオプションを利用していて、受付で「いいや、私は自分のスマホで撮りますんで」と突っぱねた人も、途中で根負けして、「すみません。やっぱりオプションで、写真サービスを付けてイイっすか?」と泣き寝入りしています。
 
『エクスプロール』は、体験型テーマパークの仮面を被った「写真屋さん」で、写真の売上が大きな大きな追加予算になっていて、それがあるから、入園料の売上だけではとても作ることができないとんでもない規模のエンターテイメントを作ることができています。
 
エンターテイナーの仕事というのは、エンターテイメントでお客さんを感動させることなのですが、僕がこれまで出会ったエンターテイナーで「3流だな」と思う人は総じて「ビジネスモデル」の設計を後回しにしてます(表現と切り離している)。
 
「俺はビジネスマンじゃなくて、表現者だから、ビジネスの話は興味ない」という人って、職人然としてカッコイイですけども、『エクスプロール』でいうところの「写真の売上を全て切り捨てて、入園料だけでやりくりする」みたいなことだから、表現のスケールが小さいんですね。
 
「表現者だから、ビジネスはやらない」じゃなくて、「表現者だからこそ、ビジネスからキチンと設計して、他の表現者にはできない圧倒的な表現を追求しろよ」という話です。
 
そんなこんなで西野は、チケット&グッズ代以外の収益源を作って、そこで生まれたお金をエンタメに投下しています。
 
分かりやすいところでいうと、僕が仕掛けるライブの美術セットや照明がバグっているのは、それが理由です。
 
 

コーヒー事業の苦戦問題を解決するために「手渡し会」やります

 
そのつもりで始めたプロジェクトの一つに『CHIMNEY COFFEE』というコーヒー事業があります。
 
もともとコーヒーは毎日飲んでいるぐらい好きだし、僕と同じように「コーヒーを毎日飲む」という人はいるだろうし、ここを押さえたら強いなぁと思って。
 
そんなこんなでコーヒー事業を始めて、メチャクチャ美味しいコーヒーを見つけて、「これはイケるな」となったタイミングで、コーヒー事業を後輩に任せたんですけども、どうやら上手くいってないらしいんですね。
 
自分としては何度算盤をはじいても「上手く行かないハズがない」と思ったので、外野から突くだけじゃなくて、ちょっと実際にお店に立ってみようと思って、先日、アルバイトをしてみたんです。
 
そうすると、いろいろと問題が見えてきました。
 

 
そして、問題が見えてきた上で、「やっぱり上手くいかないハズがない」と確信しました。
 
要するに、その問題を潰せばイイだけ。
 
いろいろとありますが、希望しかないなぁと思ったのは、泣いても笑っても「『CHIMNEY COFFEE』がメチャクチャ美味しい」ということ。
 
特に僕が毎日飲んでいる「カフェオレベース」は、本当にブッちぎりに美味しくて、これを一度、飲んじゃうと他のカフェオレは絶対に飲めなくなる。
 
これを自社で持っているのは希望でしかないなぁと思ったので、この度、アルバイト企画第二弾として、4月27日に「『CHIMNEY COFFEE』でカフェオレベースの手渡し会」をやることにしました。
 
いきなりカフェオレベースを買うのは、ちょっとハードルが高いと思うので、ちょっとキッカケになればイイなぁと思って。
 
「4月27日のカフェオレベースの手渡し会」に参加ご希望の方は、以下のリンクに飛んでみてください。

 

 
「なんで西野が店頭に立って、アルバイトをしてるの?」という疑問が生まれてしまうので、今日はこんな話をさせていただきました。
 
話をまとめると、
 
・エンタメを強化する為にコーヒー事業を始めた。
・そのコーヒー事業が苦戦していると聞いたけど、苦戦の理由を聞くと、たいした問題じゃなかったことと、何より、提供しているコーヒーが死ぬほど美味しいので、それを丁寧に届ければいい。
・というわけで「手渡し会」をやることにしました。
 
といったところです。
 
ここからの『CHIMNEY COFFEE』の動きはかなり面白くなりそうなので、チェックしておいてください。
 
 

====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================
 
★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

 
 
▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
 
\メールアドレスのみで利用できるようになりました/
https://salon.jp/nishino

Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所

https://salon.jp/nishino

※サロンメンバーさん同士交流される場合は今まで通りFacebookアカウントが必要です※
 
 
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko

シェアする