「接近禁止命令」の抜け道として悪用された話

2023年03月21日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/493917

「接近禁止命令」の抜け道として悪用された話 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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『えんとつ町のプペル』のプロジェクトは全て西野が絡んでいるわけではない

 
今日はちょっと「注意喚起」というか、決して前向きじゃない情報を共有しておきたいと思います。
 
関わっている人が多いプロジェクトなので、関係の無い人に皺寄せがいかないように白黒ハッキリさせておきたいです。 
 
えんとつ町のプペル』って、いろんなところで、2次展開、3次展開されているのですが、たとえば、去年あったミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演だったり、あるいはプペルバレエであったり…ああいうのは別の会社さんがやられているプロジェクトなんですね。僕らとしては、「原作・脚本提供」みたいな感じです。
 
ここは本当にいつも困っているところなんですけども、「『えんとつ町のプペル』のプロジェクトは全て西野が絡んでいる」と思われるんです。
 
過去にも、ネルケ・プランニングさんというカンパニーが舞台『えんとつ町のプペル』をやられた時に、劇場に観に来られたお客様から「3階席の手すりが微妙な高さで、ちょっと観にくかったです!」というクレームが僕らのところに来たんですけども、それって「東野圭吾原作のドラマの主題歌の選曲の文句を東野圭吾さんに言う」みたいなことで、たしかに作者ではあるんですけども、そこは管轄外なんです。
 
 

「オザキルミ」がプペルバスで「接近禁止命令」が出ている親子をコッソリ会わせている?

 
ということを踏まえていただいた上で今日の話なんですけども、昨日、変なYouTube動画を見つけたんです。
 
「60Minutes Australia」というオーストラリアのTV番組が、日本の親権制度を特集した動画なんですけども、そこで「オザキルミ」という女性が出てくるんです。
 
その番組曰く、その「オザキルミ」という女性が何をしているかというと、現在、日本中の幼稚園や小学校をまわっているプペルバス(車内に『えんとつ町のプペル』の光る絵を展示しているバス)の中で、「接近禁止命令が出ている親子をコッソリと会わせている」というのです。
 
僕らの会社は国内外の子供達の支援をしていますし、一般社団法人ハートフルファミリーさんとパートナーシップを組んで、シングル家庭の子供達への支援もずっと続けています。
 
なので、この「オザキルミ」という女性と何か関係があるんじゃないかと思われてしまうかもしれませんが、関係があるとしたら「サービス提供者」と「お客さん」というぐらい。
 
色々と調べてみると、過去に「『えんとつ町のプペル』を子供達に贈りたい」というクラウドファンディングをしていて、そこに関しては、僕らも、幻冬舎さんも協力しているんです。
 
それは悪いことでも何でもないので。
 
あと、彼女は過去に、ハートフルファミリーさんのボランティアスタッフをしたこともあるそうです。
 
ただ、だからといって、現在、まさかビジネス面で繋がってはいませんし、彼女のやっていることは明らかに違法行為であり、もちろん僕らは違法行為を認めていませんし、僕らにとっては信用毀損以外の何モノでもありません。
 
動画の中では「接近禁止になった父親がバスの中で変装をして隠れていて、子供と会っています」みたいな話をしていて、それっぽい写真が使われているのですが、その写真も、プペルバスにお客さんとして来て下さった保育園の園児とコロナ対策でマスクをした先生の写真が勝手に使われていたりして、とにかく悪質。
 
さらには『I am Poupelleキャンペーン』と勝手に名乗っていて、プペルのIPを勝手に使って、堂々と違法行為をおこなっていて、これは、これまで『えんとつ町のプペル』を作ってきた全てのスタッフと全てのお客さんの想いを悪用・踏みにじる行為であり、決して許される行為ではありません。
 
なんか朝っぱらから、重たい話をしてしまってごめんなさい。
 
でも、やっぱダメなものはダメだし、『えんとつ町のプペル』を作り、守ってきたスタッフやお客さんの気持ちをよくよく知っているので、これは看過できなかったです。
 
話をまとめると、少なくともこの番組の中で「オザキルミ」という女性がやっていることは違法行為です。
 
そして、ウチの会社はこの「オザキルミ」という女性とは関わりがありませんし、この番組内で描かれている彼女の活動は容認しておりません。
 
そして、これは僕の管轄外なのですが、勝手に代弁させていただくと「プペルバス」は接近禁止の親子を会わせる為に走らせているわけじゃありません。
 
 

オーストラリアの「60Minutes Australia」という番組が悪質な編集をした?

 
…とまぁ、ここまで聞くと、「オザキルミ、フザけるな!」という印象を持たれたと思うのですが(ウチのスタッフも全員メチャクチャ怒ってました)、実は昨日のうちに、このオザキルミさんとコンタクトが取れたんです。
 
訴訟しようと思ったので、その前にキチンと事実確認しておこうと。
 
すると、これ、本当にビックリする話なんですけども…オザキルミさんがインタビューで番組スタッフに語ったのは、『えんとつ町のプペル』のストーリーだったそうです。
 
「遠くに行ってしまった父親が、違う姿になって、息子の前に現れた」というゴミ人間と煙突掃除屋の物語です。
  
それを、このオーストラリアの「60Minutes Australia」という番組が、音声を切り取って、その音声にまったく別の画像をハメ込んで、「接近禁止命令が出ている親が子供に会っている」という風に編集したというのです。
 
当然、何の契約も結ばすにオザキさんにバスを貸したプペルバスの運営や、そして、CHIMNEY TOWNに何の確認もせずに『えんとつ町のプペル』を使って海外の取材を受けたオザキさんにも罪はありますが、ただ、このオザキさんがお話しされていることが本当だったら、このオーストラリアの番組がやっていることはかなり悪質です。
 
ちょっとビックリするぐらい酷い話なんですけども、色々と誤解が広がる前に、現状を共有させていただきました。
 
番組スタッフと連絡が取れたら、またお話しさせていただきます。
 

 

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【注意】
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