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「叱られないから」という理由で会社を辞める若者 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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会社に残って欲しいのは「叱られないから辞めます」という子
ギョッとするタイトルではありますが、実際に僕の知り合いの会社で起きた出来事です。
「最近の若者は打たれ弱い」「叱ったらすぐにヘソを曲げる」だの色々と言われていますよね。
当時の若者は自分だったので、比較ができないから「最近の」という表現が正しいのか分かりませんが(もしかしたら当時の若者もヘソを曲げていたので)、でも確かに、「叱るとヘソを曲げる子」はいます。
僕は完全実力社会のエンタメ業界にいて、プロジェクトごとにチームを組み直すことが多いので、ぶっちゃけ、僕の場合は「叱るとヘソを曲げる子」とは仕事をする筋合いは1ミリも無いし、ヘソを曲げることに時間を使う人は自然といなくなるので、おそらく普通の会社の経営者さん(上司)よりも、そのあたりのストレスは少ないように思います。
だけど、「叱るとヘソを曲げる子」は確かにいる。
そして、「叱られるから辞めます」という子もいるでしょう。
その割合が昔に比べて増えたかどうかは知りませんが。
もしかしたら、本当に「打たれ弱い子」が増えているのかもしれないし(僕の時代は部活で暴力指導とか普通にあった)、一方で、叱られても尚、会社側に残るメリットを、会社側が提供できていない場合がある。
こればっかりは会社ごとに違うと思うので、なんとも言えません。
ただ、まぁ、友達の経営者は口を揃えて「叱るとヘソを曲げちゃうから、叱れないんだよね」と言ってます。
いつの時代も、会社からお金を貰っておきながら、会社を保育園か介護施設か何かと勘違いしているバカは一定数いるので、胸中お察しします。
そんな中、『「叱られないから」を理由に辞める若者もいる』という話を聞いて、「そんなこと本当にあるのかなぁ?」と思っていたら、先日、友人の会社の若手スタッフが「仕事ができない若手を叱らないこの会社では成長できそうにないので」を理由に辞めたそうです。
これ、経営者からすると辛いところですよね。
「叱られるから辞める」という子がいるから、若手スタッフは叱らないようにしていた(なるべく丁重に扱っていた)のに、それを理由に、「辞めます」という若手スタッフが出てきた。
ぶっちゃけ経営者の本音を言うと、会社に残って欲しいのは「叱られないから辞めます」という子だったと思うんです。
下にレベルを合わせてしまったが為に、上のレベルの子の居心地が悪くなってしまった。
なかなか八方塞がりな状況だと思います。
「叱られるから辞めます」という子には辞めてもらった方が会社にはプラス
でも、まぁ、「今の時代は、Googleとかで働いている超優秀な人が大量リストラくらっている」という情報は若手スタッフにも入っているわけで、そんな中、自分が働いている地方の中小企業が若手を「よしよ~し」としているのは、普通の知能を持っていたら、違和感を覚えて当然です。
「いやいや、そんなハズないだろう」「こんな甘い話があるわけがない」と。
その違和感は完全に合っていて、会社を辞めないように気を遣われながら雇用されている子達は、ちゃんと能力が低いまま歳を重ねることになるので、残酷だけれど、30代、40代での「転職」の選択肢が極端に少ない。
雇う側からすると、『叱られ耐性が無い能力が低い30~40代の人材』なんか絶対に雇いたくないもん。
ちなみに、叱られてヘソを曲げる子に向けて少しゾッとする現実の話をすると、給料というのは「その会社に留まらせておく代」でもあるから、転職できない人の給料が極端に上がることは滅多に無いです。
こんなこと誰も言ってくれないと思うけど、老人介護のように扱われている若手スタッフの皆さんは、給料も上がらないし、転職もできない。結果的には飼い殺しのような状態に突入していることは知っておいた方がいいと思います。
話を戻すと、こういうことが分かっている若手が「ここにいたら、下のレベルの連中の巻き添えをくらってしまう」という焦りを覚えて、“成長できない(叱られない)”会社を、なるべく若いうちに辞める…ということをしている。
とくに結論は無いのですが、経営者は色々と考えどころだなぁと思います。
「じゃあ、西野の意見はどうなんだ?」というところなんですけども、身も蓋もないことを言っちゃうと、「叱られるので辞めます」という子がやっている仕事というのは、自分で価値を生み出している仕事というよりも、言われたことをただやっているだけの作業だったりすることが多く、そこはAIの得意領域だったりするので、「叱られるから辞めます」という子にはどんどん辞めてもらった方が会社にとっては、人件費&介護・育児費分の売り上げを作らなくて済むので、プラスに働くことが多いような気がしています。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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【注意】
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