社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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https://voicy.jp/channel/941/460562
人生は想像以上に長いので、2割ぐらいはフザよう。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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「人生が思っているよりも長い」という問題
もう本当に個人的な話なのですが、すごく勉強になったというか、面白いことがあったので、共有させてください。
僕は今、42歳なんですけど、僕の同世代は、まぁ、だいたい会社で偉くなっているか、偉くなっていなくても、まぁ、地に足がついた仕事をしている方がほとんどです。
20代の時に夢を追いかけたものの、夢が叶わずに、セカンドキャリアとして、いわゆる「安定感のある仕事」を選び、その仕事が板についてきているのが、この世代かなぁと思います。
それはそれで素晴らしいことだし、守るものなんかもあったら、「そこで足場を固めきる」というのも一つの生き方だと思うのですが、一方で、100歳まで生きることを考えた時に、「足場を固めるのが若干早くね?」という…これは自問自答なんですけども、そういうものがありまして、「人生が思っているよりも長い」という問題と真剣に向きあった方がいい気がしています。
その一環として、僕、最近「仕事関係以外の友達を作る」ということにコストを割いているのですが、とにかく、サロンメンバーさんとフットサルとか飲み会とかメチャクチャやってるんです。
そんなことを繰り返していると、最近は、サロンメンバーさんから「社会人になって、はじめて、会社の人以外の友達ができました」とか「老後の楽しみができました」と、やたら感謝されるようになって、やっぱり、ここのニーズって大きいんだなぁと再確認しました。
で、「足場を固めきるには早いじゃないか?」という話を戻ると、40代で足場を固めてしまうと、「始めない癖」みたいなのが板につきそうで、「そこから60年間、何も始めない」というのは、かなりハードモードじゃないですか?
というわけで、僕、そこそこ忙しいんですけども、それでも、どうにかこうにか時間を作って、毎年何か一つ始めるようにしているんです。
裏返すと、毎年、何か一つを終わらせるようにもしています。
で、今年に入って始めたことが、皆さん大好き『バンドザウルス』なんですけども、よくよく考えてみたら僕、コンビや個人では叶えたんですけども、「バンドで武道館に出る」という中学生男子が最も憧れる夢に挑んですら無かったんですね。
というわけで、42歳からバンドを始めてみようと思って結成したのが隕石反対系&絶滅系アイドル『バンドザウルス』です。
これが非常に面白くて…というのも、分からないことだらけなんです。
当初(といっても3日~4日前)は「恐竜のロックバンド」みたいな感じでスタートさせて、ビジュアルもそっちの方向で走らせてみたんですけども、バンドザウルスのInstagramを見ていると、理屈とか抜きに、カラフルでボップな写真の方が元気がもらえたんです。
しかも、朝、カラフルでポップで、ちょっとおバカなバンドザウルスのInstagramの写真を見ると、クスッと笑って、「今日も頑張ろう」と思える。
こういった理屈を越えた何かを僕はすごく信用していて、すぐにスタッフに連絡を入れて、「バンドザウルスのInstagramは朝更新で、そして、写真はカラフルポップで統一しよう」と伝えました。
先週まで、バンドを組むことなんて1ミリも考えていなかった男が、バンドザウルスの設計にすっかり夢中になっています。
バンドザウルスを始めたから立ち会えた、マグレ当たりの神展開
で、ここからが面白いところなんですけども、同じような感じで「バンドザウルスのInstagramの文章は、日本語でも英語でもなく、ギャオ語にしよう」と指示を出して、昨日のVoicyでもお伝えしましたが、今、バンドザウルスのInstagramの文章は「grrr? GyoGyo GrrrrGrrrrr?」みたいな感じで、ギャオ語で発信されているんです。
ギャオ語なので、当然、誰も解読できないんですね。
ところが、この「ギャオ語なので、当然、誰も解読できない」ということが上手く作用して、今、バンドザウルスのInstagramのコメント欄が「翻訳大喜利大会」になっているんです。
「grrr? GyoGyo GrrrrGrrrrr?」という投稿に対しては、「あれ? 俺らドレスコード間違ってない?」みたいな(笑)
そんなのを皆が投稿して、Instagramのコメント欄がメチャクチャ盛り上がってるんです。
もう神展開も神展開なんですけども、これ、完全にマグレ当たりなんですね。
面白いですよね。
そもそも、バンドを始めてなかったら、こんな場面に出くわさなかったし、恐竜バンドにしてなかったら、こんな場面に出くわさなかったし、日本語や英語で投稿していたら、こんな場面に出くわさなかった。
「着地点は見えていないし、やったところで、自分に何も特は無いんだけれども、とりあえず後先考えずに、よく分からないことを始めてみよう!」と走らせた結果、5日目にして、こんなところに辿り着きました。
「コメント欄が翻訳大喜利になる」というのは僅かなことですよ。
だけど、あそこで足場を固めていたら、この現場には立ち会えなかったわけで、バンドザウルスに関しては、おそらくこの先、もっと変な展開が待っているような気がしています。
「あれが、こんなことになるの?(笑)」みたいな。
自分の時間の2割ぐらいは「よく分からないこと」に充ててもいい
話をまとめると、人生の全てを「よく分からないこと」や「始めること」に賭けてしまうと、「ジリ貧になって食っていけない」ということが普通にあると思うので、なので、全張りはしない方がいいと思うんです。
だけど、人生はまだまだ長くて、知らないことも、まだ出会っていない人も、まだまだいるので、自分の時間の2割ぐらいは「よく分からないこと」や「始めてみる」ということに充ててもいいのかなぁと思っています。
人生100年時代を生きる僕らにとって、「2割はフザけろ」というのが、意外と重要になってくると思うので、この言葉を頭の片隅に置いておいてください。
そんなこんなで僕はこれからバンドザウルスのInstagramを見てきます。
今日はどんな写真がアップされるのでしょうか?
楽しみです。
https://www.instagram.com/band_saurus/
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【注意】
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