クリエイティブに必要なのは「締切」
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ビジネス芸人興亡史 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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スナック『Candy』で箕輪さんと話した「ビジネス芸人」の話
一昨日の夜(21時)、ベロベロに酔っ払った幻冬舎の箕輪さんから「イカを焼いてるんで、来てください」と連絡があって、正直、僕は今、新刊の締切とか、映画やミュージカルの締切など、とにかく「締切」が重なっている時期で、箕輪さんが焼いたイカなんて食べてる場合じゃないし、そもそも「イカを焼いてるので、来てください」の意味が分からなかったですが、「ここで断ったら負けだな」と思って、タクシーに飛び乗って向かいました。
結局、箕輪さんが焼いたイカは食べなかったのですが、話の流れでスナック『Candy』に行きまして、そこで夜中の2時頃まで呑んだんです。
で、そこでの話が凄く面白くて、近々、箕輪さんの方からも、もう少し詳しい内容が発信されると思いますが、「ビジネス芸人」の話になったんです。
「ビジネス芸人」というのは、たぶん株式会社GO代表の三浦崇宏さんの造語だと思うんですけども、経営者でありインフルエンサーでもある人達(会社を経営しながら、メディアに出ては、自分の考えなどを発信している人達)のことですね。
一時期、明らかに「ビジネス芸人ブーム」というものがあって、本屋さんに行くと、ビジネス芸人達のビジネス本がズラリと並んでいたんですね。
専門色が強い骨太の本というより、どちらかというと、「半分自叙伝、半分自己啓発」みたいな本です。
女子ウケはあまりなかったような気がするのですが、男子大学生とかは熱狂していて、ビジネス芸人が各地で講演会をしても客席が埋まっていました。
劇場とかにあまり足を運ばれない方は、ちょっとイメージが違うかもしれませんが、講演会とか、トークライブで「客席が埋まる」というのはあまり無くて、たとえば、お笑い芸人がトークライブをしても、「今が旬!」みたいな芸人さんはさておき、「200人ぐらいの劇場で半分以上が空席」みたいなのがザラです。
「お客さんが4人」とかも普通にあったりします。
なので、「ビジネス芸人の講演会で客席が埋まる」というのは、やっぱりブームだったんだと思います。
ブーム収束の原因の一つは「答え合わせがされてしまった」
で、当時の男子大学生達がビジネス芸人に胸を熱くした理由は何かというと、「この人なら、やってくれる」という期待ですね。これが確実にあった。
「俺たちだけが知っているインディーズのロックバンドが、今まさに、世間に殴り込みをかける」感があって、みんな、「行けー!」「見せてやれー!」みたいな目で見ていたのだと思います。
そんなビジネス芸人ブームが起きてから、かれこれ3〜4年が経って、今はどうかというと、とくにビジネス芸人ブームのようなものは起きていない。
まぁ、ブームは収束しちゃったんですね。
イカ臭い箕輪さんとは、この「収束した原因」についてアレやコレやとお話しさせて頂いたのですが、色々と理由はあるとは思いますが、そのうちの一つに「答え合わせがされてしまった」というのはありそうです。
ブーム真っ只中の時は、ビジネス芸人達の事業(本業)は伸び盛りで、まだどうなるか分からなかった。
だから、そこに夢を見ることができたと思うのですが、あれから3〜4年が経って、「ああ、この人の事業、大体、このへんで落ち着いたのね」「どうやら、世界は獲らなさそうだな」みたいな答え合わせがされてしまって、夢が覚めてしまった。
会社が若いうちに「コンテンツ制作」の方にハンドルを切った方がイイ
箕輪さんとはもうチョイ踏み込んだ話をさせて頂いたのですが、個人名や会社名が出てくるので、ここでは差し控えさせていただきます。
ただ、僕は、この「ビジネス芸人ブームの終焉」は日本史としてだいぶ面白いと思っていて、「日本からプラットフォームを生むのは、やっぱり難しい」という一つの結論でもあると思うんですね。
なので、箕輪さんには「ここはウヤムヤにせず、『戦艦大和ミュージアム』みたいなノリで、まとめた方がイイと思います」とお伝えしました。
「ビジネス芸人興亡史」ですね。
片付けないと(認めないと)次が始まらないと思うんです。
もろもろ受け止めて、「よし、次、どうする?」という話が面白そうじゃないですか?
こと、日本においては、世界で戦えるモノといえば、「コンテンツ」「IP」だと思うので、皆で『バンドザウルス』をやればイイと思います(笑)
BAND SAURUS on Instagram: "Graro, graro ygraro. #bandsaurus #dainasortattoo"
https://www.instagram.com/p/CnnfAvlyq1v/
意外とシャレじゃなくて、会社が1日でも若いうちに、「コンテンツ制作」の方にハンドルを切った方がイイんじゃないかなぁと思います。
今、「箕輪さんに後は任せた」みたいな感じで話をまとめようとしたのですが、喋っているうちに、なんか自分でも、「ビジネス芸人興亡史」については掘り下げて話したくなってきたので、今日のオンラインサロンの記事で詳しく書きたいと思います。
ちょっと耳の痛い話かもしれませんが、前に進む為には必要な儀式だと思います。
もし、よかったらオンラインサロンを覗いてみてください。
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