クリエイティブに必要なのは「締切」
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今あらためて「クラウドファンディング」の可能性を考えてみる。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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『COMET&WHINNY』のクラファン、立ち上げ初日で目標金額をクリア
昨日の放送でお話しさせていただいたCHIMNEY TOWNから出る化粧水&フェイスクリーム『COMET&WHINNY』のクラウドファンディングが、なんと立ち上げ初日で目標金額をクリアして、現在の支援額が「370万円」を突破しております。
エンタメを創り続けるCHIMNEY TOWNから、ファミリーで使える化粧水を届けたい! | クラウドファンディング - PICTURE BOOK
https://www.picture-book.jp/projects/comet-whinny
昨日の話を短くギュッとまとめると、「化粧品の販売促進に使われるような成分(いい匂いがするアレやコレなど)を入れてしまうとお肌の健康に良くないんだけど、その成分を入れないと売れにくい。
でも、だからこそ僕らのような会社がそういう『お肌の健康と真面目に向き合ったことで売りにくくなった化粧品』を売っていこう」ということで、無香料・無着色・無添加の肌の健康に特化した化粧水&フェイスクリームを出すことになりました…といったところです。
「エンタメで獲得した影響力や信用はそういうところに使うべきだろ」と。
そんなこんなで、「売れにくい新商品」の発表の場をクラウドファンディングにしたところ、盛りに盛り上がった…というのが昨日です。
これがまぁクラウドファンディングの特徴の一つなんですけど、「支援者数」と「支援総額」を皆が見れるから、予約注文が入っていく様子を皆で共有できるんですね。
それが盛り上がりの一翼を担っていることは間違いない。
「ああ、他の人も予約してるんだ。だったら、俺も」みたいな感じで。
ここは、クラウドファンディングの可能性ですよね。
「支援者数や支援総額が販促活動をしてくれる」という。
なんか、あらためて「クラウドファンディングっていいなぁ」と思いました。
で、実はご案内する順番が前後しちゃったんですけども、この度、クラウドファンディングのプラットフォームを作ったんです。
吉本興業に在籍していた頃に、吉本興業のクラウドファンディングのプラットフォームを作ったので、まさかまさかの人生2度目です。
クラウドファンディングのプラットフォームを2回作るやつ、あんまりいないと思うのですが、ここにいました(笑)。
今回作ったのは『PICTURE BOOK』という名前のプラットフォームです。
今、サイトを開いても、お肌の健康に特化した化粧品『COMET&WHINNY』の企画しかありませんが、もちろん、どなたでもご利用いただけます。
興味がある方は『PICTURE BOOK』でプロジェクトを立ち上げてみてください。
「国内最大のオンラインサロンが応援体制にある」というのが『PICTURE BOOK』の特徴というか、バリューかなぁと思います。
なんで今さらクラウドファンディングのプラットフォーム?
さて。
そんな特典がありつつも、「そもそも、なんで今さらクラウドファンディングのプラットフォームなんて作ったの?」というところなんですけども……ここ数年で「プレイヤー」と「プラットフォーム」のパワーバランスが変わったなぁということを感じていて、前までは、プレイヤーはプラットフォームの中(あるいは下)で活動していましたが、今って、皆発信ができるようになって、皆、フォロワーを抱えていて、それでいて、プラットフォームは乱立しているので、プレイヤーは自分の活動内容や理念に合ったプラットフォームを選ぶようになった。
そう考えた時に、プラットフォームって、使い勝手の良さは勿論のこと、なんか「個性」のようなものが凄く重要だなぁと思ったんです。
その個性によって選ばれないこともあるかもしれませんが、その個性に共感してくれるプレイヤーだけに選ばれたらいい。
実際、クラウドファンディングの「手数料」って、ちょっと高いんですね。
それだったら、手数料の安いECサイトを使って、クラウドファンディングのようなことをやればいい。
DIYでメッチャ簡単に作れると思うんです。
「現在の支援額」みたいなメーターを作って、「10%」「20%」「30%」…の画像をそれぞれ事前に用意しておいて、売上に合わせて、ECサイトのトップ画像を差し替えればいいだけなので。
お客さんからは「おお、支援が集まってきている」という感じに見える。
わざわざクラウドファンディングのプラットフォームを使わなくても、クラウドファンディングっぽいことはできる中、使いたくなるクラウドファンディングのプラットフォームは何かなぁと考えた時に、「そのプラットフォームを使うことが、社会貢献に繋がるようなプラットフォーム」があるといいなぁと思ったんです。
『PICTURE BOOK』は、手数料が子供達への絵本寄付に使われるプラットフォーム
というわけで『PICTURE BOOK』なんですけども、このプラットフォームの手数料(つまりプラットフォーム側に入るお金)は、諸経費を除いた全額を子供達への絵本支援に充てさせていただくことにしました。
僕らにとっては、絵本が広がれば嬉しいので、お金を受け取るのではなくて、そういう形で自分達の取り分を設計したんです。
「どうせ手数料を取られるのであれば、手数料が子供達への絵本寄付に使われるプラットフォームを使おう」という人に選んでもらえばいいや、という考えですね。
時間がない中で喋っているので、どうしたって説明が駆け足になってしまいますが、この「プラットフォーム」や「企業」の「お金の使い道」というのが、プレイヤーがプラットフォームを選べる時代においては、もっともっと重要になってくると思います。
『夢と金』西野亮廣
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503
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