ミュージカル『えんとつ町のプペル』がもうすぐ終わる

2022年12月14日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/435616

リーダーは一度「雇用される側」にまわってみるといいよ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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今日は少し早いですが大阪公演の「ふりかえり回」
 

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演が明日で終わっちゃうんですけども、今日は少し早いですが「総括」というか、「ふりかえり回」にしようかなぁと思います。
 
もう本当に色々ありすぎて、今も本当に大変なんですけども(笑)…まず、今回の大阪公演は、何度もお伝えしているとおり、僕らの会社が主催している公演じゃないんですね。
 
要するに「脚本と美術と音楽と衣装を貸してください」とお願いされて、素材をお貸しした形です。
 
これは珍しいことでも何でもなくて、たとえばバレエとかでも、「『くるみ割り人形』の衣装をレンタル」とかがあるし、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』はスタジオジブリがやっているわけではなくて、あれも、スタジオジブリが原作をお貸ししている形ですよね。
 
そんなこんなで、「どうぞ、使ってください」とお渡ししたのですが、まぁ、これが本当に大変で、トラブルの連続でした。
 
僕、この世界で22年やっていますが、過去最大のトラブルが続いたんです。そして、今も続いています。
 
契約上は、「知ったこっちゃない」というところなのですが、『えんとつ町のプペル』で事故られてしまうと、『えんとつ町のプペル』に傷がついちゃうじゃないですか?
 
親としては「そんなことしないで」という気持ちはやっぱりありますし、何より、『えんとつ町のプペル』という作品を信じて集まってきてくださったキャストさんやクリエイターさんに悲しい思いはさせたくない。
 
ということで、いろいろと運営面のフォローをさせていただいたのですが、本当に大変でした。
 
細かく言っていけばキリがないので、トラブルの詳細は差し控えますが…ただ、こんな種類の巻き込み事故に遭ったのは初めてで、「こういうことってあるんだ」という勉強にはなりました。
 
コレは皮肉でも何でもなくて、本当にメチャクチャ勉強になりました。
 
なので、「やって良かったなぁ」というのが嘘偽り無い本音です。
 
僕はチームで動いている人間なので、「仕事を任せる」ということをよくやっているのですが、やっぱり「仕事を任せる」って修行で、それこそ若手に仕事を任せると秒速で予算を溶かすし、テキトーな仕事をするヤツはするし、指示待ちの小学生みたいなヤツもいますし、それでも任していかないとチームは大きくならないので任すわけですが、もう「任せたことで学ぶこと」だらけなんですね。
 
そこには、ちゃんと「裏切り」なんかもあるんです。
 
それに「耐える」という修行ですね。
 
これは任せないと経験できない。
 
今回も任せることで、たくさん耐えなきゃいけない場面があって、本当にイイ勉強になりました。
 
 

「ボラティアスタッフ」として働いて、身をもって感じたこと
 

そして、もう一つ。
 
たとえば、映画とか、絵本とか、ミュージカルの東京公演とか、武道館のライブといった僕のプロジェクトの場合は僕がリーダーとして動くわけですが、今回は「ボランティアスタッフ」として約1ヶ月近く働いたんですね。
 
いつも僕が働く時というのは、クリエイティブの方ですが、今回は「事故処理係」として影で働いたんです。
 
チケットを2000枚手売りしたり、予算を作ったり、方々で謝罪したり。
 
あと今は、千秋楽の打ち上げの予算を作って、その手配をしていたり。。
 
「雑務」と呼ばれる仕事をして、あらためて気づかせていただいたのですが、やっぱり、「リーダーの立ち振る舞い」ってメチャクチャ大切だと思いました。
普段は自分がリーダーなので、「誰かの下で働く」ということがないのですが、やっぱりね、リーダーは「この人の為なら頑張れる」と思わせることがメチャクチャ重要だなぁと思いました。
 
なんか身をもって感じたんです。
 
これを世のリーダーに届けたいのですが、本当に「ありがとうございます」とか「ご苦労様です」という一言があるだけで、全然違うんです。
 
今回、自分がそっち側だったので、なので、今、実践されているかどうか分からないですが、2〜3週間前に、大阪公演のプロデューサーさんには、「あなたが始めたプロジェクトで、皆、ギリギリのところで踏ん張っているんで、ちゃんと、キャスト&スタッフ一人一人と向き合って、感謝を伝えてください」と言いました。
 
本当に「一声かける」とか、あとはスタッフがどれだけいても「名前で呼ぶ(名前を覚えている)」とかが、メチャクチャ大事だと思いました。
 
これは、世の経営者、世のリーダーに本当にオススメなんですけど、一回、「ボランティアスタッフ」とか、あるいは「別の会社のインターン」みたいなことをやった方がいいと思います。
 
「コレをすると喜ばれる」とか、「コレをしたら人が離れる」というのを、身を持って知れるので。
 
一度、雇用される側にまわって、その上で、もう一度、経営者&リーダーをやると凄く良いと思います。
 
 
なんか今日はリーダーの話になっちゃいましたね。
 
大阪公演はクリエイティブが本当に良かったので、明日はクリエイティブの話なんかもできるといいな。
 
そんなこんなで、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演。
 
明日が、千秋楽です。
 
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503

 
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