信頼と依存
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舞台関係者はホリエモンのミュージカルを甘く観ない方がイイ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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ミュージカル『クリスマスキャロル』8日の夜公演に一瞬出ます
12月7日~13日まで、東京・鶯谷にある(僕らのホームグラウンドでもある)「東京キネマ倶楽部」という劇場で、堀江貴文さんが主催のミュージカル『クリスマスキャロル』があります。
僕は「切り抜きゲスト」という形で、12月8日の夜公演に一瞬だけ出させていただくのですが、そのまま会場に残ればタダ酒が呑めるということなので、出番終わりは客席で呑んだくれようと思っています。
そうなんです。
ミュージカル『クリスマスキャロル』はお料理やお酒を楽しみながら観るミュージカルで、僕的には「忘年会」と位置付けております。
…と言うと、「作品の中身はどうなの?」という疑問が生まれちゃいますよね?
今日はそのへんの話をしたいと思います。
僕、呑み友達だからといって、お世辞を言ったりしません
まず、最初にお断りしておきますが、べつに僕、呑み友達だからといって、お世辞を言ったりもしませんし、何か利害関係があるわけでもないので、お世辞を言うこともありません。
利害関係があってもお世辞は言いません。
自分の信用の方が大切なので。
その上で、今日の話を聞いていただきたいのですが…、
僕は、大阪の小さな劇場で生まれて、劇場に育てられて、なんなら今も劇場のまわりを頻繁にウロウロしている人間ですので、まわりには舞台芸人、舞台俳優、舞台関係者が多いんですね。
ミュージカルをやるようになってから、特に増えました。
なので、舞台芸人、舞台俳優、舞台関係者の性格をよくよく知ってるんです。
多くの舞台人は酒が好きで、噂話が好きでね…僕は噂話がすこぶる嫌いなので、そこには一切参加しませんが、何かあるとすぐに身内で肩を寄せあって、内向きになって話すんです。
「アイツがどうだ」の「コイツがこうらしい」だの。
そして、もう一つ。
「与えられたポジションを務めあげる」というのが芸人・役者・舞台関係者の矜持ですから、基本、「待ち」なんですね。
自分から色んな人に会いに行って、異業種交流をとって、たくさん学んで、それらを自分達の活動に落としこもうとする舞台関係者は本当に、ほんの一部です。
今でも多くの舞台関係者は「NFT」の説明ができないと思います。
自分達の活動を支えてくれる選択肢になりうるのに、です。
なんか「メインストリートを嫌う」「アンダーグラウンドこそ本物だ」みたいな思考を持っている人が多くて、でも、目的は「素晴らしい作品を作って、キチンと届けきること」じゃない?
であれば、普通に、上手くいっている人のところに行って「教えてください」と言えばいいのに、それを、あんまりやらないんですね。
今、喋ってて、ちょっと恐ろしくなったのですが、このラジオ、芸人さんとか役者さんとかも結構聴かれているので、あとで「お前、なんか偉そうに言ってたな」と詰められないか心配なのですが、僕がここで言っている舞台関係者というのは、今、ラジオをお聴きの貴方以外です。
許してください。
ごめんなさい。
堀江さんの舞台、ちゃんと見た上で、ちゃんと判断しませんか?
でも、まぁ、皆さんも薄々、芸人さんとか、舞台役者さんとかの性格は理解されてるでしょ?
若手にはソレをあまり感じないですが、ある年齢より上の人達の。
「舞台芸人かくあるべし」みたいなスタンスの人っているじゃないですか?
僕は、そんな人達のことをよくよく知っているので(顔もすぐに浮かぶので)、「ホリエモンのミュージカル」というワードを聞いた時の彼らのリアクションは手に取るように分かります。
「舞台をナメやがって!」とか「けっ!」みたいに思っている舞台関係者は決して少なくないと思います。
もしかしたら、このラジオをお聴きの舞台関係者の中にもそう思っている人がいるかもしれない。
ただ、これだけは言っておきますが、僕は貴方よりも国内外の劇場に足を運んで、あらゆるエンターテイメントを観ています。
アメリカ滞在中は最低でも1日1本、ときどき1日2本観ます。
ブロードウェイやオフブロードウェイのミュージカル、ラスベガスのサーカスもそう。
なんならラスベガスの外れの倉庫の中でやっていた『パーティクル・インク』という、日本人は合計しても100人も見てないんじゃないかというぐらいのショーにも足を運んでいます。
シルク・ドゥ・ソレイユのショーを観るためだけにメキシコにも行くヤツで、照明の勉強をしたくて、北海道の阿寒湖の湖畔でやっていた『カムイ・ルミナ』にも、それを観る為だけに行きました。
そんな僕から言わせていただきますが、作品の内容に関しては好き嫌いがあると思います。
僕なんかは王道のハッピーエンドが好きだけど、そうじゃない人もいるじゃないですか?
それでいうと堀江さんの『クリスマスキャロル』のストーリーだって、好きな人も、そうじゃない人もいると思います。
ただ、運営方法とか、舞台の見せ方とか、昨日チラッと劇場仕込みの様子を見させていただいたのですが…ステージの床に巨大なLEDスクリーンを敷いていたのですが、あんなの、思いつくことはできても、実現しようと思ったら、それなりの準備をしなきゃいけないわけじゃない?
これまでのチケットの売り方では絶対に不可能(採算がとれない)なわけで。。
「それをどう実現させているのか?」「それがどういう効果をもたらしているのか?」という部分は、舞台人ならちゃんと勉強した方がいいと思います。
時々、堀江さんがミュージカルの告知でメディアに出た時に、「ホリエモンがミュージカル!?」みたいなイジり方をしている人を見るのですが、いやいや、あんたの作ってる舞台、もう抜かれてるよ。
ビジネスモデルの構築から目を背けまくったせいで、コアファン以外からすると、ずっと同じことやってるんだもん。
なんか、このへんの話、一回日本の舞台人集めて、お酒を呑みながらザックバランに喋りたいな。
くれぐれも「堀江さんの舞台が絶対的に正解だ!」と言っているわけじゃなくて、「ちゃんと見た上で、ちゃんと判断しませんか?」という話です。
そんなこんなで、12月7日~13日まで鶯谷の東京キネマ倶楽部でやられてますので、お時間ある方は是非、足を運んでみてください。
僕は8日の夜に客席で呑んだくれて、そのまま鶯谷の酒場で呑んだくれてます。
当日は、CHIMNEYTOWNの元インターン生の「だーくん」も来るみたいなので、僕は、だーくんと呑んでますが、エンタメの話に用がある人はナンパしてください。一緒に呑みましょう。
堀江貴文主演&プロデュース、ミュージカル「ブルーサンタクロース」
https://blue-santa.com/
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