西野亮廣製作総指揮。コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、アカデミー賞ノミネートを待つ!
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/430475
「アイデア」よりも「文化」の方が遥かに需要だと思った話 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
https://voicy.jp/channel/941/430475
大阪公演で仕掛けた打ち手『チケットギフト』
ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演の幕が上がりまして、ありがたいことに連日大盛況となっておりますが、日頃、僕の放送をお聴きになられている方はご存知だとは思いますが、つい10日前までは大変な状況にあったんです。
詳しくはこれまでの放送を遡っていただきたいのですが、ザックリと話すと、アレやコレやありまして、一度「完売」となっていたのに、実は、貰える保証がない「補助金」用に2000席を確保していたことが発覚しまして、なんと「公演10日前に2000席を再販売」という前代未聞の事件が起きたんです。
しかも、補助金用に確保していたのが「平日の昼間」ということで…もう、絵に描いたようなピンチに追い込まれたわけですが、そこはやっぱり少年ジャンプの主人公を地で行くことでお馴染みの「世界のNISHINO」ですから、スイッチが入るわけですね。
今回の大阪公演は僕らの会社が主催しているものではないので、責任を取る義理はないのですが、とはいえ『えんとつ町のプペル』だし、『えんとつ町のプペル』を愛してくれたキャスト&スタッフ、そして、ファンの皆様を見捨てるわけにはいかないじゃないですか。
というわけで、そこから「毎日」というか、「毎分」、大阪公演の為に動いたわけですが、そこで仕掛けた打ち手の一つに『チケットギフト』というのがあったんです。
『チケットギフト』というのは、「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演を観たい」という子供と、「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演を子供達に観せてあげたい」という大人のマッチングですね。
大人がチケットを代わりに買って、他のご家庭の子供に(引率の大人分も)チケットをプレゼントする企画をオンラインサロン内で立ち上げたんです。
まずは、オンラインサロン内で、「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演を観たい」という子供を募集して、リストアップして、「○○親子にチケットをプレゼントできる権」という形で販売して、それを、「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演を子供達に観せてあげたい」という方にご購入いただく…という形をとり、合計で「112名分」のチケットを販売したのですが、これが即完も即完で、「買えなかった〜(プレゼントしたかったのにできなかった〜)」という人が続出したんです。
なんて優しい世界なんでしょう。
最高ですよね。
「そもそも自分がいる文化に合った企画かどうか?」が大切
んでもって、ここからが今日の話の本題なんですけども、この「チケットギフト」の一連の動きを見たり、聞いたりした人が、「いいね。ウチでもやってみよう」ということを考えたりすると思うんですけども、結論から言うと、難しいと思います。
無理じゃないかもしれませんが、簡単にはいかない。
というのも、「チケットギフト」ってアイデア自体に凄みがあるわけじゃなくて(アイデア自体は凡庸)、それが成立する「文化」「コミュニティー」が重要なんですね。
オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』って、普段から、寄付とか支援とか応援とか、しまくっているんです。
最近スタートしたNFTプロジェクト『CHIMNEY TOWN GIFT』もそう。
あれも「子供達に絵本をプレゼントしたい」という支援の心で成り立っているので。
そんな感じで、支援が身近にあるコミュニティーじゃないと、やっぱり「支援ベースの企画」って上手くハマらないんですね。
分かりやすいところでいうと、クラウドファンディングに対して「詐欺だ」「宗教だ」と言ってきた人達が、手のひらを返して、自分もコッソリとクラウドファンディングを始めたところで、その人のまわりには「クラウドファンディングが詐欺だ」と散々聞かされて、クラウドファンディングに対して後ろ向きな印象を持っている人達しかいないわけだから、もう手遅れなんです。
生々しい話をすると、僕と同期か、少し先輩の芸人がやるクラウドファンディングは、そこそこ苦戦すると思います。
それをバカにしてイジってきた歴史があるので。
その人達のファンに、クラウドファンディングの文化が根付いていないから。
それでもやるなら、自分が所属しているコミュニティーをお引越しするしかない。
クラウドファンディングに対して理解があるコミュニティーに引っ越すしかない。
「あの人がやって上手くいったアイデアを自分もやってみたところ、全然上手くいかなかった」ということって、時々あると思うんですけども、それは自分の信用や影響力の他に、あの人がいるコミュニティーと、自分がいるコミュニティーの「文化の違い」は確実にあって、これが、思っているよりも大きく影響している。ので、何か企画を立ち上げた時は、「そもそも自分がいる文化に合った企画かどうか?」を考えることが凄く大切だと思います。
最後に。
ここから日本人はどんどん貧しくなるから(モノが買えなくなるから)、「支援」みたいなものをもっとカジュアルにしていかないと、かなり、息が詰まると思います。
《チケットぴあ》
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2224382&rlsCd=002
====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================
★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/bew62ko
▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓
\海外発行のカードが利用できるようになりました/
https://salon.jp/nishino
Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所
https://salon.jp/nishino
▼Instagram版はコチラ↓
https://nishino73.thebase.in/items/57388605