株式会社CHIMNEY TOWNと株式会社幻冬舎で『パートナーシップ契約』を締結
あなたじゃなきゃいけない理由を見つける
僕も、そういう声をかけていただくことが少なくないのですが…若手起業家さんが「お金を出してください」と言っている場面にチョコチョコ立ち会う機会があったりします。
そこで若手起業家さんが事業内容をプレゼンした時に、お金を出してくれる偉いオジサンから必ず飛んでくる質問が、「その事業をするのが、あなたじゃなきゃいけない理由は何なの?」です。
質問の意図は分かりますよね?
そのサービスが本当に良いものであれば、確実に競合が出てくるわけで、「その時にあなたが勝ち抜くことができる(他と差別化できる)要素は何なの?」というのは、そりゃ、お金を出す側が気になるところです。
この質問は必ず飛んでくるので、若手起業家さんは絶対に準備しておいた方がいいと思うのですが…しかし、まぁ、答えが難しい質問だなぁとも思ったりします。
というのも、ある程度、結果を残したら、「自分しか持っていない武器」があるので、優位性・特別性みたいなものをそこでアピールすることができるのですが、若手って、基本は何も持ってない。
たとえば、西野亮廣がこの世界に入る時に、「バイトに充てる時間を、すべてエンタメに充てたいので、当面の生活費を出してください!」と誰かにプレゼンしたとして、その時、「あなたは成功するんですか? エンタメを作るのが、あなたじゃなきゃダメな理由は何なの?」と詰められても、19歳の西野亮廣はたいしてイイ答えを持ってないんですね(笑)。
たぶん、「ぐふっ…」となっちゃう。
まぁ、ほとんどの若手がそうだと思います。
そこそこイジワルな質問なんです。
でも、「あなたじゃなきゃダメな理由」というのは、毎回出てくる質問だけあって、とても大切なことではある。
サービス設計では「○○じゃなきゃいけない理由」が絶対に必要
個人が世に出る時は「あなたじゃなきゃダメな理由」には若干、情状酌量の余地があるんですけども、これが「サービス設計」の話になってくると、「○○じゃなきゃいけない理由」は絶対に必要なんです。
ここに情状酌量の余地はなくて、○○を絡める以上は、「○○じゃなきゃいけない理由」は絶対に絶対に必要なんです。
たとえば、『白熱教室』(プレミアム放送)でも展開しましたが、僕が次に仕掛けたNFTの新プロジェクトというのは、NFTじゃなきゃ成立しないんです。
会議とかでよくあるのが、「今、NFTが流行ってるらしいから、ウチもNFTを絡めて、何かできないか?」みたいな流れなんですけど、そこで出てくる答えのほとんどは、「それ、NFTじゃなくてもイケるじゃん」なんです。
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】)
【西野亮廣】「NFT」「メタバース」「DAO」、成功するものと失敗するものは、最初の時点で明らかだ!
https://goetheweb.jp/person/article/20221111-nishino-68