クリエイティブに必要なのは「締切」
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https://voicy.jp/channel/941/413937
制作中の映画の脚本を公開したら、大変なことになった… | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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「自分で生んで、自分で育てた子」に勝るものはない
僕は「ディズニー」とか「シルク・ド・ソレイユ」の大ファンなんですけども、同時に作り手として、彼らはライバルでもあって、「どうすれば、あの巨人達に立ち向かえるか?」ということをよく考えます。
そこで、現時点で、ディズニーやシルク・ド・ソレイユに勝っているエンタメを考えてみたんですけども…やっぱり「娘のピアノの発表会」とかが最強なんじゃないかなぁという結論に達しました。
お父さんお母さんにとっては、ディズニーの新作映画よりも、「娘のピアノの発表会」の方が遥かに重要度が高くて、遥かにドキドキする。
なんなら娘が舞台袖から緊張しながら出てきただけで泣きそうになるし、たとえばそこで娘が少し失敗してしまって、発表会の後に悔し泣きなんかした日にゃ、もう抱きしめて一緒に泣くと思うんですね。
そうなるのはやっぱり「自分で生んで、自分で育てた子」だから。
これに勝るものは何もない。
「自分達が作った」満足感は大きく「ここをどう設計するか?」がメチャ クチャ大事
そう考えると、「自分が作ったエンタメをどうすれば78億人に届けることができるか?」としているディズニーやシルク・ド・ソレイユへのカウンターは、「どうすれば78億人でエンタメを作ることができるか?」だと思って、2012年あたりから、結構そっち側に舵を切りました。
具体的にどんなことをしているかというと、たとえば、「エッフェル塔の個展の設営をできる権」みたいなものを売ったりしているんです。
ただ、素人さんが買われるわけですから、そのままやっちゃうとクオリティーが約束できないじゃないですか?
なので、どうしているかというと…「『エッフェル塔の個展の設営をできる権』を買われた素人さんをサポートするプロ」を雇ったりしているんです。
皆でエッフェル塔の関係者口から入って、関係者用のエレベーターで荷物をエッフェル塔の展望台に運んで、エッフェル塔の営業時間外に、パリの夜景を見下ろしながら、皆でトンチンカンチン。
そうすると、「僕達、私達が作ったエッフェル塔個展」になるわけですから、普通にお客さんとして来るよりも、遥かに満足度が高いんですね。
撤収作業が終わって、エッフェル塔の展望台からの夜景を見ながら、皆で、打ち上げをしたりしたんですけど、感動で泣いちゃったりする人がいるぐらいに。
そういうことをすると、ちょっとモノを考えるのが苦手な外野の人達が「お金を払って働かされるなんて、ブラック労働だー。詐欺だー。宗教だー」と言ったりするんですけども、そういう時は「あなたが時々やっている『イチゴ狩り』や『BBQ』や『キャンプ』なんかも、お金を払って働いていると思うんですけども、あちらはどうですか?」と返すようにしています。
そうすると、もれなく、すぐに黙る。
やっぱり「自分達が作った」という満足感は本当に大きくて、「ここをどう設計するか?」がメチャクチャ大事。
DAOの世界観とかは、まさにそれですよね。
『映画 えんとつ町のプペル』の続編の脚本を公開したら、1年前ならありえない面白いことが起きている
で、映画でもこれがやれるといいなぁと思って、この度、現在制作中の『映画 えんとつ町のプペル』の続編の脚本をnoteで公開してみたんです。
『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』(第3稿)|西野亮廣(キングコング)
https://note.com/nishinoakihiro/n/ncd9dc2a032c5
そこでフィードバックを貰いながら、脚本をブラッシュアップしていく。
その過程も全て共有していこう、と。
こういうことをすると、「映画公開前に脚本を出しちゃったら、ネタをパクられたりするんじゃないの?」とか言われるんですけども、ダイヤモンドは引き出しに隠しているから盗まれるわけで、皆が見ている前に置いてあるダイヤモンドは誰も盗めないじゃないですか?
皆が見ていたら「アイツが盗んだ」となるわけだから、盗むリスクが高すぎると思うんです。
もうすでに『映画 えんとつ町のプペル』の続編の脚本は数万人が見ていて、これを盗んで、西野よりも先に作品化しようものなら、その人は皆から袋叩きにされるわけで、確実に選手生命が絶たれる。
なので、ダイヤモンドの一番安全な保管場所は「広場の真ん中」だと思っています。
そんなこんなでnoteに『映画 えんとつ町のプペル』の続編の脚本を公開したところ、ちょっと面白いことが起きているんです。
これ、1年前なら、ありえないことです。
どんなことが起きているかというと…3〜4日前に公開した『映画 えんとつ町のプペル』の続編の脚本を読んでくださった方々が、AIアートで挿絵を描いてくださっているんです。
もちろん、実際に映画で使用する絵じゃなく、「コンセプトアート」と呼ばれるものに近いですね。
たくさん描いてくださっているので、その中に、まぁまぁドンピシャなやつもあって、それを今、ご本人の許可をいただいて、脚本の挿絵として少しずつ加えていっているところです。
なので、昨日、読んでいただいた脚本と今日の脚本は少し違っていて、1ヶ月後はまたもっと変わっていたりします。
本当に皆で作っていっている感じです。
この感じで映画を作った時に、はたしてどんなところに着地するのか?
これに関しては、地球の誰も知らないところなので、色々と楽しみです。
『映画 えんとつ町のプペル』の脚本は西野亮廣のnoteで絶賛公開中ですので、是非、チェックしてみてください。
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