もっと『引っ越し』を前向きに考えた方がいい理由

2022年10月27日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/410027

もっと『引っ越し』を前向きに考えた方がイイんじゃないですか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/410027

 
 

海外で見かける日本人って、手を組むことに慣れてないのかも

 
せっかくアメリカにいるので、「日本とアメリカの違い」みたいなところから話し始めたいと思います。
 
先に言っておくと、僕が言っているアメリカはブロードウェイとラスベガスにある「エンターテイメント村inアメリカ」の話で、他の業界は事情が異なるかもしれないので、話半分で聞いてください。
 
一昨日、ニューヨークから飛行機で6時間ぐらいかけて、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のスタッフがラスベガスに来てくれて、コッチの方を交えて、ちょっとした会食があったんですけども、そこでもこの話になったし、ニューヨークでもよくこの話になるんですけど、「日本人は集団主義」みたいなことになっていますが、コッチにいる皆さんが口々に言うのが「日本人ほど手を組まない民族はいない」なんです。
 
もちろん皆が皆じゃないですが、アメリカに来る日本人って、結構な割合で個人プレーに走るんですって。
 
なんか、日本人同士で肩を寄せ合ったりしないんです。
 
もしかすると、肩を寄せ合ったりするのが嫌いな日本人がアメリカに来ているのかもしれませんが…まぁ、確かに、コッチにいる中国や韓国の方と比べて、日本人は良くも悪くも「群れない」というイメージがあります。
 
「一旦、自分達のパイを大きくしてから分け分けしない?」という話や、「自分達で仕事やお金を回し合おうよ」みたいな合理的な話が、日本人から出てくることって、あんまり無いんです。
 
つまり、意外と早い段階で蹴落とし合いを始めている。
 
何度も言いますが、皆が皆じゃないですよ。
 
「それはそれで問題だよね」と言って、「まずは支え合うコミュニティーを作ろう」と動いている日本人もちゃんといます。
 
それこそ、ウチのサロンメンバーさんはニューヨークのコミュニティーを作って、互いのサービスを利用し合ったりしています。
 
でも、その割合は、僕の肌感だと、中国や韓国に比べて少ない。
 
ちゃんと調べてみないと分からないですが、大体こういうのは歴史が関係していて、「島国」というのが影響しているのか、それとも「資源が豊富だった」ということが影響しているのか分からないですが、おそらく日本人は歴史的に「手を組む」の重要度が低かったんだと思います。
 
誰か調べてみて下さい。
 
ま、ここで言いたいことは「海外で見かける日本人って、意外と協力し合ってないので、手を組むことに慣れてないのかも」ということです。
 
 

いよいよ「コミュニティー」が無視できなくなってきている

 
たしかに、僕が「オンラインサロン」を始めた時とか、「怪しい」とか「宗教」みたいな声がメチャクチャあったんです。
 
「コミュニティー」に対して、かなり後ろ向きなイメージを持たれていました。
 
でも、今、コミュニティーに所属してないと、流石に厳しくなってきましたよね。
 
安くて便利なものがこれだけ溢れている時代に、わざわざ知らない人の商品・サービスなんか使わないじゃないですか。
 
逆に言うと、なんなら多少値段が上がっても、知り合いの商品・サービスなら(応援の意味も込めて)買っちゃう。
 
NFT界隈なんか分かりやすく、「コミュニティー」がキーとなっていて、自分と同じNFTを持っている人を応援したりしています。
 
結果、今は猫も杓子も「オンラインサロン」をやるようになって、手を組むのが苦手な日本人でも、いよいよ「コミュニティー」が無視できなくなってきている。
 
 

「自分の活動が応援してもらえる場所」に引っ越した方がいいと思う

 
そんな中、「もっと、こうしてみては?」という提案なんですけども…
 
今、「お客さんが来ない」とか「商品が売れない」と悩んでいる人、メチャクチャいるじゃないですか?
 
日本中にいますよね。
 
あれに関して前々から思っていたのですが…皆、もっと自分の活動が具体的に応援してもらえるコミュニティーがある場所に引っ越した方がいいと思うんです。
 
僕にも郷土愛があるので気持ちはよくよく分かるのですが、それにしても、多くの方が自分が生まれ育った場所に強く根を張るじゃないですか?
 
「その場所でなんとかしよう」と考える。
 
だけど、10年前とか20年前とかに比べて、自分のことを応援してくれるお客さんって、減ってません?
 
ここから更に激減すると思うのですが、そこで、これから10年、20年、集客活動し続ける人生って、かなりシビアだと思います。
 
僕、その時の仕事に合わせて、居場所を転々としているのですが、コネやツテなんかもモロにあるので、やっぱり「有利に働く街」は確実に存在するんですね。
 
そんなの大無視で、皆、すぐに「地元」で店を出そうとするじゃないですか?
 
その「地元にヘバリつく癖」は人口が増えていた頃の日本なら分かるんですけど、今はそうじゃないので、そろそろそこと向き合わないとマズイと思います。
 
具体的に言うと、もう少し「引っ越し」に前向きにならないとマズイと思います。
 
 

『キンコン西野の家』が集客装置になっている

 
これは、あくまで一例ですが、僕、ちょこちょこ『キンコン西野の家』の話をしてるじゃないですか? 
 
僕の自宅でもあって、レンタルスペースとしても貸し出しているのですが…
 
あそこの近所に、サロンメンバーさんの店(カフェと酒場)が2軒あるんです。
 
で、『キンコン西野の家』を利用されている方の動きを見ていると、「どうせ、ここまで来たのだから」ということで、ご飯を食べたり、飲んだりする時は、そのサロンメンバーさんの店を利用されるんです。
 
つまり、西野(の家)が集客装置になって、サロンメンバーさんの店にお客さんを流している。
 
そんな感じなので、皆、少しずつ、このあたりに引っ越してきているのですが、互いのサービスを使いあったり、誰かが集めたお客さんをお隣さんの店に流したりして…なんか凄くイイ感じなんです。
 
これはくれぐれも「『キンコン西野の家』の近所に引っ越してきた方がいいよ」という話をしているわけじゃなくて、「皆、もっと自分の活動が有利に働く場所に移り住んだ方がよくね?せめて、引っ越しすることを選択肢に入れておいた方がよくね?」という話です。
 
一度、前向きに「引っ越し」を考えてみてください。

 
 

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