社長が「売れない商品」を作る惨劇!
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日本に残された数少ない希望 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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『ATMU』が作る実写版プペルがメチャクチャいい!
今日は、「日本に残された数少ない希望」というテーマでお話しさせていただきます。
最近だとL’Arc〜en〜Cielさんの話だとか、あとは『Midjourney』の話だとか、やっぱり、「本当に素晴らしいモノや文化」を他人にオススメするのって楽しいんですね。
暴露や口喧嘩で溢れた世界よりも、「おお、それイイね」「あれもイイね」で溢れた世界の方がイイじゃないですか?
というわけで今日は、ただただ「これが最高だったよ!」という話になっちゃうのですが…
昨日、僕のInstagramの方でも紹介させていただいたのですが、「シノ」さんというフォトグラファーさんが旗振り役となって活動されている『ATMU』というクリエイティブチームが作った実写版の『えんとつ町のプペル』の写真作品がメチャクチャいいんです。
音声なので、お見せできないのが本当に悔しいのですが(後でInstagramを見てください!)、とにかく、メチャクチャいいんです。
プロの喋り手が何かを褒める時に「メチャクチャいい」しか出てこないってことは、メチャクチャいいんです。
僕が紹介してしまっているので、「ああ、西野の作品なのね」と思われちゃうかもしれませんが、これ、僕、関わってないんです。
勘違いされちゃうといけないので、キチンと説明します。
経緯を言うと、まず、『ATMU』というクリエイティブチームがあるんです。
ここには、フォトグラファーだとか、メイクさんだとか、美術さんだとか、あとは「フェイクスイーツ」というのかな? 作り物のスイーツを作る作家さんとかが在籍しているそうです。
で、この人達の動機は「とにかく面白いことをしたい」という至極シンプルなもので、その流れで「実写版のプペルを作ろう」となったみたいです。
仕上がりを見ていただいたら分かりますが、いわゆる「アニメのコスプレ」じゃなくて、「私たちがプペルをリアル世界で表現したらこうなります!」というもので、「絵本そのまま」、「アニメそのまま」じゃないんですね。
たとえば『プペル』は白色だし、顔は鳥カゴだし、目はドーナツだし、鼻はソフトクリームになっています。
でも、どこからどう見ても、誰が見ても『プペル』なんですね。
まず、このバランス感覚が本当に素晴らしい。
そして、それらを全て「自分たちの持ち出し」でやっているんです。
自分達で衣装を作って、スタジオを押さえて、メイクや美術を作って…。
「趣味の本気版」です。
で、主人公の『ルビッチ』君のモデルを探していた時に、僕がいつも仕事でご一緒させていただいているデザイナーの「かんかんサン」の息子さんに白羽の矢が立って、ちょうど日本に帰国しているタイミングで声をかけたそうです。
ちなみに「かんかんサン」の息子さんは、人類の息子史上もっともハンサムです。
完全に勝ち組の子供です。動くと少しバカがバレます。
で、その撮影に母親である「かんかんサン」も立ち会われたみたいで、その日に「かんかんサン」から、「西野さん、やばい!」という興奮気味の LINEをいただいたんです。
「今、プペルの写真を撮ってるんですけど、クオリティーヤバイっす!」という。
で、僕は何も知らないわけじゃないですか?
言ってしまえば『ATMU』さんが勝手にやっていることなので。
だから「プペルの写真、ヤバイっす!」と言われてもピンとこなくて、だけど、かんかんサンが興奮されていることだけは分かったんですね。
で、その後に、「ちなみに、こんな感じです!」と送られてきた写真が、もう、本当にヤバかった。それが昨日、僕のインスタグラムにアップしたものです。
そして、次の瞬間に思ったのが、「こういう仕事で食っていけない世界に、何の用も無い」ということでした。
作品が素晴らしいことは間違いなくて、お客さんを楽しませていることも間違いない。
それで「食っていけない」とか、そんなの嘘じゃないですか。
そんな未来は絶対に迎えたくない。
価値を生み出す人を、トコトン応援していきたい
で、この『ATMU』さんは、「『えんとつ町のプペル』という題材を使って、勝手にマネタイズするわけにはいけない」という立場にあることは容易に想像できるわけで、ご本人達もどこかで「これで食っていけたらなぁ」あるいは「これで次回作の製作費が捻出できたらなぁ」と思っていると思ったので、すぐに、「代表の方と繋いでください!」と、かんかんサンに連絡して、その日のうちに、『ATMU』さんとのZOOM会議を入れて、そこで、「胸を張って売ってください!」とお願いしました。
「素晴らしい作品を作られたのだから、ちゃんとそれでマネタイズして、ちゃんと活動費と生活費を捻出してください」と。コッチから言ってやりました。
「申し訳無さ」みたいなものを感じる必要なんて1ミリも無いから、ちゃんと商売にして、「頑張って、イイ作品を作ったら、食っていける」ということを証明してください…いや、証明しなきゃダメだよ!……と、とても初対面とは思えないような「松岡修造」を発動させてしまいました。
でも、イイもんはイイ。
今日は、ちょっと熱くなっちゃってるけど、本当に、こういう活動が増えればイイなぁと思います。
とくにエンターテイメントなんて、日本に残された数少ない希望の一つだし、せっかく才能があるのならば、他人の惚れたはれたなんかに大切な時間を使わずに、価値を生み出すことに時間を割いて欲しい。
それをやってくれる人をトコトン応援しようと思わされた出来事でした。
本当に素晴らしいので、一度、僕のInstagramを観てみてください。
あるいは、概要欄の方に、昨日、立ち上がったばかりの『えんとつ町の写真館』という、実写版プペルの写真がズラリと並んだネットショップのリンクを貼っておきますので、買わなくてもイイから、とりあえず観てみてください。
本当に最高です。
今日は、「日本に残された数少ない希望」というテーマでお話しさせていただきました。
全てのクリエイターさんを応援しています。
僕も頑張ります。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
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