僕たちはオフラインイベントをどう設計するか?

2022年05月30日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/331728

「ならでは」の価値を整理しないままプロジェクトを進めちゃダメ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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今日は「僕たちはオフラインイベントをどう設計するか?」というテーマでお話ししたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせです。
 
 

お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催!

 
西野亮廣講演会』のお知らせです。
 
全国各地で続々と開催が決まっています。
 
6月25日(土)に宮崎、
7月2日(土)に沖縄、
7月10日(日)に大分、
7月16日(土)に豊橋、
8月6日(土)に大阪、
8月20日(土)に熊本、
9月4日(日)に岐阜で、それぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
 
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
 
チケットをお求めの方は、『西野亮廣講演会in○○』に地名を入れて、検索してみてください。
 
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
 
「Peatix」のサイトで買えます。

講演会開催情報

https://kouenkai.chimney.town

よろしくお願いします。
 
 

オフラインイベントに足を運んでもらう理由

 
そんなこんなで本題です。
 
昨日は早朝から仕事が入っていて、夕方には終わって、早めの打ち上げがあって、「そろそろ帰ろう」という話になったタイミングで、ロザリーナが来て、全然帰してもらえずに、朝まで呑んでいました。
 
なので、今日の放送は「二日酔い」ではなく、ついさっきまで飲んでた男の声をお届けしようと思うのですが…テーマは「オフラインの価値は何だ?」です。
 
昨日は、お遊戯会『えんとつ町のプペル』の撮影があって、呑みに行ったのも、そのお遊戯会の制作チームです。
 
ミュージカルとか、歌舞伎とか、武道館ライブを一緒に仕掛けたチームですね。
 
飲んでいても、やっぱりライブ制作の話になるわけですが、昨日は、「ライブ(オフラインイベント)でしか表現できないことって何だろう?」という話になりました。
 
映像メディア、映像コンテンツがこれだけ充実しているので、やっぱり「わざわざライブに足を運んでもらう理由」が無いといけないんですね。
 
これはまぁ、オフラインイベントに限らず、すべてのサービスに言えることですね。
 
すべてのサービスには「わざわざウチの商品を選んでもらう理由」が必要です。
 
 

視界に収まるオフラインイベントは意味があまりない

 
ライブの場合、それは一体何だろう?
 
答えは、いくつかあると思うのですが、僕らが割り出した一つの答えは「視界に収まってしまうオフラインイベントは、オフラインの意味があんまり無いよね」です。
 
オフラインとオンラインの明確な違いは、「首を動かすか、否か」で、Netflixを見ても、Huluを見ても、Amazonプライムを見ても、YouTubeを見ても、TikTokを見ても、インスタライブを見ても、僕らは首を動かさない。
 
すべて、視界に収まり切っています。
 
ところが、ジャングルとかを歩いていて、後ろで獣の声がしたら、僕らは振り返るじゃ無いですか?
#この例え誰が共感すんねん
#あんまりジャングル歩かんやろ
 
その動きはオフラインでしか起きないことで、この「首の動き」をどうデザインするか?というのがメチャクチャ大事だよね…という話です。
 
ライブだと、「バカでかいセット」や「会場から世界を作り込む」や、あとは、照明演出とかでいうと、「天井に照明を当てる」とかです。
 
天井に当てた照明を見るには、首をグイ〜と動かさないといけない。

これなんかは、映像では絶対に生み出せないんですね。
 
「サーカス」の魅力は、まさにそこにあって、空中ブランコを観ようと思ったら、かなり頑張って首を動かさないといけない。
 
「サーカス」を映像にした時には、その動きがゴッソリと抜け落ちてしまうから、魅力が一気に下がってしまう。
 
ここでいう「映像にしたら魅力が一気に下がる」は、ネガティブな話じゃなくて、「だから生で見る価値があるよね」という、ものすご〜くポジティブな話です。
 
「視界に収まり切っている舞台」「情報が一度で咀嚼できてしまう舞台」は、ここからどんどん厳しくなってくると思います。
 
 

「ならではの価値」を明確にする確認作業が必要

 
で、僕らはそこをすごく気を付けていて、ミュージカル『えんとつ町のプペル』って、現場で見ると絶対一度で見れないんです。
 
会場の入り口から作っていて、中に入ると壁も全部えんとつ町になっていて、舞台の形もみなさまがイメージする分かりやすい舞台の形とはちょっと違って、変な形で出っぱっていて絶対一度では見きれないんです。
 
だいぶ首を動かさないと見れないし、場合によっては「席を移動しないと見れないじゃん」って所もいっぱいあったりする。
 
こういうのを確信犯的にやっていかなきゃいけないなぁと。
 
昨日は、この「首の動き」の他にも、「匂い」とか「不安定さ」とか、いろいろと、「映像コンテンツでは表現できないこと」をリストアップしたのですが、こういう確認作業は、時々やっておかないといけないなぁと改めて思いました。
 
やっぱり、「ならではの価値」を明確にしないまま闇雲に努力しても、全て無駄になってしまう場合がある。
 
ライブを映像コンテンツと同じ棚に並べちゃう場合がある。
 
それは全てのサービスにおいてご法度ですね。
 
何を作る時にも気をつけておきたいポイントです。
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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