日本の「若手」は、何をすればいい?

2022年05月11日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/321890

世界に遅れをとった日本の「若手」は何をすればいい? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/321890

今日は『日本の「若手」は、何をすればいい?』というテーマでお話ししたいと思います。
 
いろんな国を見てまわって感じた、あくまで個人的見解ですので、話半分で聞いていただけると助かります。
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!『スナック西野』オリエンタルラジオの中田君がゲスト
 

月に2度、僕の友人を僕の自宅に招いて、お酒を呑みながら、お客さんのことを程々に無視しながら、お互いが今やっていること、考えていることをガッツリと喋る『スナック西野』というYouTubeのメンバーシップチャンネル(月額590円)があるんですけども、今回のゲストはオリエンタルラジオの中田君です。
 
中田君とは、彼がデビューの時からの仲で、お互い本当にいろんなことを語りあったし、手の内を明かしあってきました。
 
そして、今も互いに「自分が面白い」と思うことをやって、こうして、たまに会って、ガッツリと話しています。
 
今回の『スナック西野』の中田君の話は本当に最高で、裏側を言うと、堀江さんのチャンネルで1時間喋って、中田君のチャンネルで1時間喋った後だったので、もう、他所行きのトークはやめにして、お互いバッキバキの本音で喋ったんです。
 
前半10分が無料で、そこから1時間ぐらいの有料放送があるんですけども、有料放送のラスト5分は、普通にドン引きすると思います(笑)
 
「お前、なんてことを計画してんだよ」という。
 
こんなの、とても表じゃ話せないので、今回、クローズドな場所で喋りました。
 
本当にメチャクチャ面白かったので、超絶オススメです。
 
西野亮廣エンタメ研究所』のYouTubeチャンネルの画面の下にある「メンバーになる」をクリックしていただけると、ご覧いただけますので、是非是非。
 
ドン引きする前提で見ていただけると、痛快すぎて、かなり笑えると思います。
 
宜しくお願いします。

西野亮廣 / Akihiro Nishino

https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg

 
 

お知らせ!5月21日開催!『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』
 

そして、もう一点。
 
5月21日の20時から開催するオンライン勉強会『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』の参加者が「3100名」を突破しました。
 
僕は、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動をしているのですが、この活動は「お金」の問題と常に隣合わせなんです。
 
そして、そこでは「お金の勉強をしていない人の弱さ」を見る。
 
お金の勉強をしていない人が、自分や、まわりの人達を不幸にしていく様を、まざまざと見るんです。
 
やっぱりこのあたりの心配は拭えないので、今回、久しぶりに手を挙げてみました。
 
こちらはFacebookグループを使った勉強会になるので、参加者の方の声を拾いながら、授業を進めて行きたいと思います。
 
アーカイブは6月30日まで残りますので、当日参加できない人でもお楽しみいただけます。
 
チケットは「800円」です。
 
参加ご希望の方は『BASE 煙突屋』で検索してください。

よろしくお願いします。
 
 

「ミュージカル『えんとつ町のプペル』」の全編無料公開は大きな一歩
 

そんなこんなで本題です。
 
今日は『日本の「若手」は、何をすればいい?』というテーマでお話ししたいと思います。
 
昨日、「ミュージカル『えんとつ町のプペル』をYouTubeで全編無料公開します」という発表をしたところ、Twitterのトレンドになったり、いろんなニュースで取り上げていただいて、いろいろザワザワしました。
 
ほとんどの方に好意的に捉えていただいたのですが、一部の方からは「詐欺だ」というコメントがありました(笑)
 
無料なので、どの部分が「詐欺」にあたるのかはこれから調査するとして、それより何より、「ミュージカルの全編無料公開」というのは、業界的には大きな一歩だと思います。
 
そういえば、「無料にするなら、お金を払うから、キャストのギャランティーを確保してあげて欲しい」という、「キャストの我慢と引き換えに無料公開に踏み切った」ともとれるコメントもあったのですが、僕らは、そんな問題には千年前から取り組んでいて、日本だと、通常支払われない「稽古期間中のギャランティー」も、ミュージカル『えんとつ町のプペル』はキャストさんにお支払いしています。
 
日本の舞台シーンの当たり前となっている「稽古ギャラは用意しません」を当たり前にはしたくないので、そのあたりの問題はとっくにクリアした上での今回の無料公開です。
 
つまり、「キャストさんの犠牲の上」に成り立っているものではございません。
 
 

24歳の「瀬戸口君」がプロジェクトの全責任を背負っている
 

その上で…
 
僕のオンラインサロンメンバーさんは御存知だと思いますが、今回の無料公開に至るまでの挑戦をはじめ、このミュージカル『えんとつ町のプペル』というプロジェクトの全責任を背負ってチームを率いているのは、もともとはウチの会社でインターンをやっていた日本人の24歳の「瀬戸口君」という青年なんですね。
 
今、彼はニューヨークに籍を移して、ブロードウェイ公演を目指して頑張っています。
 
自分の24歳の頃はどうだったかなぁ?と考えて見たのですが、当時は(スポーツ選手をのぞけば)自分よりも大きなスケールでエンタメをやっている日本人はあまりいなかったんですけど、今の瀬戸口と比べると、まぁ、24歳の西野はボロ負けですね(笑)

当時は、自分が手がけるエンタメにウン億円なんて用意できませんでしたが、瀬戸口はそれをやっている。

指標は「お金」だけじゃないのですが、中身に関しても完敗です。

でも、僕は、それでいいと思うんです。

それじゃないと意味がないと思う。

きっと、この話を聞いた人の多くは「そりゃ、西野が作った土台の上でやってるから」と思っているかもしれませんが、僕に言わせると、「そうだよ。それの何が悪いの? そもそもの目的は何なの?」です。
 
僕、個人の名声なんてウンコだと思っていて、それより何より、シルクドソレイユの「オー」とか「カー」とか、あるいはディズニーランドを観た時に発生する嫉妬を拭いたいんですね。
 
彼らは一人であのエンタメを作ったわけではなくて、バトンを繋いだ結果、あの境地に辿りついているわけじゃないですか?
 
要するに、地盤調査をした人がいて、基礎工事をした人がいて、建てた人がいて、屋根を作った人がいて、クロスを貼る人がいて…そうやって、役割のバトンを繋いで、あそこに辿りついている。
 
それでいうと僕なんかは「基礎工事をする人」だと思うんですね。
 
だから、瀬戸口がウチに来た時には、「お前は基礎工事なんてしなくていいから、その次の仕事をしろ」と伝えました。
 
その結果が、「ミュージカルの無料公開」であり、「ブロードウェイの挑戦」です。
 
 

若手は「基礎工事」が済んだ物を見つけて、そこに賭けた方がいい
 

僕、いろんな国を転々としていて(まぁ、エンタメしか見れていませんが)その度に感じるのですが、日本だけなんですよ。
 
「基礎工事」を延々と繰り返してるの。
 
あるいは、自分で「クロス貼り」までやりたいから、「基礎工事」の面積が小さい。
 
サグラダファミリアをイメージしていただけると分かりますが、海外は「完成を見ないまま一生を終える」と思って(覚悟して)作業にあたっている人だらけなんです。
 
「次の世代にバトンを渡す」という発想で、「自分のした苦労はしなくていい」という考え方なんです。
 
でも、日本は「俺がした苦労をお前もしろ」なんです。
 
当然、グローバル競争になると負けるんです。
 
だって、日本は世代が入れ替わっても「基礎工事」しかしてないから。
 
今日は、『日本の「若手」は、何をすればいい?』というテーマなので、最後にまとめると、今、20代の子達は、基礎工事が済んでいる物件を見つけて、そこに賭けた方がいいと思います。
 
「継ぎ手がいない伝統工芸」なんて、まさに。
 
大切なのは「一人の人生でやれることなんて、たかが知れていて、『バトンを繋ぐことで巨大なモノを作る』がスタンダートになっている世界戦になると確実に負けるのに、一人で完結できるものに取り組もうとしている」ということを自覚することだと思います。
 
今日のサロン記事は、この話のもう少し踏み込んだ話を書きたいと思います。
 
興味がある方は是非、覗いてみてください。
 

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