時代を前に進める

2022年05月10日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/321323

ペルソナは小学2年生のアイツ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/321323

今日は『時代を前に進める』というテーマでお話しします。
 
リスナーの皆様にも、是非是非、手伝っていただきたい内容です。
 
 

お知らせ!ミュージカル『えんとつ町のプペル』7月3日YouTubeで全編無料公開!

 
結論から先に言っちゃいますが、去年11月におこなったミュージカル『えんとつ町のプペル』を、2022年7月3日にYouTubeで全編無料公開をします。

〜キングコング西野亮廣が脚本・演出を手がけたファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」、YouTubeでの全編無料公開が決定!!〜

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000097599.html

アーカイブも残しますし、1時間半の動画(作品)になりますが、もちろん、動画には広告をつけません。
 
 

ペルソナは「エンタメに恋した小学2年生の僕」

 
次に、このアクションに至るまでの経緯を駆け足でお話しします。
 
サービスを設計する時に作る「架空のユーザー像」や「人物モデル」のことを『ペルソナ』と呼んだりしますが、僕がエンタメを作る時のペルソナは、「エンタメに恋をした小学2年生の頃の僕」です。
 
彼にエンタメを届けることが僕の目的であり、彼の胸が踊らないものは〝僕は〟作るつもりがありません。
 
で、小学2年生の僕がどんなヤツだったかというと、兵庫県川西市という片田舎で暮らしていて、サラリーマン家庭で、4人兄弟の3番目です。
 
生活レベルは、なんとなく予想できるかと思いますが、4人兄弟のサラリーマン家庭には、「エンタメに割くお金」なんてなかなかないんですね。
 
なので、娯楽といえば、もっぱら山遊びか川遊び、そしてテレビです。
 
当時の記憶はもうほとんど残っていないのですが、それでも残っている記憶があって、それは『映画  えんとつ町のプペル』の舞台挨拶の時に話したんですけども、近所の「ダイエー」というスーパーの駐車場に、都会からプロレスの巡業が来た日の記憶です。
 
駐車場の真ん中にリングが作られて、その周りにパイプ椅子が並べられて、まもなく駐車場のフェンスにブルーシートが貼られて、中が見えなくなるんです。
 
お金を払わないと中に入れないから、子供の頃の僕は諦めて、すごすごと家に帰ったんですけど、なんか、いてもたってもいられなくなって、陽が暮れたのに、また家を飛び出して、「ダイエー」の駐車場に向かったんです。
 
お金を持っていないから、あいかわらず中には入れないんですけども、ブルーシートが貼られたフェンスに耳をひっつけて、中の音を聞くんですね。
 
「バーン、バーン!」という技が決まった音の後に、歓声が上がって…僕、この話をすると、いつも泣きそうになるんですけども、それは僕が生まれて初めて聞いた「エンターテイメントの音」だったんです。
 
結局、プロレスは見れなかったんですけども、その夜は、興奮して全然寝れなくて、「いつか、あのフェンスの中に行ってみたい」と本気で思いました。
 
僕のペルソナは、あの夜、エンタメに恋をした小学2年生の僕で、世界のどこかにいる彼や彼と同じような子に、どうにかこうにかエンターテイメントを届けようと思って、せっせとやっています。
 
 

子供たちに届けるため、お金の問題と向き合う

 
「お金の問題」がネックとなって、届けきれない場面がたくさんあると思って、「お金の問題」とも真剣に向き合ってきました。
 
日本人は、お金の問題と向き合うクリエイターを銭ゲバ扱いして、叩きますが、僕の目的は日本人に好かれることじゃなくて、彼や彼と同じような子にエンタメを届けることなので、それこそ「VIP席」の設計にも積極的に取り込んできました。
 
プペル歌舞伎』の客席に子供が多かったのは、題材もさることながら、チケット料金も大かったと思います。「3万円のSS席」を作ることで、A席やB席の値段を下げることができました。
 
ミュージカル『えんとつ町のプペル』に至っては、この問題に更に更に攻めこんで、会場はファミリーで溢れました。
 
ただ、さっきも言ったように、ペルソナは「小学2年生の僕」でして、彼の家は、東京に行くまでのお金なんて工面できないんです。
 
作り手としては、そこで、「はい、残念でした」なんて死んでも言いたくないし、この仕事をしていく中で、事情があって家や病室から外に出れない子供達ともたくさん会ってきたので、そんな子達や、そんな子達のご家族を見て見ぬフリをするなんて、絶対にやりたくないんです。
 
どうすれば、彼らに「ミュージカル」というエンターテイメントを届けることができるかなぁと考えた結果、YouTubeでの全編無料公開に辿りつきました。
 
ミュージカルというのは、様々な権利が絡んでいるプロジェクトですから、YouTubeに全編無料公開するのって、メチャクチャ大変なのですが、スタッフさんが頑張ってくださって、そして、いろんな事務所の方に背中を押していただいて、今回、こうして実現することができました。
 
力を貸してくださった関係者の皆様に、心から感謝します。
 
 

お願い!『#えんとつ町のプペル無料』動画リンクと一緒に呟いて

 
そんでもって、ここからはリスナーの皆様へお願いなのですが、7月3日の19日に無料公開する『えんとつ町のプペル』の動画が、すでに、YouTube上に「プレミア公開」という形でアップされています。
 
7月3日の19時になれば、始まるやつです。
 
その動画のリンクを概要欄に貼っておきますので、まずは、その動画を「リマインダーオン(予約チェック)」をしていただいて、その後、動画のリンクを貼って、『#えんとつ町のプペル無料』をつけて、今回の無料公開の件について呟いていただけると嬉しいです。
 
https://youtu.be/NYPy4vh3_dQ

僕は、この放送の後、『#えんとつ町のプペル無料』でエゴサーチをしまくって、皆様の言葉を拾っていこうと思います。
 
一人でも多くの子供達に届くことを願っています。
 
そして、2022年7月3日19時は、テレビにYouTubeをつないで、是非、ご家族でミュージカル『えんとつ町のプペル』をお楽しみください。
 

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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