人はなぜ津波から逃げ遅れるのか?

2022年03月30日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/300776

人はなぜ津波から逃げ遅れるのか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/300776

今日は『人はなぜ津波から逃げ遅れるのか?』というテーマでお話ししたいと思います。
 
今日の話の「津波」はあくまで比喩表現でして、実際のところは、僕らの生活に関わるお話をしていきます。
 
 

「分かっているものに手をつけない」のは何故なのか
 

よく僕は「僕は次、何をすればいいですか?」とか「どの業界が熱いですか?」みたいな相談をされるんです。
 
でも、そんなの、「YouTubeが熱いですよ」と言ったところで、99%のYouTuberは食っていけないわけで、その人の身体能力や、その人がどれだけ頑張れるかによって変わってくるので、その人が何をすればいいかなんて、ちょっと分からないですよね。
 
というか、そもそも未来がどこに向かうかなんて分からない。
 
たった一人のイノベーションによって、大きく変わることもあるわけで、それこそスマホが世に出る前には想像すらできなかった未来は山ほどある。
 
どこまでいっても分からないことだらけです。
 
だけど一方で、「確実に分かること」もあるじゃないですか?
 
それこそ、スマホが普及して、YouTubeというメディアが普及すれば、「ひな壇」というスタイルが画面面積の問題で鳴りを潜めることは分かる。
 
SNSでお客さんとタレントがダイレクトに繋がれるようになれば、「ダイレクト課金」という文化が加速することも分かる。
 
他にもいくつかありますが、こういうのは確実に来る未来ですよね。
というか、実際に来ましたよね。
 
このへんは『革命のファンファーレ』という本を読んでください。
2016年頃に出た本ですが、そこに書いた通りの未来になっています。
 
確実に分かることしか書かなかったので。

革命のファンファーレ | キンコン西野のサイン本屋さん powered by BASE

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さて。
 
未来には「分からない未来」と、「分かりきっている未来」があるわけですが、
この時、世間(多くの人)の特徴として、「分からないものには手をつけなくて、分かっているものにも手をつけない」というのがあるじゃないですか?
 
「分からないものに手をつけられない」というのは凄くよく理解できますが
「分かっているものに手をつけない」というのは、ちょっと理解できないですよね。
 
たとえば…
 
① 明らかに津波が来ています。
② ここにいたら流されてしまいます。
 
という状況で、「高台に上がらない」という判断をするのは、なんでなの?と思うじゃないですか?
 
水害とかの中継を見た時に思ったことありません?
「そんなに一気に水が押し寄せてきたの?」と。
 
いや、水が押し寄せてくる時は確かに一気に押し寄せるのですが、前兆は確実にあるわけじゃないですか?
 
「川の水位が上がっていて、危険な状況」という前兆が。
 
「堤防が決壊するかも」という状況で、堤防が決壊したら家ごと流されるかもしれないのに、家に残る人っていますよね?
 
あるいは、噴火している山にいて、それを撮影している人とか。

あれは、人間の心の動きの一つで、「正常性バイアス」っていうんです。
要するに、「まだ大丈夫だろう」と思い込んでしまう力です。
 
これ、もともとは、緊急時に「落ち着こうとする力」なんです。
 
だけど、それが過ぎるとマズイことになる。
災害で逃げ遅れる人の多くが、この「正常性バイアス」がかかっている。
 
 

自分の頭に選択を委ねず、ルール化する
 

問題は、この「正常性バイアス」というのは、心が勝手に動くので、コントロールが効かないという点です。
 
となると、どう対処すればいいのか?
 
答えは一つで、もう頭で判断するのではなく、「緊急事のルールを決めておく」しかないんです。
 
  
たとえば、「津波注意報が出たら、そこから見える海の状況がどうであろうと、高台に登る」みたいな。
 
それは、多くの場合、とりこし苦労になりますが、生きれば次がある。
大切なのは、緊急時は(正常性バイアスがかかってしまう)頭で判断しないことです。
 
 
これを、自分の人生に置き換えると、どうか?
 
もう、頭で考えることは捨てて、「あの人が始めたら、自分も始める」とか、「お昼のワイドショーで紹介され始めたら撤退する」とか、そういった感じで「ルールを決めておく」というのは一つの手だと思います。
 
そう考えると、自分の中に、あまりルール化しているものって、なくないっすか?
かなりの選択を、自分の頭に委ねている。
 
それは、そこそこ危険なので、僕らは、特に仕事の判断においては、「正常性バイアス」がかかる前提で進めるといいと思います。
 

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