転職を繰り返しているうちに見えてくるもの

2022年03月08日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/289926

転職を繰り返しまくってると見えてくるもの | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/289926

今日は、『転職を繰り返しているうちに見えてくるもの』というテーマでお話ししたいと思います。
 
 

お知らせ!新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』オンライン配信の参加者が2400名突破

 
今年1月に新橋演舞場でおこなった新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のオンライン配信の参加者が「2400名」を突破しました。

本当にありがとうございます。
 
出演は、市川海老蔵、そして、市川ぼたん、堀越勸玄のダブルキャストとなっております。
 
もともと「記録用」に撮っていた映像なのですが、千秋楽がコロナで中止になったことを受けて、「一人でも多くの人に届けよう」ということで話がまとまり、こうしてお届けできることになりました。
 
チケットは、ぼたんちゃんの出演回と勸玄君の出演回のチケットがそれぞれ3500円。
 
両方の公演をセットで見ることができるチケットが5000円となっております。
 
アーカイブは4月5日まで残ります。
 
オンライン配信チケットをお求めの方は『プペル歌舞伎 配信』で検索してみてください。

資金調達ファクタリングの窓口vistia

https://thunderparty.jp

 

よろしくお願いします。
 
 

お知らせ!梶原さんの号泣にも注目!『毎週キングコングin日本武道館』オンライン配信

 
そして、もう一点。
 
日本武道館でおこなった『毎週キングコングin日本武道館』のオンライン配信がスタートしました。

こちらのアーカイブは3月15日まで残ります。
 
そして、こちらの『毎週キングコングin日本武道館』のオンライン配信の参加者が現時点で、なんと「18000名」を突破しました。
 
こういう場合は「皆様への感謝の気持ちを込めて」とかいって、アーカイブ期間(販売期間)を延長したりするのですが、なんとなく今は「やらなくてもいいかなぁ」みたいな雰囲気になっているので、とりあえず、アーカイブは3月15日の18時までです。
 
こちらは5カメか6カメ&クレーンカメラで、ゴッリゴリに配信用に撮影したもので、僕も見させてもらったんですが、もうね…ものすごいことになっているので、超絶オススメです。
 
アンコールでは、キングコングの漫才も20〜30分ほど入っております。
 
こちらの配信チケットをお求めの方は、『キングコング武道館 配信』で検索してみてください。
 
「ローチケ」さんの方で販売しております。料金は2000円です。

毎週キングコング in 日本武道館

https://l-tike.zaiko.io/item/346462

 

宜しくお願いします。
 
 

「その業界ってアツイの?」という下調べは、無駄

 
そんなこんなで本題です。
 
今日は、『転職を繰り返しているうちに見えてくるもの』というテーマでお話ししたいと思います。
 
自分の転職履歴を紹介してから話を始めた方が、説得力が出そうなので、まずは、「成功」と「失敗」、そしてそれらの度合いは無視して、駆け足で僕のキャリアをお伝えすると……
 
「舞台芸人」としてスタートを切って、「テレビタレント」になり、そのあと、「絵本作家」になり、ビジネス書を書いたり、オンラインサロンを運営して調子に乗りながら、「映画」や「ミュージカル」や「歌舞伎」を作る人になって、今に至ります。
 
羨ましがられることもあれば、妬まれることもあれば、笑われることもあるので、僕は、まぁまぁヨロシクやってますが、他の人が、この生活を「幸せ」と呼ぶか、「不幸せ」と呼ぶか…そのあたりはよく知りません。
 
が、今日は、そのあたりの「恩恵」や「痛み」めいたものは一旦無視して、「転職しまくってたら何が見えてくるの?」という一本に絞って、お話しすると…
 
まず、転職の際によく話題にあがる「今、その業界って、アツイの?」みたいな下調べって、ほぼ無駄だなというのが僕の印象です。
 
というのも、まずは、転職を考える際、自分の中で、「あきらかな斜陽産業」は、無意識のうちに候補から外している…というのがある。
 
「明らかな斜陽産業には人はトキめかない」という言い方の方が正しいのかも。
 
つまり、2022年に「電話ボックス、作りてぇ〜!」と考える人、いないと思うんですよね。
 
となった場合、候補として残っていうのは、「成長産業」か「まあまあ斜陽産業」で、
 
「まあまあ斜陽産業」は、たしかに、まあまあ斜陽産業ではあるのですが、その代わりに、「才能がいなくて、伝統がある」というメリットがある。
 
要するに、「格式高い大会で優勝しやすい」というメリットですね。
 
そして、「格式の王者✖️グローバル」はワンチャンあります。
 
 

アンチコミュニティーに属すのは厳しいゲーム

 
一方で、「成長産業」は、成長産業であるかわりに、「才能が渋滞している」という事実はある。
 
「勝ったら取り分は大きいけど、勝ちにくい」という感じですね。
 
こうなってくると、もはや、どちらを選ぶのも正解で、じゃあ、あとは何を基準に選べばいいかというと、自分の気持ちが動いたか否か、しかないんですね。
 
そこで僕は、「トキめいた方が正解」というアホみたいな結論にしています。
 
昔と違って、マネタイズの手段も増えたし、職業の掛け算先も増えた。
 
なので「キチンとマーケティングの知識を持ち合わせた上で、トキメキさえすれば、食うコトには困らない」という感じです。
 
厳密には「食うコトには困らないラインまでは持っていける」という感じです。
 
ただ、食うコトには困らないラインまで持っていくには、条件が2つぐらいあると思っていて、そのうちの一つが、「アンチコミュニティーに属さない」です。
 
誰かを攻撃することが「飯ウマ」になっているコミュニティーは、自分(私)の成功を「抜けがけ」としてカウントしてしまうのと、なにより、支援の文化(ノリ)が根付いていないので、すべて自己責任の世界観になってしまう。
 
子育てで困っても、「子供を産んだのはオマエだろう」という感じの。
 
ここで暮らすのは、なかなか厳しいです。
 
助けがないと、時間もお金も余分に必要になってくるので、まぁまぁシビアです。
 
手が空いている人が手を差し伸べたり、お金が余っている人がお金を出すコミュニティーに属していた方がいいのは間違いないです。
 
で、そもそも、「そういった余裕がある人が、どこにいるか?」を考えた方が良いと思っていて、そもそもその人がなんで余裕があるかというと、答えは結構シンプルで、「多くの人を助けているから」です。
 
皆が使う(皆が助かる)商品やサービスを作っていたりする。
 
だから、その人に、お金が集まって、だから、その人に「人を助ける時間の余裕」が生まれる。
 
こういう人が、どこにいるか?を考えると、「アンチ活動に励む(そのコミュニティーに属する)」は、なかなか厳しいゲームになります。
 
 

上手く行き始めた瞬間から回収時期が始まっている

 
そして、もう一つ。
 
これは転職をしまくっていると、すごくよくわかるんですけども、「上手くいき始めた瞬間から、衰退が始まっている」という感覚を持っていないとヤバイです。
 
「衰退が始まっている」というより、「回収が始まっている」という感覚かも。
 
要するに、収穫の時期が一番、人目に触れる(世間とコンタクトをとる)ので、そこがどうしても輝いて見えちゃうんですが、当然、「刈り取ってしまえば終わり」で、終わることを見越して、翌年の苗を植えておかなきゃいけない。
 
これは僕自身、すごく意識しているところで、それこそ、テレビタレントの収穫時期に入った頃には、もう、絵本作家の苗は植え始めていたんです。
 
絵本作家として盛り上がってきた頃には、もう「映画」の根回しはしていました。
 
世間は「上手くいっている人」を見て、「上手くいっている」と判断するから、そことのギャップがなかなか難しいし、自分自身、最も分かりやすい「数字」というもので、成果を判断してしまいがちですが、世間から「上手くいっている」と言われている時や、数字で結果が出ている時は、「上手くいっている」ではなくて、「回収時期に入った」と考えた方が、転職のサイクルは安定すると思います。
 
参考になるかどうか分かりませんが、転職しまくっている中年の経験談です。
 

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