キングコングの武道館ライブの最後で漫才をやった理由

2022年03月05日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/288709

キングコングの武道館ライブで漫才をやった理由 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/288709

今日は、『キングコングの武道館ライブの最後で漫才をやった理由』というテーマでお話ししたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』オンライン配信参加者「2400名」突破

 
今年1月に新橋演舞場でおこなった新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のオンライン配信の参加者が「2400名」を突破しました。

本当にありがとうございます。
 
出演は、市川海老蔵、そして、市川ぼたん、堀越勸玄のダブルキャストとなっております。
 
もともと「記録用」に撮っていた映像なのですが、千秋楽がコロナで中止になったことを受けて、「一人でも多くの人に届けよう」ということで話がまとまり、こうしてお届けできることになりました。
 
チケットは、ぼたんちゃんの出演回と勸玄君の出演回のチケットがそれぞれ3500円。
 
両方の公演をセットで見ることができるチケットが5000円となっております。
 
アーカイブは4月5日まで残ります。
 
オンライン配信チケットをお求めの方は『プペル歌舞伎 配信』で検索してみてください。

資金調達ファクタリングの窓口vistia

https://thunderparty.jp

よろしくお願いします。
 
  

お知らせ!梶原さんの号泣にも注目!『毎週キングコングin日本武道館』オンライン配信

 
そして、もう一点。
 
一昨日、日本武道館でおこなった『毎週キングコングin日本武道館』のオンライン配信がスタートしました。

こちらのアーカイブは3月15日まで残ります。
 
そして、こちらの『毎週キングコングin日本武道館』のオンライン配信の参加者が現時点で、なんと「13000名」を突破しました。
 
本当にありがとうございます。
 
こちらは5カメか6カメ&クレーンカメラで、ゴッリゴリに配信用に撮影したもので、僕も昨日、見させてもらったんですが、もうね…ものすごいことになってます。
 
僕はステージの上からの景色しか知らなくて、見落としている部分もたくさんあったのですが、なんと言っても最初ですよ。
 
今回のライブでは、オープニングの演出&満員の武道館に感極まった梶原さんが号泣しているんですけど、僕、徐々に涙が湧いてきたものだと思っていたんです。
 
実際、現場で、梶原君が泣いていることに気がついたのは、登場して少し経ってからだったので。
 
でも違うんです。
 
二人の登場はステージ下から、せり上がってくるんですけど、「キングコング西野」と「号泣してるオッサン」が上がってくるんです。
 
梶原さんったら、客席を見て泣いたんじゃないんです。
すでに泣いてたんです。
 
僕、これを今回の映像で観て、声出して笑っちゃったんですけども、そこも見どころです。
 
カメラさんが、ちゃんと梶原さんの顔のアップを撮ってくださってました。
いやぁ、この配信は超オススメです。
 
お求めの方は『キングコング武道館 配信』で検索してみてください。
 
「ローチケ」さんの方で販売しております。
 
アーカイブは3月15日の18時まで残ります。

毎週キングコング in 日本武道館

https://l-tike.zaiko.io/item/346462

宜しくお願いします。
 
 

「武道館ライブの最後は漫才で締める」と決めていた!

 
そんなこんなで本題です。
 
今日は、『キングコングの武道館ライブの最後で漫才をやった理由』というテーマでお話ししたいと思います。
 
「最後で漫才をやった理由」というよりも、厳密には「最後でやった漫才について」です。
 
ありがたいことに、配信も入れると「2万人」を超える人に見届けていただいた『毎週キングコングin日本武道館』ですが、この公演の最後では漫才をやったんですね。
 
キングコングの二人が出てきて、本当にノープランで、ただただフリートークをするだけのイベントだったのですが、それ(本編)は1時間半ぐらいで終わって、その後、アンコールで(オマケで)、二人とも漫才スーツに着替えて、漫才をやったんです。
 
梶原君には伝えていませんでしたが(伝えろよ!)、武道館ライブの最後は漫才で締めることは前から決めていたんです。
 
僕、「ビジュアル」というものが好きなのですが、やっぱり、どう考えたって、武道館のステージの真ん中にセンターマイクが一本立って、お揃いの漫才スーツを着た二人が、そのマイクを挟んでいる絵は素敵じゃないですか。
 
そんなことができるチャンスを僕がみすみす逃すわけがなくて、なので、武道館公演前に配信とかしてる時に「武道館では漫才はやらないんですか?」というコメントとか入ったら、「うるせーな。サプライズにしてるんだから、黙っとけよ。チラつかせるなよ」と思ってました(笑)。
 
中には「サプライズで漫才はやらないんですか?」と言うお客さんもいて、「それに返事をしたらサプライズにならないだろ!」と思ってました。
 
サプライズで用意している可能性があるんだから、「サプライズで用意してるかも…」と思ったんだったら、思っといてください(口にするな)。
 
 

演出家西野が仕掛けた萌えポイント・・・

 
で、ここはもう演出家の西野ですから、漫才の出囃子が鳴った時に、漫才マイクをステージまで持ってくるのはキングコングと二人三脚でやってきた「山口トンボ」と決めていました。
 
二人三脚の歴史を知っている人の萌えポイントです。
 
ちなみに、出囃子で使わせていただいたのはロックバンドの『忘れらんねえよ』さんの楽曲で、こちらはキングコングが漫才ツアーで全国をドサまわりしていた時にずっと使わせていただいていたものです。
 
ここも、その歴史を知っている人の萌えポイントだったりします。
 
ちなみに、背景に数十メートルの長さの巨大なスクリーンがあったのですが、漫才中、そこにずっと映し出されていたのは、兵庫県川西市の夜景スポットからの景色で、キングコングがコンビを結成した場所だったりします。
 
ここも、そのことを知る人の萌えポイントですね。
 
そんな感じで、涙腺を刺激する罠をたくさん仕掛けて、最後に、漫才をやったわけですが、この漫才をやることを梶原君に知らせたのは前日の夜なんです。
 
前日の夜にネタを書いて、梶原君に送りつけました。
 
前日にネタを送って、そんでもって、ネタ合わせは本番前に2回だけです(笑)
 
明日の『毎週キングコング』が、武道館ライブの裏側の密着映像なのですが、そこで梶原君から、この件に関して猛烈なクレームを頂戴しているので、是非、ご覧ください。
 
 

「なんで、前日に伝えたの?」その理由は大きく二つ

 
ここで気になるのは、「なんで、前日に伝えたの?」というところです。
 
「大きな舞台なんだから、もっと早めに伝えて、キチンとネタ合わせをした方が…」と考えられる方もいらっしゃると思うのですが、もちろん、これには理由があって、大きく二つです。
 
 
一つ目は、サロンではお伝えしましたが、「公演中止の可能性を極限まで減らす為」です。
ネタ合わせをして、公演前にどちらかがコロナにかかってしまったら、かかっていない方も濃厚接触者扱いになるので、武道館ライブは、それでオジャンです。
 
本番当日までの接触回数を極力減らすことが、最大の防御だと考えました。
 
 
そして、二つ目は(こちらの方が理由としては大きい)、「ガチガチに作り込んだ漫才は、フリートークを超えない」ということですね。
 
「フリートークをやって、最後に漫才」というのは、建て付けの美しさはありますが、漫才師なら全員分かっているけど、これって環境としては最悪なんです。
 
漫才をやってからフリートークならいいんですけど、フリートークで散々っぱら腹を見せた後に、「俺、パイロットになりたいんやけど」というネタをやっても、嘘すぎて辛いんです。
 
あと、テンポでたたみかけるようなネタをやっても、「練習したんだろうな感」が出すぎてしまって、ツライ。
 
それらを払拭するには、「なるべく、フリートークに近い漫才」をやる必要があって、なので、ネタの内容もそんなものにして、そして、稽古で仕上がってしまわないように、ネタ合わせの回数を2回だけにしました。
 
梶原君があまりに不安がっていたので2回やりましたが、僕個人的には、ネタ合わせは無しで「ぶつけ本番」でも良いと思っていました。
 
オンライン配信は3月15日まで見れるので、こんな裏側も知った上で見ていただけると、また味わいが変わってくると思います。是非。
 

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