サービスを意識的に買って、『値段』の理由を探れ

2022年02月12日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

 
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/278153

サービスを意識的に買って、『値段の根拠』を探れ | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/278153

「サービスを意識的に買って、『値段』の理由を探れ」 というテーマでお話ししたいと思います。
タイトルで、ほぼ結論を言っちゃってるパターンですが、なんとか誤魔化しながら喋りたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせです。
 
 

お知らせ!『毎週キングコングin日本武道館』チケット残り僅か
 

2月28日に日本武道館で我々キングコングの単独トークライブ『毎週キングコングin日本武道館』がございます。
 
もう今月ですね。

いつもYouTubeでやっている「毎週キングコング」を、ライブでやっちゃおうというもので、最初から最後までキングコングしか出てこない極めてシンプルなイベントです。
 
ローチケ他、各プレイガイドでチケット一般発売でございます。
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=621218
 
キングコングが武道館でライブをするのは今回が最初で最後なので、この機会に、是非、ゲットしてみてください。
 
ちなみに、チケットは「残り僅か」です。
 
よろしくお願いします。
 
 

お知らせ!「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』」参加者2700名突破
 

そして、もう一点。
 
3月2日に開催する、オンライン勉強会「キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会『DAOって何?』※儲け話はありません」の参加者が「2700名」を突破しました。
 
ZOOM画面を共有する形で、Facebookグループで生配信します。
(※アーカイブは4月末まで残ります)
 
こちらは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明するビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会です。
 
「仕組み」を学ぶための勉強会ですので、儲かるとかそういう話は一切ありません。
 
この配信では、ビットコインをはじめとして、
ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめたあと、
「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。
 
プログラムは、
=====
・ビットコイン、ブロックチェーン、NFTについてまとめ
・DAOって何?
・DAOで何ができる?
=====
といった感じです。
 
興味がある方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。
 
チケットは800円です。
 
よろしくお願いします。

キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会「DAOって何?」※儲け話はありません

http://peatix.com/event/3155125


 
 

「ファーストクラスに乗る人の気持ちを知る為にファーストクラスに乗る」はやった方がいい
 

そんなこんなで本題です。
 
今日は、「サービスを意識的に買って、『値段』の理由を探れ」 という話です。
 
「ファーストクラスに乗る人をターゲットにしたビジネスをしたければ、頑張ってお金を貯めて背伸びをして、ファーストクラスに乗って、彼らの気持ちを追体験しろ」的な話って、時々、聞くこともあるかもしれませんが、「じゃあ、実際に、皆が実践しているか?」というと、怪しいところだと思うんです。
 
やっぱり、「高いホテルは勿体ない」と思うし、「移動は安く済ませたい」と思っちゃうじゃないですか?
 
「勉強として、グリーン車に乗ります」という学生なんて、ほとんどいないですよね。
 
「高価格帯のサービスを買う人の気持ちを知る為に、高価格帯のサービスを受ける」を、試す前にやめている人がほとんどだと思います。
 
 
だけど、これは勉強として絶対にやっておいた方が良くて…でも、そんなことを、どこかで聞いた上で、今現在やっていないわけだから、今日は、「それをやることによって、どんなリターン(気づき)があるのか?」をお話しします。
 
 

女性に選ばれないと「高いホテル」は成り立たない
 

たとえば、ホテルなんかすごくわかりやすいのですが、「安いホテル」と「高いホテル」の違いって、何だと思います?
 
部屋の広さとか、窓の外の景色とか、ベッドのフカフカ具合とか、そりゃ、一つずつ挙げていけば、全部、違うんですけども、一番大きな違いは、「『嫁と旦那』あるいは、『彼氏と彼女』のどちらがそのホテルを選んだか?」です。
 
別の言い方をすると、「そのホテル代の決定権(財布の紐)をどちらが握っているか?」です。
 
今の時代に、こんな乱暴な分け方はどうかと思いますが、一般的に、男性は安い宿を選び、女性は高い宿を選ぶ。
 
これは、くれぐれも「安いホテルに男性が多くて、高いホテルに女性が多い」という話じゃないですよ。
 
「このホテルにしようよ〜」と言い出したのは、どちらか?という話です。
 
その上で、「女性は高い宿を選ぶ」なのですが、これ、逆に言うと、女性に選ばれないと「高い宿」は回らない。
 
ホテルだと、洗面台まわりが一番顕著ですが、女性にとってはアメニティが命だし「安いドライヤー」なんて絶対にNGです。
 
僕なんて、「髪なんて乾けばイイじゃん」と思うし、たとえば、高級なアメニティが揃っていたところで、ぶっちゃけ高級ホテルの料金から逆算したら、絶対に元はとれてないじゃないですか?
 
でも、その考えがダメなんです。
 
その算盤は捨てなきゃダメなんです。
 
「女性は、素敵な洗面台の前に立ったら、全ての理屈を失う」と考えた方がいい。
 
僕らが小学生の頃に、カブトムシに命をかけていたような感じです。
 
汗だくで山に登って、スズメバチに狙われて、それでいて、カブトムシが採れない日もある。費用対効果で言えば最悪じゃないですか。それでも僕らは山に登った。
 
大きなエネルギーが生まれる時って、あんまり理屈はないんです。
 
女の子と海外に行くと、空港の免税店で必ず足止めをくらうのですが、あれに近いです。
 
すごい勢いで物色してるから「そんなに欲しかったの?」と聞くと、「そこまで欲しくないけど、ここだと安いし、買わないと勿体ないじゃん」と返ってくるんです。
 
「そんなに欲しくないものを買わないと勿体ない」って、もう、理屈どころか、日本語も失っている。
 
でも、それが女の子で、「高い宿」を選ぶのは女の子なんです。
 
だから、高い宿を運営するなら、「広さ」とか「景色」とかの前に、「女心」を分かっておかなくちゃいけない…ということが、高い宿に意識的に泊まれば分かってくるわけですね。
 
 
これ、男性の場合だと、「時計」とか「車」がそうですね。
 
時間を見れたらいいし、快適に移動できたらいいので、わざわざロレックスを買わなくていいし、わざわざ外車を買わなくていいのに、旦那はそこに手を出して、嫁に怒られたりしています。
 
僕、学生時代にリーバイスの「501」が流行って、裾を折り返すと、「赤耳」と呼ばれる赤い縫い糸(ライン)があって、その「赤耳」が入っている「501」は他よりも高かったんですね。
 
当時、頑張って貯金して、高いお金を払って買って、「この赤耳がええねん」とか言ってたんですけど、そんなの女子からすると知ったこっちゃないんですね。
 
「そんなことより、あんたの上着、ダサない? 上着にお金使ったら?」みたいな爆弾を放り込まれるんです(笑)
 
 

「高いサービス」と「安いサービス」、両方見た方がいい
 

そうやって見ていくと、高価格帯のサービスというのは、理屈で説明できちゃダメなことが分かってくるじゃないですか?
 
「これに、コレとコレが足されるから、この値段です」と“説明できてしまうもの”は、高価格帯のサービスにはならない。
 
値段に目を向けながら、そういったサービスを買って、「値段の理由」の仮説を一つずつ立てていくんです。
 
そして、これは、両方を見た方がいい。
 
つまり、「高いサービス」と「安いサービス」を、「なぜ、高いのか?」「なぜ、安いのか?」を意識しながら、両方買った方がいい。
 
そうすると、今度は「高いサービス」を買っているお客さんと、「安いサービス」を買っているお客さんの所作や礼儀の違いとかが見えてくる。
 
「高いサービス」を買っておいて、「俺は客だぞ」とか叫んでいるお客さんが、昨日今日誕生したばかりの成金であることなんかも見えてくる。
 
新幹線のグリーン車と普通車だと、椅子の大きさ云々の前に、「デシベル」が違うことが分かってくる。
 
そうすると、サービスの値段というのは、他のお客さんが作る空気にも由来していることが分かってくる。
 
大切なのは、高いサービスも安いサービスも両方意識的に買って、値段の理由(根拠)を、できるだけたくさん知ることです。
 
一度、試してみてください。
 
 
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