【西野亮廣】「お金が絡んでくるテクノロジーの話」を、「お金稼ぎの話」としか聞けな人は、一歩も前に進めない

2022年02月13日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2022年2月11日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

情報の分断が進む中、これから苦労するスタンス

 
「これからの取り残される人の共通点」というのは、少しだけ変な言い回しですが、つまり、「今までは、それで通用したかもしれないけどね」です。
 
この1〜2年は、かなり情報の分断が進んだと思っています。
「NFT」「Web3」「メタバース」… 何それ? 美味しいの? …という人が実際に結構いると思います。
 
僕自身、NFTで絵本ページオーナーみたいなのを仕掛けた時に、「理解している人」と「理解していない人」がいて、さらには、「理解しようとしている人」と「理解する気がない人」を目の当たりにしました。
そして、「理解する気がない人」が、開き直っていく様子も見ました。
 
ブロックチェーンに端を発した、このインターネットの第3波は、起業家やメディアの人間だけのものではなく、僕たち一人一人の生活にゴリゴリに絡んでくる内容なので、学ぶことを放棄してしまうと、それなりのダメージを喰らうと思います。
「俺、インスタグラムはやってへんねん」という話とはワケが違って、どちらかというと「新しい生活インフラを使うor使わない」の話。
「電車や車とか、よく分からへんから、俺は乗らない」みたいな話です。
「大丈夫? 全部歩いて行くの?」みたいな話です。
 
そんな感じで、「ああ、この人、このスタンスだと苦労するだろうなぁ」というタイプがいて、主に2つなんですけども、一人目は「新しい情報が、お金稼ぎの話にしか聞こえない人」です。
 
 

「新しい技術の話が、お金稼ぎの話にしか聞こえない人」

 
「ブロックチェーン」とか「NFT」というワードを会話の中に入れたら、必ず「金の話ですか? 僕、そっち側の人間じゃないんで」みたいなポーズをとっちゃう人がいるんですけど、「ブロックチェーン」も「NFT」も、お金の話じゃないんです。
「ブロックチェーン」や「NFT」を使って、お金を動かしたり、生み出したりすることもあるだけの話で、あくまで「技術」の話であり、「人類の進化」の話です。
 
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】)

【西野亮廣】「お金が絡んでくるテクノロジーの話」を、「お金稼ぎの話」としか聞けな人は、一歩も前に進めない──連載「革命のファンファーレ2」Vol.29

https://goetheweb.jp/person/article/20220211-nishino_akihiro_29

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