市川海老蔵最強!

2022年01月14日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/263576

市川海老蔵最強! | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/263576

今日は『市川海老蔵最強!』というテーマでお話したいと思います。
  
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!『プペル ~天明の護美人間~』は1月20日まで

 
1月20日まで、市川海老蔵さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』があります。

プペル~天明の護美人間~|新橋演舞場|歌舞伎美人

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/play/737

https://l-tike.com/play/mevent/?mid=610331
 
 
チケットは、「チケットWeb松竹」の方でゲットしてみてください。
 
http://www1.ticket-web-shochiku.com/t/
 
よろしくお願いします。
 
 

お知らせ!内職魂燃えるキンコン西野のサイン本屋さん

 
そして、もう一点。
 
僕の書籍(絵本&ビジネス書)のサイン本が買える『キンコン西野のサイン本屋さん』というネットショップがございます。
 
毎朝、サイン本の注文をとって、家でサインして、梱包して、郵便ポストにブチ込む…という悲しい内職を、かれこれ5〜6年続けております。
 
しかしまぁ、「悲しい内職」と言いつつも、自分の手で梱包したり、郵便ポストにブチ込んだりすることで、「ああ、今日も1冊届いたな」ということが確認できて、「頑張ろう」という気持ちをもらえたりして、精神衛生上、結構、良かったりします。
 
そんなこんなで、僕の絵本やビジネス書の「サイン本」に興味がある方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

キンコン西野のサイン本屋さん powered by BASE

https://nishino.thebase.in/


一冊一冊手作業の為、少し配送にお時間はいただきますが、内職魂を燃やして、確実にお届けします。
 
よろしくお願いします。
 
 

新作歌舞伎『プペル 〜天明の護美人間〜』の感想

 
そんなこんなで本題です。
 
今日は「市川海老蔵最強!」という中学生みたいなタイトルでお届けしたいと思います。
 
新作歌舞伎『プペル 〜天明の護美人間〜』を観に行って来たので、その感想です。
 
年末に帰国しまして、そこから2週間の隔離があり、昨日、ようやく隔離があけたんです。
 
隔離があけて最初にやることと言えば、「プペル歌舞伎を観に行く!」の一択です。
 
僕、ちょうどプペル歌舞伎の稽古が始まるタイミングで渡米したので、稽古やリハーサルに一度も立ち会えなくて、舞台初日にも立ち会えなかったんです。
 
なので、かなり「お客さん」に近い状態で観たのですが、結論から言うと最高でした。
 
まず、作り手の目線からお話しすると…これはものすごくポジティブな意味で、僕が演出に入っていたら、もっとエンタメエンタメしていただろうなぁと思ったんです。
 
開場時に音楽を流して、当然、客席案内スタッフさんも衣装を着て、役を演じていて、…お客さんが一歩劇場に入った瞬間から世界を作っていたでしょう。
 
まぁ、知っている人は知ってると思います。
 
えんとつ町のプペル オンライン』で検索していただけると、昨年おこなったファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオンライン配信チケットのサイトが出てくるので、そちらでチェックしてみてください。

ミュージカル えんとつ町のプペル | オンライン劇場 ZA

https://za.theater/events/54b16102-d98f-4dc1-9013-5079c515bea5

  
話を戻します。
 
僕がやりたいことをそのままやっちゃうと、それは「歌舞伎」ではなくて、「歌舞伎っぽいエンタメに海老蔵一座が出演した」という状態になっちゃうと思います。
 
今回はそうじゃなくて、「新作歌舞伎」とはよく言ったもので、「企画の一つ」じゃなく、「歌舞伎の演目を一つ新しく作った」という感じでした。
 
一線を超えてないんですけど、それが凄く良かったんです。
 
たとえば、立川志の輔師匠の落語で、「面白いことをするぞ」「新しいことをするぞ」とか言って、プロジェクションマッピングやら、あるいはバックダンサーやらが出てきたら、それはそれで楽しいのかもしれないですけども、やっぱり、志の輔師匠の話芸に集中したいじゃないですか?
 
志の輔師匠の首の振りだけで、そこに登場人物達の姿を想像したいじゃないですか?
 
そんな感じで、ここは結構難しい線引きなんですけども、「エンタメ」を観に行っていることには変わりはないのですが、やっぱり「歌舞伎」を観に行っているんですね。
 
なので、「歌舞伎とは、かくあるべし」みたいなルールというか、お作法があるのが、実はすごく良くて、今回はそのラインを守っていて、「型なし」じゃなくて、「型破り」になっていたのが、すごく良かったです。
 
 

カッコ良すぎる市川海老蔵を1秒でも長く見たい

 
そして、ここからは、ただの1お客さんの感想なんですけども、これは「プペル歌舞伎」を観た方の感想とおそらく同じだと思うのですが…市川海老蔵がカッコ良すぎた(笑)。
 
僕、中身が結構女子でして、イケメンが好きなんです。
 
アゴのラインフェチだったりして、イケメンを見ては「キャ、素敵!」となるやつなんですけども…その僕の女子心をMAXまで興奮させてくれるのが市川海老蔵という大役者でして、今回はちょっとヤバかったです。
 
今回、隣の席に座ったマダムと仲良くなったんですけども、一幕が終わった後も、「ダメ。まだ緊張する」と言ってらして、その気持ち、すごく良くわかります。
 
「市川海老蔵が数メートル先にいる」という事実に、やられちゃうんです。
 
ステージ上にいる市川海老蔵の声や仕草やフォルムが、とにかく美しい。
 
存在そのものがアートで、以前、海老蔵さんに「歌舞伎って何なんですか?」と質問したことがあったんですけども、その時に「歌舞伎役者が出ているのが歌舞伎です」と返ってきて、その言葉に偽り無しでした。
 
これはプペル歌舞伎の制作時にサロンメンバーさんと共有した話なのですが、歌舞伎って「早替え」があるじゃないですか?
 
「今回は市川海老蔵が5役に挑戦!」みたいなの聞いたことありますでしょ?
 
…興奮して、デビィ夫人みたいになっちゃた(笑)
 
あれって、「なんで、一人で何役もするの?」と思いません?
別の役者さんを立てた方が、メイクや衣装も、こだわれそうじゃないですか?
 
でも、そうじゃ無いんです。
歌舞伎って、歌舞伎役者を見たいんです。
 
市川海老蔵を1秒でも長く見たいんです。
市川海老蔵に、1秒でも長くステージ上にいて欲しいです。
 
このあたりが、映画やドラマや演劇やミュージカルと違うところで、これは1ファンの意見ですけども、変な話、歌舞伎は「ストーリー」よりも「役者の出演時間」の方が重要度が高いんです。
 
そう考えると、「早替え」というのが実に合理的だと言うのが分かる。
 
そして、そのことは生で歌舞伎を体験してみると、本当によくよく分かります。
 
 

軽いネタバレを含んだ見どころ

 
今回の『プペル ~天明の護美人間~』を、まだご覧になられていない方もいらっしゃると思うのですが、喋りたくて仕方がないので、軽いネタバレを含んだ見どころをお伝えしていいですか?
 
お芝居の後半の方で、市川海老蔵演じるゴミ人間「プペル」が、自分が主人公(ハル)の父親だと気づくシーンがあるんです。
 
それまで、ずっと情けない声で、への字型の眉でいたプペルが、その瞬間、明らかに顔が変わって、会場全体が「あれ、なんかプペルが変わったぞ」という空気になるんです。
 
そこから、その表情のまま、天下の大泥棒の「次郎吉」のところに行って、第一声「ごめんください。泥棒をお願いしたのですが」と言うんですけど、もう、この瞬間!
 
バカみたいな感想を言っていいですか?
 
「キャー」ってなっちゃう(笑)
 
さっきまで、あんだけナヨナヨしていたのに、その瞬間、一気に父親である「熊八」の、市川海老蔵の不良性がガンッ!と出るんです。
 
もう、あのまま抱いて欲しい。
 
そのシーン、めちゃくちゃカッコイイので是非、観てください。
 
まだプペル歌舞伎を観ていない人、なんとかチケットをとって、是非、観てください。
 
僕は、もう一回、観にいきます!次は、ぼたんチャンの回を。
 

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