【西野亮廣】作品の寿命を一気に伸ばす「ギフト化」の本質とは?

2021年10月08日

※この記事は、2021年10月8日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

第11回 「贈り物」になる作品と、ならない作品の境界線

「ずっと売れ続けるエンタテイメント」を、作る確かな方法がある!?

 
僕は田舎町のサラリーマン家庭の4人兄弟の3番目として育ちました。
家計に余裕などあるはずもなく、毎朝、「ダイエー」と「イズミヤ」(どちらも近所のスーパーです)のチラシを見比べては、自転車を走らせ、10円でも安い牛乳を買い求めて、スーパーをハシゴしている母ちゃんの背中をよく見ていました。
 
4人の子供を育てる母ちゃんは毎日、とても忙しく、まさか、エンタメに割く時間などありません。
父ちゃんは父ちゃんで、6人家族を守らなければいけないので、これまた大変。いろんなものを犠牲にしてくれたと思います。
 
オンラインサロンを始める時に考えたのは、父ちゃんと母ちゃんのことで、「忙しい彼らが楽しめるコンテンツを作る」ということを最初に決めました。
「家事の合間にサクッと読めて、忙しい主婦でも、世界戦の裏側に一喜一憂できたらイイな」と。
他のサロンと比べて、僕のサロンの値段が安いのも、そういう理由です。
 
で、僕は机上論には興味がありません。
経済ウンヌンカンヌンの空中戦は賢い人達にお任せするとして、僕の仕事はエンタテイメントを目に見える形で作り、大衆に届け、キチンと結果を出す。
映画を作るのならば、相手がハリウッドであろうが、ディズニーであろうが、「鬼滅の刃」であろうが、「ポケモン」であろうが、真正面から挑んで、国民全員が見ている前で戦う。
 
そうしないと、あの日の父ちゃんや母ちゃんに届きませんし、「届かなかった戦いの裏側」なんぞ誰が読むものですか。
結果が全てだとは思いませんが、結果を出さないと届かない人がいます。
  
『映画 えんとつ町のプペル』は「国内戦は一段落」といったところですが、舌の根の乾かぬうちに次の勝負をスタートさせています。
新作絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』です。
7作目の絵本になるので、さすがに絵本業界の厳しさを知っています。
『映画 えんとつ町のプペル』で170万人動員した後なので、物足りなく感じるかもしれませんが、絵本は「3万部売れれば御の字で、5万部売れれば万々歳」という世界です。
 
それでも、僕が絵本に張る理由があります。
 
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

【西野亮廣】作品の寿命を一気に伸ばす「ギフト化」の本質とは?

https://goetheweb.jp/person/article/20211008-nishino_akihiro_11

シェアする