音声コンテンツで食べていける時代

2021年06月01日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

今日は『音声コンテンツで食べていける時代』というテーマで、お話ししたいのですが、本題に入る前に、お知らせをさせてください。

僕の絵本最新作『みにくいマルコ  〜えんとつ町に咲いた花〜』が発売となりました。
雨の日も風の日も、コロナで世界中がシッチャカメッチャカになった日も、こうして新刊を届けてくださる全国の書店さんに御礼申し上げます。

みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~ | にしの あきひろ |本 | 通販 | Amazon

Amazon.co.jp: みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~ : にしの あきひろ: 本


 そして、すでに手にとって読んでくださり、さらにはSNS等で感想を発信してくださっている読者の皆様にも御礼申し上げます。

たぶん、ここで僕がタラタラと宣伝するよりも、皆さんの感想の方が真実に近いと思うので、是非、ツイッターで「みにくいマルコ」で検索してみてください。

こちらの作品はサイン本のご予約も承っておりまして、お求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。
(※こちら→)https://nishino.thebase.in/items/28763178

みにくいマルコ | キンコン西野のサイン本屋さん powered by BASE

https://nishino.thebase.in/items/28763178


あと、ちょっと遊びで絵本『みにくいマルコ  ~えんとつ町に咲いた花~』の副音声をVoicyで録ってみたので、絵本と合わせて聴いていただけると嬉しいです。副音声は長いので、忙しい方は聴かなくても大丈夫です。


そして、お知らせがもう一つあります。


月に2回、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。


結局、僕の場合は、お酒の席の話が、どこよりも本音だし、なんてったって一次情報なんです。なので、それを産地直送でお届けしようというのが『スナック西野』の趣旨です。


来週のゲストは「IT評論家・尾原和啓さん」です。先に言っておきますが、今度の話題は「空中戦」です。




冒頭から「商品やサービスがコピーされるまでの速さが限界に達した時代に生きる僕らが、はたしてどんな発信をしていけばいいのか?」みたいな話をしていて……途中、何を言っているか分からない人がいるかもしれませんが、「普段の呑み会の会話をそのまま届ける」が趣旨なので、そのまま話を続けています。

先々のゲストですが、「堀江貴文さん」「美容室NORA代表・広江一也さん」と続きます。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/join





さて。そんなこんなで本題です。



今日は「音声コンテンツで食っていけるのか?」という、音声配信者や、音声配信者を目指す方にとっては、なかなか無視できないテーマを取り扱いたいと思います。
音声コンテンツの現在地の共有です。

 
今日から僕のVoicyに企業スポンサーが付きます。
 
Voicyとパーソナリティーとの広告収益の取り分がどれほどなのかは知りませんが……これはVoicyの応援も兼ねているので、僕の方から「僕のチャンネルの手数料はM A X受け取ってください」とお願いしました。

それで、Voicyというサービスがより良いものになれば、僕も嬉しいので。
 
ちなみに企業スポンサーさんは、僕のチャンネルに限らず、随時募集しているそうなので、Voicyに広告を出したい経営者さんは、僕ではなくて、Voicy本体までご連絡ください。

VoicyスポンサーVoicy

Voicy 法人向けサービス|音声プラットフォーム

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さてさて。
やっぱり皆さんが気になるのは、「音声コンテンツの広告収入って、どれぐらいなの?」という部分だと思うのですが、これは企業さんとのことなので明かすことはできません。


ただ、結論として、僕のチャンネルの規模になると、音声だけで食っていくことは可能です。

ちなみに、具体的な数字を言うと、今、僕のチャンネルのフォロワー数は『21万9598人』です。
 



広告収入の場合、フォロワー数はあんまり関係なくて、大切なのは1日の平均再生回数だと思うのですが、ここ最近の平均再生回数4万5000回です。

日曜日とかは「10万回」とかなっていますが、あれはチャプターが分かれているので、同じ人が「2回、3回」とカウントされてしまうので、日曜日の再生回数はアテになりません。

広告的には「1日に何人が聴いているか?」というのが重要で、それでいうと、僕のチャンネルは1日平均4万5000人です。

ここから読みとれるものがあるとするのであれば、「積極視聴している4万5000人のユーザーに自社の宣伝をするのに、いくら支払うか?」という経営者目線で考えてみたら、「支払う金額×日数」で、おおよその金額が見えてくると思います。

チャンネルの成長スピードも共有しておくと、今のペースだと、順調にいけば今年の10月にはチャンネル登録者数が30万人になる見込みです。
 
その時の平均再生回数はちょっと見えないですが、まぁ、今よりも増えることは間違いなさそうです。その分、広告単価が上がります。

Voicyでは、企業スポンサー枠以外にも、プレミアム配信という、YouTubeでいうところの「メンバーシップ(月額課金)」モデルがあって、こちらは僕はやっていないのですが、その気になれば、「企業スポンサー」と「プレミアム配信」のハイブリッドも可能です。

音声コンテンツは長らく“ファンとの絆を深めるメディア”で、「マネタイズは外でおこなう」というのが主流だったのですが、今年の1月に起きたClubhouseバブルで、「食っていけるメディア」にグッと近づいた感じですね。

 
前々から「音声で食っていける未来は来る」とは言われていましたが、いよいよ現実味を帯びてきた感じがします。

 
こうなってくると、いよいよ選択が迫られるのは「テキストで発信するか?」「動画で発信するか?」「音声で発信するか?」です。

 
「音声で発信しても食っていけないから」という理由で、「音声」は選択から外れていたけど、「いやいや、なんか音声でも食っていけるらしいぞ」となってくると、自分に合った発信を選ぶようになってくる。

 
 
人には向き不向きがあって、「テキスト向きの人」「動画向きの人」「音声向きの人」は絶対にいるので。

 
そして、音声の場合は、手元に原稿を用意できるので、「テキスト向きの人」が参加できるメディアでもある。自分でまとめた記事を読み上げればいいので。

 
そうすると、「テキスト」と「音声」の両方で売り上げを作ることができるので、強いですよね。

 
これまで、「テキスト向きの人」や「音声向きの人」が、「発信する」となったら得意でもないのにYouTube(動画)をやらざるをえない雰囲気でしたが、これからはそうじゃなくなってくる。

メディアの地図が大きく描き変わる瞬間に立ち会っている気がしています。

 
そんなメディアの流れを眺めながら、私、西野に関しましては「なるほど。音声メディアも食っていけるようになったのね」という確認がとれましたので、今の活動を引き続きやりつつ、音声コンテンツがキッカケとなる新しい挑戦をスタートしてみようかなぁとボンヤリ思っております。

 
その詳細は、このあと、オンラインサロンの方に一本の記事として書きますので、サロンメンバーの皆様は是非、チェックしてみてください。

Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所



今日は音声コンテンツの現在地を共有させていただきました。

 
予想できる今後の展開としては……「音声コンテンツで食っていけるぞ」という噂が回れば、タレントさんが続々と参戦してくると思います。

 
もし、音声コンテンツを始めるのなら、それよりも前の方がいいのかなぁと思いますが……こればっかりは向き不向きがありますから、僕は流行りはほどほどにして、自分に合った無理のない発信を続けることが一番良いと思います。


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