そういえば、あの時、そこそこムカついたけど…よく考えてみたら、ただのBLだった話
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
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プライドが邪魔をして「教えて」と言えずに、出遅れる日本人 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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今日は、『プライドが邪魔をして「教えて」と言えずに、出遅れる日本人』というテーマでお話ししたいと思います。
すでに結論を言ってしまいましたが、お付き合いください。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
お知らせ!プペルのドライブインシアター
『映画 えんとつ町のプペル』の「ドライブ・イン・シアター」のお知らせです。
新型コロナウイルスで、またまた大変なことになって、「せっかくの夏休みなのにどこにも行けない」と嫌〜なムードになっちゃってますが、そんな中、コロナをものともしない「非接触エンタメ」である『ドライブインシアター』の会場が、またまたドドっと追加されました。
すでにチケットが完売した会場を抜いてお伝えするので、お近くの会場がないかチェックしてください。
8/14(土)イオンノア店
8/20(金)イオンノア店
8/20(金)イオンレイクタウン
8/20(金)イオンモール名取
8/21(土)イオン市川妙典店
8/28(土)イオンモール佐賀大和
8/29(日)イオンノア店
です。
料金がお車一台につき3300円。
一台であれば4人であろうと、6人であろうと、3300円です。
そして、どういうわけか、ポップコーン2つと、ペットボトルが2本付いてきます。
イオンさんに「あざす」と言っておいてください。
チケットの購入等、詳しくは、「イオンシネマ ドライブインシアター」のHPでご確認ください。
https://www.aeoncinema.com/cinema/drive-in-theater/schedule/
よろしくお願いします。
そんなこんなで本題です。
稽古にもギャラを出すミュージカル
たとえば、僕は今、『えんとつ町のプペル』というファミリーミュージカルを作っているのですが、このコロナ禍でこのプロジェクトを立ち上げる際に、チームの皆と(とくにプロデューサー陣と)事前に共有したことが二つあって…
一つ目は、「稽古にもギャラを出す」ということ。
舞台を作るには突然、「稽古期間」があって、ミュージカルとなると、その期間は結構長めに設けられるのですが、ほとんどの舞台は、稽古はノーギャラなんです。
役者さんの時間を大幅にいただいているのに、「これは本番の為の先行投資だから」という考え方なんですね。
でも、ごらんのとおり、コロナ禍じゃないですか?
本番がやってこない舞台なんて、ゴロゴロあるんです。
そうなってくると、「やってこない本番の為にノーギャラで稽古に時間を割く」ということが起きてしまう。
実際に今、いろんなところで起きている。
多くの舞台は今、極めて博打的に、「どうか、本番公演の時に、コロナが落ち着いてますように」と“祈る”方向で進められているんですね。
僕はこのやり方には反対で、チームの全員を守りきるのがリーダーの仕事なので、チームの皆に「一か八か」をやらせちゃダメだと思っています。
リスクを背負うのはリーダーだけでいい。
キャストさんには生活があって、守らなきゃいけない家族もいる。
その御家族も含めて守りきるのがリーダーの仕事じゃないですか?
なので、「稼働したのに、コロナのせいでノーギャラになってしまいました」ということを無くす為に、
「稽古ギャラを必ず出す。そのお金は、リーダーおよびプロデューサーが、他からなんとか捻出する」
を、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の方針としています。
チケット代依存からの脱却へ
そして二つ目。
これは、当時、オンラインサロンでも何度も書いたので、サロンの記事を遡って、読んでいただきたいのですが、僕らが掲げているのは『チケット代依存からの脱却』です。
Salon.jp | 西野亮廣エンタメ研究所
https://salon.jp/nishino
コロナというのは常に「お客さんが入れられない」…つまり、「チケット売上がゼロになる」というリスクを孕んでいる。
この状態で、チケット売上だけに全体重をのせてしまうと、「コロナでお客さんが入れられなくなりました」となった時に、ウン千万、場合によってはウン億円の損害が出てしまう。
当然、チームメンバーの誰かが路頭に迷うことになるんですね。
そんな一か八かの勝負はしちゃダメなんです。
絶対にダメ。
これは全てのサービス業に言えることだと思うのですが、大切なのは、「大成功すること」よりも「死なないこと」です。
生きていりゃ、またチャンスが巡ってくるので。
なので、プロデューサー陣に伝えたのは、「舞台の世界に脈々と続いている『チケット代依存』を、僕らの挑戦をもって終わらせよう」と。
もっと具体的に言うと、「チケット収入以外の収入源を開発して、チケット収入外で、舞台の制作費を回収するところまで持っていこう」です。
ゴールの設定というはコロナの状況によって変わってくると思うのですが、それでも、一番最低ラインは、「コロナで舞台は中止になりました。だけど、関係者全員にはギャランティーがしっかりと支払われて、みんな食えている。カンパニーとしても赤字はゼロ」です。
ここが最低ラインです。
今、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、僕が働いている『CHIMNEY TOWN』という会社を独立して、ニューヨークにある『CHIMNEY TOWN USA』という会社の代表をしているセトちゃんという24~5才の子がプロデューサーを務めているのですが、彼に常々言っているのは「頭を使え。足を使え。スタッフの生活を背負っているエンターテイメントを博打にするな」です。
Salon.jp | 挑戦する人と応援する人のオンラインサロン
https://salon.jp
偉そうに言う以上は、僕も最大限お手伝いするつもりでいて、たとえば、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の公開前日におこなうオンライン前夜祭(キンコン西野が舞台セットの中かは、今作品の見所や、裏の仕掛けなどを紹介するオンラインイベント)なんかがそうですね。
CHIMNEY TOWN powered by BASE
https://nishinoinc.thebase.in/
詳細は『チムニータウン BASE』で検索していただきたいのですが、すでにオンライン前夜祭のチケットは900枚ぐらい売れていて、チケット代が800円なので、現時点での売上は、ザッと70万円ぐらい。
もし、公演をやらなかったとしても、現時点で70万円の売上がある。
ミュージカルの制作費から考えると、「70万円」は微々たるものですが、それでもチリツモですよね。
こんなクラスの企画(収入源)が、他に30個あるとなったら、それだけで2000万円ぐらい。
チケット外収入が2000万円です。
ここを膨らませていくことで、「スタッフを守りきる」というのが今回のテーマです。
知らない事は直接聞けばいい
僕は、今回のミュージカルに限らず、映画でも、絵本でも、ずっとこれをやってきてるんですね。
とにもかくにも「博打にしない」です。
なので、毎度、ウン億円を支払う大きめの挑戦をしているのですが、死んではいないんです。
でね……こういうことをやっていると、「ちなみに、西野さんって、どうやってんの?」といった感じで、僕ではなくて、ウチのスタッフに探りを入れてくる業界関係者がメチャクチャいるんです。
僕、メチャクチャいいことだと思っています。
皆で積極的に情報や選択肢共有して、皆で前に進むなんて、最高じゃないですか。
でも、その時、いつも思うんですけど…直接(本人に)聞けばいいと思いません?
「ちょっと教えて」と言うだけじゃないですか?
たとえば、ほとんどの人は、クラウドファンディングのリターン設計を「行き当たりばったり」でやってるから、取りこぼしまくってるんですね。
そんなの、とっくの昔に、そのミスをして、改善をした経験者に聞けばいいじゃないですか?
表では「興味ありませんから」というスタンスをとったり、あるいは否定していたりするのに、裏ではコッソリとチェックして、探りを入れている。
「分からないから、ちょっと教えて」ということって、そんなに難しいですかね?
チームメンバーや、家族の生活がかかっていることを思えば、安くないですか?
僕は全ての国を見てきたわけじゃないのですが、結構、いろんな国には行かせてもらっていて…そこで、いろんな文化と触れ合うのですが、その人達と比べると、日本人って「教えて」というのがメチャクチャ下手っ。絶望的に下手っ!!
もっというと「知らない」ということを、恥ずかしいことだと思ってる。
だから、「知らない自分」を出せずに、すっごい遠回りをしている。
「知識を共有しない」なんで、そんな勿体無いことはして欲しくないです。
どんなイメージを持たれているか知りませんが、キンコン西野って、訊かれたら懇切丁寧に教えてくれるやつなので、困ったことがあれば直接聞いてください。
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CHIMNEYTOWNのホームページを、
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【注意】
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