NFTって何?デジタルの波に乗る人、乗り遅れる人

2021年08月07日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/187147

【NFTって何?】デジタル化の波に乗る人、乗り遅れる人 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

https://voicy.jp/channel/941/187147

本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!夏休みのドライブインシアター!

 
『映画 えんとつ町のプペル』の「ドライブ・イン・シアター」のお知らせです。
 
新型コロナウイルスで、またまた大変なことになって、「せっかくの夏休みなのにどこにも行けない」と嫌〜なムードになっちゃってますが、そんな中、コロナをもろともしない「非接触エンタメ」である『ドライブインシアター』の会場が、またまたドドっと追加されました。
 
今から会場を発表するので、お近くの会場がないかチェックしてください。
 
 
8/7(土)イオン市川妙典店
8/8(日)イオンノア店
8/14(土)イオン大井店
8/14(土)イオンノア店
8/20(金)イオンノア店
8/20(金)イオンレイクタウン
8/20(金)イオンモール名取
8/21(土)イオン市川妙典店
8/27(金)イオンモール筑紫野
8/27(金)イオンモール四條畷
8/28(土)イオンモール佐賀大和
8/29(日)イオンノア店
です。
 
 
料金がお車一台につき3300円。
 
一台であれば4人であろうと、6人であろうと、3300円です。
 
そして、どういうわけか、ポップコーン2つと、ペットボトルが2本付いてきます。
 
イオンさんに「あざす」と言っておいてください。
 
チケットの購入等、詳しくは、「イオンシネマ ドライブインシアター」のHPでご確認ください。
 
 
https://www.aeoncinema.com/cinema/drive-in-theater/schedule/
 
 
そして、もう一つ。
 
 

お知らせ!サイン本屋さんの活動を再開!

 
日本に帰ってまいりまして、無事に隔離生活も終えたので、『キンコン西野のサイン本屋さん』の活動を再開いたしました。
 
「西野が注文を受けて、西野がサインを入れて、西野が梱包して、西野が郵便ポストにブチ込む」という根性サービスです。
 
もちろん、今日も、この後、やります!
 
キンコン西野の絵本やらビジネス書の「サイン本」をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。
 
魂のサイン本をお届けします。
 
よろしくお願いします。
 
 
そんなこんなで、本題です。
 
 

絵本のNFTって?

 
昨日(一昨日?)、『キンコン西野の絵本のNFTが400万円で落札』というニュースが出ていました。
 
誤解がないようにお伝えしておくと、NFTは3つ出品して、“3つの合計が”400万円です。
 
まぁ、どうでもいいか。
 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000042665.html
 
 
今日は、この辺の話を掘り下げたいのですが……ぶっちゃけ、世間の大半が、まだ「NFT」のことを分かってないと思うんです。
 
なので、「絵本のNFT」と言われても、全然、ピンとこないと思うので、少し説明すると、
 
今回は、絵本の「ページ毎のオーナー制度」を設けたんです。
 
「俺、このページのオーナーやねん」と言えちゃうやつですね。
 
たとえば、『ドラゴンボール』でいうと、悟空がスーパーサイヤ人になったページのオーナーになれるものなら、なりたくないですか?
 
「そのページの絵を自身のホームページのトップ画に使用してもいい」というオーナーの特典があれば、尚のこと。
 
まぁ、場合によっちゃ「商業利用してもいい」という特典がついてくることもあるかもしれませんが、それは、各NFTによってバラバラです。
 
まぁ、この、「みんなの手元にある画像のオーナーはこの人!」と言えちゃうのは、NFTというか、ブロックチェーンという技術サマサマです。
 
 

作家さんの生存確率が大きく変わる

 
で、僕は、何を面白がっているかというと、「絵本のページの価値は、アート作品のように変わる」という部分ですね。
 
当然、僕がこの先もっと活躍すれば、僕の絵本の1ページの価値は上がるんです。
 
その時、昔購入した絵本のNFTを売るオーナーさんが出てくるわけじゃないですか?
 
あるいは、「価値が上がったページを、余計に持っておきたい」と考えるコレクター的な発想のオーナーさんも出てくる。 
 
それによって生まれる文化や、人やお金の流れが面白いなぁと思っていて、今回、こんな実験をしてみました。
 
一つ確かなことは、(今回は全40ページある絵本のうちの、3ページのNFTの合計が400万円だったわけですが)「絵本の印税で400万円を稼ごうと思ったら、大変だ」ということです。
 
これまで作家さんの収入といえば、基本的には「印税」しかなかったわけですが、場合によっては、書籍×NFTが「印税」以上の収入源になる可能性がある。
 
ここは本当に大きな変化で、この選択肢を「知ってる」と「知らない」とでは、作家さんの生存確率が大きく変わってくるんですね。
 
そして、このVoicyでも何度もお話ししていますが、自分を「知ってる」という状態にしてくれるのって、ほとんどの場合が「コミュニティー」なんです。
 
ウチのサロンメンバーは全員、NFTのことを知っています。
 
最後の最後まで理解できているかどうかは分かりませんが、少なくとも「知っている」んです。
 
もう、サロンの『義務教育』として、NFTの勉強会をやっているので(笑)
 
 
https://www.youtube.com/watch?v=sRgJ6ByPBCU
 
 
ただ、貴方のまわりは、どうですか?
 
学校でも、職場でも。
 
「NFT? なんか怪しいな?」になってません?
 
もしくは、それ以前の問題で、「NFTって何?」になってませんか?
  
それだと、当然、あなたが持っている知識以上の情報が貴方に入ってくることがないので、、「知らない人」に近づいちゃう。
 
「知らない人」は、どうしても生存確率が下がっちゃうんですね。
 
何度でも言いますが、自分を前に進めてくれるのは、「コミュニティー」であり、付き合う人です。
 
 

「デジタルデータの販売」はもう無視できない

 
そんな中、昨日です。
 
「アル」という会社が展開している「elu」というサービスに大きな動きがありました。
 
「elu」は元々、デジタルのイラストを限定販売できるサービスだったんです。
 
非常に使い勝手が良いので、僕も使わせてもらっていたのですが、この度。
 
「elu」が、デジタルのイラストだけじゃなくて、『デジタルデータ』を限定販売できるサービスになっちゃったんです。
 
動画や音声もサクッと販売できるんです。
 
たとえば、僕が今、「朝ですよー。起きてー!」という目覚ましメッセージを録音するとするじゃないですか?
 
その音声に値段をつけて、限定数を決めて、1分後には販売できるんです。
 
他にも、そうだなぁ…、「動画クリエイターさん」って、「編集で落とす(捨てる)動画」が必ずありますよね?
 
でも、「それが欲しい」というファンもいる。
 
であれば、「編集で落とした動画」を限定10個とかで販売しながら、編集作業を進めると、編集が終わった頃には、(動画として世に出す前に)編集代が回収できている……みたいなこともできる。
 
こうなると、ビジネスモデルがゴッソリと変わっちゃいますよね。
 
これによって救われるクリエイターが山ほどいる。
 
現代で表現活動する以上、「デジタルデータの販売」はもう無視できないし、「elu」みたいにサクッと販売できちゃう選択肢もある。
 
問題は、多くの人がそれを「知らない」ということです。
 
断言しますが、今、ここを「知ってる or 知らない」で、「学ぶ姿勢を見せるor見せない」で、ビックリするぐらいの差が開きます。
 
でもって、これは僕からの警告として受け止めていただきたいのですが、……こういった選択肢を上手く取り込んで、自分の活動に上手く落としこんでいるトップランナー達は今、「皆に説明したところで、揚げ足を取る人が出てくるから、皆に話すのはやめよう」というムードになってます。
 
評論家が語ることはあっても、当事者が「NFTを、こうやって使って、こうやって売上を作りました」と自分の言葉で語るのは、リスクしかないので、あんまり無い。
 
もちろん僕は、「それでもなんとかしたいな」と思いますが……まぁ、限界はあります。

ちゃんとアンテナを立てていないと、メチャクチャ格差が広がるので、とりあえず、デジタルデータまわりのことは、調べておいた方がいいと思います。

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