学年最下位の成績のボクが、半年で学年トップになったキッカケ。

2021年07月30日



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学年で成績ビリのボクが、半年で学年トップになった理由 | 西野亮廣(キングコング)「#西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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さて。
 
今日は11月8日に日本武道館で開催する世界一楽しい学校イベント『サーカス!』のお話をしたいと思います。
 
このイベントを立ち上げたのは数年前なので、昔から応援してくださっている方からすると知っている話も出てきますが、新しい情報を交えながらお話しするので、お付き合いいただけると嬉しいです。
 
ちょっと長くなりそうなので、今日は特別にチャプターを二つに分けさせていただきます。
何か他の支度をしながら、耳だけ傾けてください。
 
とっても大切な「勉強」の話です。
 
 

落ちこぼれだった学生時代の話


事の発端は、学生時代の僕が(こと勉学においては)地獄的に落ちこぼれだった黒歴史まで遡ります。もうね…とにかく、勉強ができなかったんです(笑)
 
小学生の頃は、まわりも全員アホだったので、僕のアホも目立たなかったのですが……中学に入ると『受験』がチラつき、そしてウチの学校では中間テストと期末テストの他に、学年の順位が最下位まで事細かに出されてしまう『実力テスト』というおぞましいイベントが出てきて……さすがに周りの皆が勉強し始めたんですね。
 
で、僕の順位はというと、200人チョイいる学年で下から5~10番目ぐらいなんです。
ちなみに、最下位の人は、そもそもテストを休んだ人です。
 
なので、実力的には最下位です(笑)
 
なんか、梶原君が最下位だったら、キャラクター的に笑えるじゃないですか?
 
でも、西野のキャラクターだとどうですか?
 
 
普通に「心配」されるんです(笑)
 
テストの点数が悪かったら、「もっと頑張れ!」とか言われますよね?
 
西野の場合は違うんです。
 
 
「大丈夫?」って言われるんです。
 
 
というのもですね、テストの点数が悪い理由が、「不登校」とか、「不良だから」とかなら、納得感がありますが、西野は、毎日学校に通って、毎日ちゃんと授業を受けて、その上で、バカなんです。
 
 
「理由なきバカ」です。
 
1ミリの濁りもなく、澄んだ目で、太陽に向かってバカなんです。
 
 
そりゃ心配されます。
 
だって、自分で言うのもアレですけども…僕、クラスの人気者で、コミュニケーション能力がズバ抜けていたんです。
 
皆に頼られて、受け答えもバッチリなヤツです。
 
 
そんなヤツが、テストで(実質)学年最下位をとっているわけですから、やっぱり皆の口から出てくる言葉は「大丈夫?」なんです。
 
 
とにかく、学校の先生が何を喋っているか全然分からなかったんです。
 
分かろうとしたけど、分からなかったんです。
 
そうこうしているうちに、もうすぐ3年生。いよいよ「受験」なんですね。
 
ウチの地域では「校区内」「校区外」という概念があって、「校区外」の高校に行こうと思ったら、(たしか)受験で全体の4割に入らなきゃいけないんです。
 
狭き門なんです。
 
そして、何の嫌がらせか、僕の家から一番近い(唯一自転車で通える距離にある)『川西緑台高校』が「校区外」なんです。
 
僕の校区は電車に乗って通わなきゃいけない『川西北陵高校』だったんです。
 
ピアニストで女優の松下奈緒さんが通われていた高校です。
 
 
ただ、毎日電車に乗って通学するのは絶対に嫌だったんですね。
 
なので、なんとしてでも一番近所であり「校区外」の川西緑台高校に行きたかったのですが、そのことを先生に言うと、「いやいや、校区内も校区外も西野が公立の高校に行くのは、普通に無理だよ」って言われたんですね(笑)
 
「高いお金を払って私立の高校に行くしかない」の一択だと。
 
「迷う必要はない」と(笑)
 
ここで、「さすがにヤバイ!」となったんです。
 
ウチは四人兄弟のサラリーマン家庭なので、子供を私立の高校に通わせるお金なんて無いんです。
 
それでも無理矢理学費を作ったら、弟なのか、どこかに圧倒的なシワ寄せがいっちゃうんですね。
 
「これはマズイ!」と思って、生まれてはじめて、母ちゃんに頭を下げて、「ちょっとお金がかかっちゃうけど、塾に行かせてくれ!」と頼んだんです。
 
まだ、私立の学費よりかは安く済むだろうと思って。
 
それで、最近、近所にできたばかりの『Will』という新しい塾が生徒を募集していたので、そこに応募して、入塾試験を受けて……落ちたんです(笑)
 
ヤバくないですか(笑)?
 
新しくできたばかりの塾なので、生徒が欲しくて欲しくてたまらない状況じゃないですか?
そこで、落ちたんです。
 
「喉が渇いて死にそうだ」と言っている人に水を差し出したら、「いや、その水はチョット…」と言われたんです。
 
なんと、その入塾試験で落ちたの、僕だけなんです。
 
いよいよ、学生時代の西野のヤバさの輪郭がハッキリしてきたでしょ?
 
周りの皆にはついていけないし、推し溢れにも程があるし…もう、勉強が全然楽しく無いんです。
そんな中、転機が訪れるんですね。
 
 

転機・落ちこぼれが教えるという経験

  
頼みの綱であった塾にも落ちたわけですが、かなり割高になりますが「個別クラス」というのがあったんです。
 
皆のレベルにはついていけないですが、マンツーマンで先生が教えてくれるクラスです。
 
僕は、そこに入ったんです。
 
そこは、もう入塾テストとか関係なく、「お金」で入れるクラスです(笑)
親には死ぬほど謝りました。
 
 
で、そこで先生に手とり足とり教えてもらうわけですが、これがね、「ほぼ雑談」なんです。
 
ちょっと不良っぽい若い先生で、とにかく、話が面白かったんですね。
 
また、その先生が「おだて上手」で、「いろんな塾を渡り歩いてるけど、こんな賢い生徒、初めて見た!」と言ってくださるんです。
 
そんなの人生で言われたことないし、嬉しいというよりも、よく分かんなかった。
 
だって、実際、学年最下位をウロウロしているわけだし。
 
「とは言え、恥ずかしい成績だよ?」と言ったら、その先生が「もう、お前、先生から教わらなくていいから、『教える側』になれ」と言うんですね。
 
「来週から、レギュラークラスの生徒に数学を教えろ」と。
 
ビックリしますよね?
 
学年最下位をウロついて、個別クラスに入らざるをえなかったヤツが、上級国民たる皆さまに勉強を教えるんです。
 
教える側の方が成績が悪いんですよ(笑)?
 
 
ただ、先ほども申し上げました通り、結構な人気者だったので、皆、通常の授業が終わった後に、15分ぐらい、西野の授業を受ける時間を作ってくれたんです。
 
教える側になったが最後、上手に教えられなかったら、僕にダメージが直接くるわけじゃないですか?
 
受験を控えている皆の時間を奪っているわけなので。
 
なので、事前に、しっかりと予習をしていって、飛んできそうな質問に対する答えも準備して、望んだんです。
 
それがね…「めちゃくちゃ楽しかった」
勉強を生まれて初めて「楽しい」と思えた瞬間です。
 
2年の後半に塾に入って、まもなく3年生になるわけですが、3年の中盤の段階で、数学の成績は学年トップです。
 
進研ゼミの漫画のようなシンデレラストーリーでしょ?
 
僕の人生の唯一の自慢です。
 
 
そのキッカケとなったのは、「楽しい」です。
 
 

面白い先生と、面白い環境が必要

 
そして僕は大人になって、この世界に入って…すると、いろんな人が、色々教えてくださるんですね。
 
武井壮さんが「運動」というものを構造から教えてくださって、チームラボの猪子さんが「美術」のことを教えてくださって、ロザンの菅さんが「歴史」のことを教えてくださって、昨日だと、一部上場の「gumi」という会社の創業者の国光さんが、NFTのことを教えてくださって…

https://www.youtube.com/watch?v=sRgJ6ByPBCU

 
とにかく全部メチャクチャ面白くて、楽しくて…そういった話を聞いた帰り道に、それに関する本をたくさん買って、読んじゃってるんです。
 
学生時代、あれだけ嫌いで仕方なかった勉強に、あんなに楽しく楽しくなかった勉強に、メチャクチャ前のめりになっていて、「知らないことを、もっと知りたい!」という身体になっている。
 
 
あれだけ嫌いで嫌いで仕方がなくて、あんなにも楽しくなかった勉強が、今、楽しくて仕方なくなっている。
 
毎日だって本を読むし、調べるし、現場に足を運んで、一次情報を仕入れる生活スタイルになっています。
 
そこで分かったんです。
 
「勉強が面白くなかったわけじゃない」と。
 
「勉強」自体は面白いものなんだけど、「勉強を教えてくれる【先生】および【環境】が面白くなかったんだ」と。
 
 
一緒にされちゃ嫌なので、くれぐれも言っておきますが、「面白い先生」はいるんです。
 
僕でいうと、高校の美術の先生はメチャクチャ面白かったんです。
 
休み時間とか、放課後とか、会いに行ってたんで。
だから、「美術」の授業は楽しかったし、成績もすっごく良かったです。
 
 
ただ、実際は、そんな先生ばかりじゃないじゃないですか?
 
教科書を朗読させるだけの先生もいれば、ずっと、生徒に背中を向けて、「写経かい!」(※お経を書き写す修行)というぐらいの勢いで、黒板に文字を書いて、なんかブツブツ言ってる先生もいる。
 
そもそも「楽しませよう」という気持ちがない。
 
「これは勉強だから、やれ」になっちゃってる。
 
教室もそうです。
 
教卓があって、規則正しく机が並べられていて…これって、軍隊教育の形じゃないですか?
教室の壁にしたって、蛍光灯にしたって、「楽しませる」という空間設計にはなってないですよね?
 
でも、違うんです。
 
僕みたいな落ちこぼれで仕方がないヤツが、勉強に前のめりになれた時には、いつも「楽しい」があったんです。
 
あの時の塾で先生をやらされた時は楽しかったし、
武井さんの話も、
猪子さんの話も、
菅さんの話も、
国光さんの話も、
ジョークや実例や喩えを交えながら喋ってくれるので、楽しくて仕方ないんです。
 
楽しいから、「もっと聞かせて」があった。
 
 

楽しいを突き詰めれば、生徒の吸収率も上がる

 
そう考えると、「勉強」と「楽しい(エンターテイメント)」を切り離すのは、全くもってナンセンスで、むしろ「楽しい」を突き詰めて、生徒の「吸収率」を上げるだけ上げてから、勉強を教えた方が、よっぽど効率が良いと思って、
楽しい先生だけが登壇して、楽しくて楽しくて仕方がない壁や照明がズラリと並んだ教室がある学校『サーカス!』を立ち上げました。
 
 
もともとは、僕とオリラジ中田君の二人でスタートしたんです。
 
「僕が校長先生として、どこよりも楽しい教室(空間)を作って、中田君が先生として、日本で一番面白い授業をする」という建て付けです。
中田君が今、YouTubeでやってる「YouTube大学」の前身となったイベントですね。
 
あれを、ものすご〜く楽しい場所と音楽で、ライブでやってたんです。


  
もう、お客さんが沸きに沸くんです。
 
先生が出てきたら、「ヒュー!」だし、個人的に「良いなぁ」と思うのが、先生の中にも緊張感があって、「誰が一番面白い授業をするんだ?」みたいなM-1的なノリがある。
 
もちろん得点なんかないのですが、でも、皆の中では絶対に比べちゃうじゃないですか?
 
以前、岡田斗司夫さんに出ていただいて、その時の岡田さんが、『サーカス!』終わりのニコ生で、「くそうっ!オリラジ中田に負けたっ!」と叫んでいたのですが、そんなのって、メチャクチャ健全だと思うんですね。
 
先生もちゃんと戦っている。
 
この『サーカス!』というイベント、実は初回は集客にメチャクチャ苦戦したんですね。
 
「勉強イベントです」と言われても、あまりお客さんはピンと来なかった。
 
ですが、その初回のお客さんの反応を見て、「これは大変なことになるなぁ」と確信しました。
 
吉本興業のマネージャーからは、初回が終わった時に、「お客さんが入らないから打ち切りにしましょう」と言われたのですが、そこで僕が「何を見てたんだ!あの客席を見ただろ!どう考えたって、爆発するイベントじゃないか!」と怒って、「自腹でもやる!」と言い出して(笑)
 
ただ、二回目からはチケットが即完になって、会場がドンドン大きくなっていって、前回はアンフィーシアターという2000チョイぐらいの会場で、そして、ついに今回は日本武道館です。
 
 

サーカスはこれが最後(多分)

 
なんか、終わってから言いたくないので、先に言っておきますが、たぶん、今回が最後になると思います。
 
中田君と二人で始めて、途中からOWNDAYSが応援してくださって、今に至るわけですが、もう次のステージに行かなきゃいけないんだろうなぁと思っています。
 
僕は(今もやってますが)作品を作って、世界に届けていかなくちゃいけないし、
中田君もシンガポールで頑張ってるし。
 
OWNDAYSさんも世界に出て行かれている。
 
このイベントを続けることが、自分たちに「安心」に繋がったり、足枷になったりするのは、ちょっと違うよなぁと思うんです。

ミュージカル「えんとつ町のプペル」

https://poupelle-musical.com


 
腹割って喋ると、この『サーカス!』の説明&告知に充てている僕の時間は、本当なら、作品制作に充てるべきだと思っています。
なので、とっても楽しくて、とっても大切なイベントですが、今回が最後かなぁと思っています。
 
と言いつつ、数年後に「サーカスが返ってきた!」とか言ってたらすみません(笑)
 
なんでしょうね?
 
このへんを上手く喋れる気がしないのですが…ずっと同じことをやっていると、「運営していくこと」が目的になっちゃって、次のステージに上がろうとする時に、続けた分だけの重力が発生するんです。
 
「やめちゃうの? 寂しい」という声も、その一つですね。
 
そういった重力が発生する前に、大気圏を抜けることを癖づけておかないと、僕らの「成長」はどこかで止まっちゃう。
 
今回が、そのタイミングかなぁと思っています。
 
で、(一応)最後の『サーカス!』に相応しい先生をお呼びしようと思って、キングコング西野の他に…
 
オリラジの中田君、
堀江貴文さん、
OWNDAYS代表の田中さん、
ROLANDさんに出ていただくことになりました。
 
ROLANDさんは、タレントさんとしても最高ですが、やっぱり「経営者」としての立ち姿が綺麗じゃないですか?
 
かつ、対面の接客業を主にされているので、このコロナ禍で何を考えられ他のか?も知りたいし、どんな展望があるのか?もお聞きしたい。
 
きっと、ヒントになると思うんですね。
 
堀江さんは、相変わらずあの調子で、ぶっきらぼうにお話しされると思うのですが、全て、ご自身の実験のレポートなので説得力しかない。
 
前を向くことがこれだけ難しくなって、夢を語ることがこれだけ煙たがられる時代に、「関係ねえよ」と言って、グイグイ進む姿は、やっぱりお見せしたいです。

 
田中さんは、「いや、俺、武道館に出たいだけだから」とおっしゃいますが、30歳の時に、毎月2000万円の赤字を出す、14億の負債を抱えている会社を買い取って、復活させたどころか、今は、世界に飛び出していっているわけで、その人の話が面白くないわけないですよね。
 
オリラジの中田君は言うまでもありません。
昔、二人で呑んでて、その席で「僕をスターにしてください」とお願いされたんです。
 
そこで、「だったらキミが武器にしなきゃいけないのは『勉強』だよ」と話して、「この上なくお膳立てして、極上のラストパスをキミに回すから、全部シュートを決めて」と返しました。
 
このへんの「どんなお膳立てをしたの?」という話は、今度あらためてお話しします。
 
まぁ、そんなこんなで11月8日に日本武道館で、おそらく最後となる『サーカス!』を開催しますので、皆様、11月8日にスケジュールは空けておいてください。
 
チケットは「先行抽選」が本日15時にスタートします。
 
詳しくは「OWNDAYS サーカス」のホームページまで。
 
11月8日の日本武道館でお待ちしております。

世界で一番楽しい学校 サーカス! × OWNDAYS | メガネ通販のオンデーズオンラインストア (眼鏡・めがね)

https://www.owndays.com/jp/ja/news/sacus





 

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