相手の感情に寄り添った言葉の選び方



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相手の感情に寄り添った言葉の選び方 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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改めて話題にのぼった、日本の演劇業界にもきちんと共有すべきこと
昨日、久しぶりに東京に戻り、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の楽曲収録を行いました。
「ミュージカルのレコーディングって何よ?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本番の舞台で使用する音源を制作する目的ではありません。
あくまで僕個人の考えになりますが、「あらかじめ耳にしたことのある楽曲が流れる舞台の方が、より深く楽しめる」という実感がありまして(多くの方に共通する感覚ではないでしょうか)…そこで、ミュージカル本番に先駆けて、劇中歌をYouTubeのドキュメンタリー「BackStory」を通じて発信しようと考え、今回のレコーディングを実施するに至りました。
昨日収録した音源は近々「BackStory」で流れるので、お楽しみに。
さて、今回はニューヨークから帰国したばかりということもあり、レコーディングの合間に演出の吉原光夫さんと、今期のブロードウェイ作品(とくにNetflix製作の『Stranger Things』)の傾向や質感について意見を交わしました。
また、先日参加したブロードウェイリーグ主催の「Spring Conference」の内容も共有させていただいたのですが、そこで改めて話題にのぼったのが、「こうした最新の情報や現場の空気は、日本の演劇業界にもきちんと共有すべきだよね」という点でした。
実際、日本とニューヨークでそれぞれミュージカル制作に携わる中で、「今この時代に売れるグッズの傾向」や「権利において外せないポイント」、あとは「そこにお金をかけても、現代演劇戦においては費用対効果は望めくなってます!!」といった、感覚値ではなく実体験として知っておくべき事柄がいくつも浮かび上がっています。
「“キンコン西野から学ぶのはちょっと…”という力学が働く可能性はありますよ」
そうしたこともあって、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のゲネプロ(最終通しリハーサル)終了後に、関係者向けの勉強会を開くことを検討しているのですが、そのことを光夫さんにお伝えした時に、「日本人はプライドで動く部分が大きいので、たとえ本人が前向きでも、組織側が“キンコン西野から学ぶのはちょっと…”という力学が働く可能性はありますよ」と指摘されて、めちゃくちゃ腹落ちしました。
この場合、「勉強会」というタイトルが先行してしまうことで、かえって参加のハードルが上がり、逆効果になりかねない。
したがって、「より柔らかく、受け入れられやすい(プライドを傷つけない)別の名称を用いるべきではないか」という話なのですが、そもそも、「プライドが情報共有や文化的成熟への歩みを妨げる」という構造は、日本社会においてこれまで幾度となく見られてきた現象なのだろう、ということを改めて感じさせられました。
芸人出身の人間から、出版業界の人達は「出版」について学びたくないし、
絵本業界から来た人間に、映画業界の人達は「映画」について学びたくないし、
映画業界から来た人間に、演劇業界の人達は「演劇」について学びたくない…というのは、至極自然な反応だと思うので、特に業界を越境している僕みたいな人間は、「正論」をかざすのではなくて、お相手の方の感情にキチンと寄り添った伝え方をしていかなきゃ何も前に進まないなぁと身が引き締まりました。
ただ1つ確かなのは、誰もがAIを用いて容易にコンテンツを生み出せるようになり、オリジナル作品が急速にコモディティ化しつつある現代において、「劇場」という物理的かつ限定的な空間(AIでは決して生成できず、無限に増やすこともできないリアルなステージ)を軸としたエンターテインメントの価値が、今後ますます高まっていくという点です。
実際、現在ハリウッドやNetflixが「劇場型エンターテインメント」への投資を加速させている事実こそが、その裏付けと言える。
これまで「お金にならない」と言われてきた劇場型エンターテイメントに今、光があたり始めているので、ここは演劇関係者でワンチームになってキチンとモノにしたいなぁと思いました。
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