最小の告知で最大の効果を狙う、宣伝設計の裏側

2025年03月31日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6577777

最小の告知で最大の効果を狙う、宣伝設計の裏側 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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第四弾チケットの告知にあまり体重を乗せなかった理由

 
昨日はファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の第四弾チケットの発売日だったわけですが、お客さんから「チケット発売日のワリには全然告知してなくないっすか? 西野さんらしくないと思ったのですが、どういう狙いですか?」という素晴らしい質問があったので、お答え(御説明)したいと思います。
 
まず大前提として、僕らのチームに限らず「宣伝のリソース」というものがあります。
 
「宣伝にかける費用や、宣伝にかける人や時間には限りがある」という話です。
 
運営は常に「どの作品・商品・サービスにどれだけのリソースを割くか?」ということが問われているわけで、もちろん、国内外で様々なプロジェクトをおこなっているCHIMNEY TOWNも例外ではありません。
 
いろんなことを考えて「今は『オセロ』のニュースを厚めに出しておくのがイイよね」みたいなことをやっているわけです。
 
なので、皆さんも『オセロ』のプレスリリースはご覧になられた方はいても、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の第四弾チケットのプレスリリースって見てないと思うんです。
 
出してないので。
 
次に、僕らがファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の第四弾チケットの告知にあまり体重を乗せなかった理由について。
 
結論から言っちゃうと、もう3万枚のチケットが完売することが1〜2ヶ月くらい前に確定したからです。
 
 

「ファーストウェーブ戦略」とは、流れをあらかじめ設計すること

 
このあたりで、ようやく「ファーストウェーブ戦略」を理解してくださる方が増えそうな気はしているのですが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のチケットは四回に分けて販売しておりまして、第一弾〜第三弾(8月9日〜24日分)は完売しているので、第四弾チケット(8月26日〜30日分)が1枚も売れないまま初日を迎えても、8月26日〜30日分のチケットは8月25日までには完売するだろうという見立てです。
 
これは決して楽観的な見通しではなく、リピート率と口コミによる集客を踏まえた、シンプルな算数です。
 
仮にリピート率が15%だとすれば、キャパシティ1200の劇場(KAAT神奈川芸術劇場)で7公演行えば、追加で1200席以上が埋まることになります。
 
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』はファーストウェーブ戦略で8月9日〜24日までの1200席はもう埋まっていて、「あとは、口コミとリピートで5日分だけ埋めればイイ(※そのうち1日は千秋楽なので即完)」というゲームなので、僕らのチームは現時点でオフラインのチケットの告知や販売活動に大きなリソースを投下する必要がない、という判断です。
 
改めてお伝えしますが、第四弾チケットは現在販売中でありながらも、完売はすでに確定していると言える状況です。
 
「ファーストウェーブ戦略」とは、こうした流れをあらかじめ設計することにあります。
 
ここから力を入れなきゃいけないのはオンライン配信チケットで、ここに関してはまだ何も考えてないのですが、まだ時間もあるので、なんとか思いつきます。
 
今日、光夫さんに会うので、いろいろ提案してみます。
 
 

「エンターテイメントで世界を獲る」ことから目を逸らしたくない

 
さて。
 
ここで改めて皆さんと「目的の共有」をしておきたいのですが、僕たちのゴールは、KAAT神奈川芸術劇場で3万席を埋めることでも、オンラインチケットを大量に売ることでも、お客様に感動を届けることでもありません。
 
それらは、言うなればプロとして当然の「ドレスコード」のようなものです。
 
それらのことに命をかけて臨むのは大前提であり、出発点です。
 
本当の目的は、その先にあります。
 
僕はやっぱり「エンターテイメントで世界を獲る」ことから目を逸らしたくはありません。
 
今年の夏には、すでにブロードウェイのプロデューサーやディレクター、さらにはブロードウェイ最大手のPR会社の社長にも、KAATまで足を運んでいただく段取りがついております。
#ここから本格的に世界に挑みます
 
「オセロ」でブロードウェイ週間興行成績1位を取りましたが、「プペル」でもそこを狙い、それでいて、何十年も続く作品に育てあげたいと思います。
 
ぶっちゃけ、宝塚や劇団四季以来、日本の演劇界では新たな「横綱」が長らく誕生していないように感じています。
 
だからこそ、同じ時代を生きる皆さんには、その“誕生の過程”をぜひ見届けていただきたいと願っています。
 
今後とも、変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。
 
 

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