クリエイティブに必要なのは「締切」
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https://voicy.jp/channel/941/6076287
YouTubeの今。「好きなことで、生きていく」は難しそう。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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密着ドキュメンタリーを始めてから、YouTubeにハマってしまっています
もうお気づきだと思うのですが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリー(Back Story)を始めてからというものYouTubeにドップリとハマってしまってまして…本当に毎日何かしらのテストを繰り返しています。
ハマっている理由の一つに「世間と繋がれている気がするから」というのは確実にあって、コレは日本ではあまり相手にされないブロードウェイ戦の反動だと思われます。
やっぱりリアクションがあると嬉しいもんですね。
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ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリーはコチラ↓
てなわけで、最近はYouTube活動を頑張っているのですが、毎日数字を追いかけていると、いろんなものが見えてきます。
『Back Story』の場合で言うと、ショート動画からの流入が本当に大きくて、ショート動画がバズると、そのまま本編動画に良い影響をもたらしてくれます。
「ショートで見たから、もう本編はいいや」となる人は意外と少ないイメージ。
あと、YouTubeのショート動画と同じものをTiKTokにあげているのですが、YouTubeと年齢層が違うからなのか、それぞれのプラットフォームでオススメされる動画の選考基準が違うからなのか、同じ動画でも「YouTubeではウケないけど、TikTokでウケる」みたいな少しユニークな結果が出ています。
こちらはサンプルがまだまだ少ないので、もう少しデータを集めてから、皆様に共有させていただきたいと思います。
あとあと、『Back Story』では昨日からメンバーシップ限定特典として「先行公開」がスタートしまして…言ってしまったら「他の皆よりも早く観れる」というだけなのですが、意外とこれが評判でメンバーシップの方に喜ばれているし、これをキッカケにメンバーシップに入る方も出てきています。
そういえば子供の頃、少年ジャンプを少しでも早く読みたくて、隣町にあるいかがわしい本屋さんまで自転車を飛ばしたことを思い出しました。
「早く観れる」という価値が、思っている以上に大きいのかもしれません。
このへんももう少しサンプルをとって、またデータを共有させていただきます。
『Back Story』は収益化できているのか?
とまぁ、この感じでテストを繰り返しているのですが、そんな中、「収益化できているのですか?」という質問をチョコチョコいただきます。
『毎週キングコング』は30分番組を30分で撮っているのでコスパ最強なのですが、「密着ドキュメンタリー」となると撮影時間も長ければ、その分、編集時間も長くなるので、「はたして利益が出ているのか?」が気になったのでしょう。
結論から言うと、今のところは「トントンか…若干マイナス」ぐらいです。
ただ、強がりでも何でもなくて、今ぐらいのマイナスは痛手ではなく、「まぁ、いくつか手を打てば巻き返せるかなぁ」という感じです。
何より、『Back Story』は他のYouTube動画と違って、ミュージカルのプロモーション動画(つまり広告)でして、ゴールが「劇場に足を運んでいただくこと」であって、「YouTube単体で利益を出して、完結させること」じゃないんです。
なので、すでに数百万人にリーチできている(積極視聴していただいている)広告の広告費が「ほぼゼロ円」というのは奇跡的な話で、これはイベント屋からすると本当にありがたい話です。
ただ、これって「プロモーション動画」だから「ありがたい」という気持ちに着地できていますが、YouTuberさんがやっているYouTubeの多くはプロモーション動画じゃなくて、それ単体で生計を立てるモデルなわけで…、撮影と編集に工数が結構かかってしまっている(プロモーション動画じゃない)YouTubeはどう考えても結構キツイなぁという印象です。
YouTubeは昔、「好きなことで、生きていく」みたいなキャッチフレーズがありましたが、1再生あたり仮に0.5円の広告収入があったとして、30万回再生で15万円。
そうした時に、出演者とスタッフ含めて5人いたとしたら、一回の動画の一人の売り上げが3万円で、ここから撮影に必要なアレやコレやを買ったりしたら、手元に残るのは…という話で、とても「好きなことで、生きていく」と言えるような世界線ではない。
その上、YouTubeの視聴者さんは「また案件かよ」みたいな感じで、企業案件をネガティブに捉えがちなので(企業案件を打ちにくい雰囲気が出来上がっているので)、トップYouTuberさんを除いて、「プロモーション動画を打てないYouTuberさん」は今、結構、詰んじゃってるんじゃないかなぁという印象です。
さっき言った「1再生あたり0.5円」というのは、まだいい方で、普通は「0.3円」とか、それぐらいなので、YouTubeは「ドッキリ企画をヒットさせても食っていけない」というなかなかシビアな世界線で、なので、皆どこかで「プロモーション動画」の方に移行していくと思われます。
以上が2週間ほどYouTubeを真面目にやった男の現場リポートでした。
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