サロンメンバーさんのQ&A「SNSマーケティングはキミが使う技じゃない」

2021年07月11日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE


(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/176745

「SNSマーケティング」はキミが使う技じゃない。 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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【Q】神山さん:日本と海外の違いについて


【Q】神山さん
  
【日本と海外の違いについて】
ロサンゼルスやサンタモニカでも朝ランニングはされているのですか??また、今の日本と感じるものは違いますか??
すんごい抽象度高くてすみません、よろしくお願いしまーす



【A】東アジア人とクリエイティブの見られ方



【A】西野
サンタモニカでも朝ランニングはしていますし、現在滞在中のラスベガスでも朝ランニングをしています。
ちなみに、ラスベガスで朝ランニングしている人なんて、ほとんどいません。
こっちは40度を超えているので。
 
んでもって「今の日本との違い」ですが、これ、ちょうど今日のサロンに書こうと思っていた内容でした。
まず、「長期滞在」と「実際に住む」は全然違っていて、僕の場合は「長期滞在」なので、「コッチはこうだよね」の解像度はかなり粗い…ということを踏まえておいてもらった上で、かつ、今日のサロンに投稿する予定の内容以外の部分でいうと、これは、いろんな国で感じることですが、「しっかりと差別はある」ということですね。
 
決して褒められたものじゃないし、それに対する反対運動も各地で起きていますが、「あるもんはある」。
なんか日本だと、「アメリカ人は日本人と違って性格がカラっとしている」というザックリすぎるイメージを持っている人がいると思うのですが、当たり前ですけど、アメリカ人であろうがネチネチしているやつは全然ネチネチしてるし、特に、「東アジア人差別」は明確にありますね。
「黒人差別」は問題になりますが、「東アジア人差別」は問題にすらならない。
ものすごい陰湿な感じで、あります。

ただ一方で、すごく「合理的」というか、僕はすこが凄く好きなんですけども、お仕事面ですが、クリエイティブに対するリスペクトはすごいですよね。
「これを作りました」と見せた時の反応は、日本と全然違います。
「オー、アメイジング!」から始まって、とにかく質問攻めです。
しかも、その質問がイチイチ核心をついている。
なので、コンテンツを持っている人は、過ごしやすいと思います。
今日のサロンでは、ここを深堀りして行きたいと思うので、続きはオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』で。
 



【Q】吉本さん:プペルイラストを描いて販売OK?


 
【Q】吉本さん
プペルのキャラクターのイラストを描いて、eluで販売するのはありですか?



【A】契約の上進めることをおすすめ



【A】西野
ゴッリゴリの2次利用なので、CHIMNEY TOWNに連絡を入れて、キチンと契約した方がいいと思います。
やり方としては、「吉本さんがプペルの専用アカウントをeluで作って、そこの月の売り上げをCHIMNEY TOWNに報告して、折半する」みたいな形が現実的だと思います。
その際、『映画 えんとつ町のプペル』をベースにしたイラストにしないことが重要です。
映画の権利は、映画の製作委員会が持っているので、かなり複雑です。
「望月さん」というイラストレーターさんが、鉛筆で『えんとつ町のプペル』のキャラクターを描かれているのですが、あれは、望月さんがイメージする『えんとつ町のプペル』のキャラクターで、望月さんオリジナルなんですね。
なので、「映画の2次利用」とは言えない。
プペル自体は、絵本でもいるので。
ああいう形が良いと思います。
個人的には、食っていけるクリエイターが増えた方がいいと思っているので、お手伝いしたいです。ソッコーで、CHIMNEY TOWNに連絡してみてください。
その際、「こういう絵を描くものです」というポートフォリオをお忘れなく。
試しに、ポートフォリオ用にプペルを描いて送るとイイと思います。


【Q】西原さん:自分を面白いと思える?



【Q】西原さん
西野さんのことはめっちゃ面白いと感じるのに、そう感じれば感じるほど自分が面白く無いと感じてきます。
西野さんは、自分を面白いと捉えてますか?


【A】自分自身のことを面白いとは思わない


 
【A】西野
自分が作るモノはさておき、自分自身のことを「面白い」とは思っていません。
自分自身が面白いと思っていたら、梶原君とコンビを組んでいないし、作品を作ってもいないと思います。
僕の中で、コンビを組むことや、作品を作るというのは、相方であったり、作品に相乗りさせてもらう行為なので、つまるところ「一人ではどこにも行けない」という敗北宣言です。
 
ただ、そこに絶望はしていなくて、どれだけ美味しい食材があっても、料理人の腕が悪ければ、無駄にしてしまうことだってあるわけで、そこは役割分担かなぁと思っております。
 
隣の芝は青く見えますが、「世の中の正解に近づける」を自分の中の正解とせず、自分の姿形を受け止めて、「それを最大限使えたら正解」という風にすれば、持ち合わせている姿形にガッカリせずに済むので、そうした方がイイかもしれませんね。


【Q】夏実さん:プペルを使った集客の相談



【Q】夏実さん
通行人の集客と、プペルの使用についてのご相談です。
ひとり鍼灸院を経営している者です。
一軒の古民家を、共同住宅として区分けした建物の一室で行っております。
この建物には、ネイルサロンや、写真スタジオなど複数のテナントが入っているのですが、景観上、各々で看板を出すことができず、
1個のシンプル(めちゃくちゃ地味)な集合看板のみが表に立っている状態です。
また、建物の入り口は、オートロックのため、外部からお客さんが自由に出入りはできない構造となっています。
そういうこともあり、建物の物珍しさ等から、通行人が立ち止まって、集合看板や中を伺っている光景をよく見かけます。
そこで、
唯一、表に掲げることができる集合看板の、私の店の名前の横に、【サロンメンバーの店】と書いたプペルのステッカーを貼れたらいいなと、思っています。
通行人の気にかかるきっかけが1個でも増えたらいいなーと思うのと、
もしかしたら、通り過ぎていたサロンメンバーさんが気づいてくれるかもしれないなと。
自分自身、サロンマップで見落としていることがよくあり、こんなところにメンバーさんのお店があったんだ!と、人から聞いて知ることもあります。
ステッカーを自作してもよろしいでしょうか。
また、ステッカー以外に案がございましたら、頂ければと存じます。
もし、ステッカーいいね!と仰って頂ければ、デザイン系のサロンメンバーさんに依頼して作って頂き、周囲のメンバーさんにも配りたいなと思っています。
長くなりましたが、よろしくお願い致します。


【A】余計な変化球は捨てて、近所でドブ板営業



【A】西野
先に言っておくと、僕が誰かの相談に乗る時のルールは「徹底的に味方になること」です。
「味方」というのは、聞こえのいい言葉だけを並べる人を指すのではなく、場合によっては、殴ってでも引き止める人を指します。
今回も変わらずそのスタンスで、お付き合いさせていただきますが、結論から申し上げると、やめた方がいいと思います。
「良くない点」は二つです。
 
一つ目は、「サロンメンバー頼みの集客」にベクトルが向いていること。
気持ちはすっごくよく分かるんです。
僕自身、普段はサロンメンバーさんのお店をよく利用させてもらっています。
どうせ、時間とお金を使うのであれば、自分と好みが合う人に使いたいので。
同じように考えるサロンメンバーさんはたくさんいると思います。
実際に、サロンメンバーさんが常連になって、上手く回っている店も知っています。
夏実さんも、どこかで耳にされたことがあるかもしれません。
 
ただ、どこまでいっても「サロンメンバーの集客」は「プラスα」です。
大前提として、サロンメンバーが来なくても店が回るように設計しておかなくちゃいけません。
「やばい。このままじゃ店が回らない。よし、こうなったら、サロンメンバーさんに頼ろう」という思考じゃ、どのみち店の寿命は長くないと思います。
 
それともう一点。
 
「唯一掲げることができる看板に『サロンメンバーの店』というステッカーを貼る」とありましたが、そうすることによって「排除の力学」が働いてしまいます。
簡単に言うと、サロンメンバーさん以外が「何か入りにくい」となる。
「何か入りにくい」という人と、「サロンメンバーの店だから入ろう」という人の数を天秤にかけた時に、『サロンメンバーの店』というステッカーを貼ることがマイナスになることは火を見るより明らかです。
何より、夏実さんのお店が、まず獲得しなきゃいけないのは、サロンメンバーではなくて、一般のお客さんです。
 
以上、二つの理由で「やめておいた方がいい」と思います。
 
「じゃあ、お店が見つかりにくい、この状況をどう打破すればいいの?」というところですが、これは僕が何千回も言っていて、やらない人はトコトンやらないのですが、S N Sなんかに頼らず、サロンメンバーにも頼らず、まずは、お店の半径200メートルにいる人に向けて、ドブ板営業してください。
たとえば、向こう三軒両隣と交流はとっていますか?
その人のフルネームは言えますか? 家族構成や趣味は言えますか?
「いつか御礼をしたい」と思われるような関係は築けていますか?
 
お店のリピーターになってくれる人は、基本的には、お店に通える距離にいる人達で、S N Sで発信して、ブラジルに住んでいる人に興味を持ってもらったところで、お店は安定しません。
東京ドームを埋めるわけじゃないんだから、数万人のお客さんにアプローチする必要なんてないんです。
数万人のお客さんを呼ばなきゃいけない人のやり方を真似ちゃダメです。
 
生々しい話をすると、半径200メートル圏内にお金と時間を落としてください。
その店の店主に感謝されたら、今度は、その店主が来てくれるので。
そっちの方が、よっぽどお店は安定します。
なので、余計な変化球は捨てて、近所でドブ板営業をしてください。
これ、夏実さんに言っているようで、全ての人に言っています。
 
僕に、何度、質問しようと、答えは一緒です。
裏技に走らず、まずは、やるべきことをキチンとやってください。。
応援しています。


お知らせ!劇団ノーミーツとスナック西野


最後に、二つお知らせをさせてください

月に2度、僕の友達を僕の自宅に招いて、呑みながら語り明かす『スナック西野』という月額590円のYouTubeのメンバーシップをやっております。

次回のゲストは劇団ノーミーツ代表の広屋君です。
もともと毎週キングコングのスタッフをやってくれていた広屋君ですが、コロナのタイミングで、打ち合わせから本番まで1回も会わずに活動をするフルリモート劇団を立ち上げて、活躍中です。

今回は、その広屋君にオンライン公演の今についてお話しいただきました。
もう学びだらけで、メチャクチャ楽しかったです。
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にある「メンバーになる」をクリックして見てください。 「スナック西野」は隔週土曜日放送です。

(※コチラ→) https://www.youtube.com/channel/UCOy5sLcFLqYNqZ1iurp4dCg/joi



お知らせ!ファミリーミュージカル前夜祭



ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、11月14日〜28日に、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』がございます。
 
出演者もスタッフも錚々たるメンバーが集まって、ミュージカル通の人なら分かると思いますが、「そのメンバーで、そのキャパの劇場はありえないだろ」という場所で、公演をおこないます。
これをおこなうには、20分〜30分じゃ、とても語りきれない苦労と挑戦があるのですが、そういったことを全部ひっくるめて、初日の前日の夜に【前夜祭】と称して、私、キングコング西野亮廣が「明日から実際に使われるセット」の上で、今回の舞台の「見どころ」と「ここに至るまでの苦労」を語るオンラインイベントをおこうことになりました。
 
僕自身、こんなことをするのは初めてです。
 
なんか「セットに仕込んだ仕掛け」とかをコッソリお見せしたりしたいと思います。
 
このオンラインイベントに参加される方は「CHIMNEYTOWN BASE」で検索してみてください。
 
https://nishinoinc.thebase.in/items/48051738
 
参加チケットは800円です。
すでに100名を超える方の参加が決まっています。
 
よろしくお願いいたします。

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