中国重慶帰りの西野亮廣が、“どんどん田舎になる日本”に危機感。海外では今「日本に発信しても得しない」という雰囲気が漂い、情報が入ってきていない!?

2024年05月05日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2024年05月03日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

「外貨を稼がないとヤバくない?」にはいくつか意味がある

 
先日、YouTubeチャンネルの撮影でタレントのMEGUMIちゃんとメチャクチャ久しぶりに会いました。
そういえば僕のことを「西野君」と呼ぶ数少ないタレントさんでして、というのも、MEGUMIちゃんとキングコングは芸能界の同級生で、お互いデビュー1年目ぐらいの時にレギュラー番組をご一緒させていただいていたんです。
 
なので、話が弾んだわけですが、中でも面白いなぁと思ったのが、最近は「美のカリスマ」的な感じですが、同時に、映像作品も色々と手掛けられていて、それもあって、チョコチョコと海外に行っているみたいなんです。
 
そんな彼女から「外貨を稼がないとヤバくない?」という言葉が飛び出てきて、日本のタレントさんで、そんなことを言う人、あまり聞いたことがないのでメチャクチャ新鮮でした。
日本と海外と行ったり来たりしていると、やっぱりそこは強く感じるんだと思います。
 
表現者・クリエイターとして「外貨稼がないとヤバくない?」にはいくつか意味があって、シンプルに「食っていけなくないっすか?」という意味もあるのですが、「『知らないものに興味を持とうとしない』どころか、知らないものをすぐに否定したがる日本人の買うもの(選ぶもの)が固定化しているから、そこに合わせてしまうと、表現の幅が狭くなってしまう」という焦りも少しあるのかなぁと思います。
 
ちょっと話は飛びますが、先日、『毎週キングコング』で、先日行った重慶(中国)ブラリ旅の振り返りトークをしたんです。【動画はコチラ
 
そこで梶原さんが「60歳になったら、一旦セミリタイアして、海外を観てまわりたい」と言ったのですが、それに対して僕が「だったら、今、思い切って1年休んで海外を回って、いろんな情報や価値観を仕入れた後に、仕事復帰して、61歳まで働いた方が、仕事や発信に厚みが出ませんか?」と提案させていただいて、そこから『毎週キングコング』としては珍しく、「いや、マジでこれからどうしていこっか?」といった話になりました。
 
MEGUMIちゃんの問題意識と若干重なる部分があったんです。
 
 

何も知らない島国の人間として島国で生きるか、色々と知った上で島国で生きるか?

 
ここが今日の本題です。
 
あらためて皆さんと考えたいのは、「このまま何も知らない島国の人間として島国で生きるか、色々と知った上で島国で生きるか?」という問題。
 
ちなみに、最近どこに行っても人でゴッタ返しているじゃないですか?
 
今年の春休みの新幹線とか本当にヤバかった。
 
コロナが完全に明けた感じがあります。
 
一方で、僕は先月1週間は中国にいたんですけど、日本人とは1人も会いませんでした。
 

(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

中国重慶帰りの西野亮廣が、“どんどん田舎になる日本”に危機感。海外では今「日本に発信しても得しない」という雰囲気が漂い、情報が入ってきていない!?

https://goetheweb.jp/person/article/20240503-nishino-143

シェアする