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『マッチャンソース』ヒットの理由 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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「ここにきて」メチャクチャ売れている『マッチャンソース』
僕のVoicyを聴いてくださっている方ならご存知だと思うのですが、「マヨネーズ、ケチャップに並ぶ日本発、万国共通の万能調味料であり、世界で“当たり前”に愛される第3のソースを目指す」という大号令のもと開発された『マッチャンソース』が、ここにきてメチャクチャ売れています。
今回のヒットの理由を僕なりに色々と探ってみたのですが、探れば探るほど「ヒットの(ど定番の)セオリーにのっていた」という結論に至ったので、「やっぱりセオリーって大事だよね」というメッセージを込めて、もろもろ解説していきたいと思います。
まず、何も知らない方の為に、さっき僕が言った「ここにきて」とはどういうことなのか?を簡単に説明をさせていただくと…『マッチャンソース』は去年、とある番組の中で開発されて、9月8日にオンラインストアで限定販売され、初回製造分が4日で完売するという大変な反響があり、勢いそのまま『GetNavi』の「2023年の爆売れヒットセレクション」で、「みそきん」「特上カップヌードル」と並んで2023年を代表する商品として紹介されました。
まぁ、言ってしまったら、まずはスタートダッシュに大成功したんです。
というわけで、大量に生産して、「ここから大々的なプロモーションを打って全国展開するぞ!」となったタイミングで、諸事情により、その大々的なプロモーションを打つのが少し難しくなってしまい、なんと、あの「2023年を代表するヒット商品」の在庫を大量に余らせてしまうことになったんです。
ここで一旦、『マッチャンソース』は市場から消えかかるわけですが、生産者さんが「ここで止まってなるものか」と再び声を上げて、クラウドファンディングを立ち上げたところ、クラウドファンディングの開始から4日ほどで、現在、支援者数は【2115名】で、支援総額は【756万6800円】という大変な結果となっております。
これ、間違わないでいただきたいのですが、支援者数が「2115名」というだけで、「2115本売れました」というわけじゃありません。
中には「小売店、企業、団体向け」のリターンで「1200本セット」「2400本セット」というのがあるんです。
つまり、2400本セットを購入された方もクラウドファンディング上では「1人」とカウントされているわけで、まぁ、大変な盛り上がりです。
僕は長くクラウドファンディングを見てきましたが、このクラウドファンディングは間違いなく1000万円を突破します。
ここで販売しているのは「数百円のソース」ですから、それで1000万円を超えるのは、すんごいコトです!
なぜ再ブレイク?キーワードは「ストーリー」と「スリーヒットセオリー」
さて。
一度は鳴りを潜めた『マッチャンソース』が、なぜ、「ここにきて」再びブレイクしているのでしょうか?
キーワードは二つ。
「ストーリー」と「スリーヒットセオリー」です。
まず「ストーリー」に関して。
「商品を売るにはストーリーが大事」みたいな話って本当によく聞くと思うのですが、今回は、ストーリーテリングの黄金律とも呼ばれている「N字曲線」を見事に描いている。
N字曲線というのは、格闘漫画とかでもよくある「腕自慢の主人公が勝ち続ける→強敵が現れて、太刀打ちできずに負ける→生まれて初めての挫折を味わう→修行を積んで、弱点を克服する→再び強敵に挑む」というアレのことです。
上がって、落ちて、再び上がる…という。
『マッチャンソース』でいうと、「スタートダッシュでヒット→諸事情により、宣伝できなくなる→在庫を大量に抱えて大ピンチ→再び立ち上がって、もう一度ゴールを目指す」です。
「孫悟空」「ルフィ」「マッチャンソース」なんです。
ここから僕らが学ぶことは、「落ちた後がストーリーを作るチャンス」ということ。
落ちたら、大体みんな「シュン」としちゃうんだけど、「いやいや、今、ようやく『機能』以外のもの(物語)を売る切符を渡されてますよ」という話ですね。
落ちたタイミングで「落ち込んで動かない」はストーリーテリングの観点からすると、ありえないことなんです。
『マッチャンソース』がそこに上手にのった感じです。
そして、『マッチャンソース』ヒットの理由の二つ目が「スリーヒットセオリー」です。
「広告は受け手が3回接触して、初めて効果を発揮する」という有名な理論ですね。
これは今回、本当に強く感じていて、僕のところに届くメールのほとんどが「番組で観て気になってたんです」「以前、西野さんがVoicyでお話されていて、メチャクチャ気になってたんです」ばかり。
ここから見えてくるのは、「『メチャクチャ気になっていたその時』には買わなかった」ということ。
その時はまだ1回目か2回目の接触だったからです。
「スリーヒットセオリー」なんて今さら感ありますが、やっぱり、それは確かなもので、「ストーリー」と合わせて、あらためて「セオリー通りに戦う」ことの大切さを知りました。
おそらくゾーンに入っている『マッチャンソース』がここからどれだけ伸びるのか?
たぶんメチャクチャ勉強になると思うので、注目しておいてください。
▼『マッチャンソース』のクラウドファンディングはコチラ↓
【第一弾】毎日の食卓を笑顔にするマッチャンを多くの人に届けたい! | クラウドファンディング - PICTURE BOOK
https://www.picture-book.jp/projects/9999
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