立川志の輔師匠からの電話で背筋が伸びた! 西野亮廣が語る「人間の器」と「会社やプロジェクトのサイズ」の関連性

2024年02月11日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2024年2月9日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

大きなチームのリーダーは、そもそも人間的に大きい

 
気がつけば、業界の垣根と更には国境を越えて、いろんなお仕事をさせていただくようになっておりまして、もちろん全てのお仕事が順風満帆に進んでいるわけではないのですが、とはいえ、猛スピードで知見・経験値はたまっているので、それを良いことに、『ニシノコンサル』なる企業&個人のコンサルをやらせてもらっています。
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正確な数字は分かりませんが、これまででザッと三百を超える経営者さんの御相談にのったり、壁打ち相手になってきたのですが、だいたい7〜8人に一人ぐらいの割合で、少しだけ勘違いされている(というか重要度を誤っている)方がいらっしゃいます
 
それは何かというと、「完璧なビジネスモデルを構築すれば成功する」という勘違いです。
 
一応、自分でハンドルを握って、いろんなお仕事をさせていただいている人間から言わせていただくと、ビジネスって、そんな算数みたいに都合よく事が進まないんです。
タイミングもあるし、人との出会いもあるし、世間の皆様のストレスがたまっているタイミングで、たまたま槍玉にあげられることもあるし、本当に「変数」だらけなんです。
 
自分で起業してみると思い知りますが、基本的には、ほとんど上手くいかないです(笑)。
 
あのAmazonですら「1勝9敗」と言っているぐらい。
 
さらには、同じビジネスモデルでも、成功する人と、しない人がいる。
 
なので「隙のないビジネスモデルを構築したらOK」という話じゃないんですね。
 
そして、これは本当によく言われていることで、僕自身、経験を重ねる度、仕事のステージが上がる度に痛感させられる(目の当たりにする)のですが、会社(プロジェクト)が人以上に大きくなることは絶対に無いです。
一時的に(マグレ当たりで)人以上に大きくなっても、時間が経てば淘汰されて、必ず、その人のサイズに戻ります。
 
大きなチームのリーダーは、そもそも人間的に大きいんです。
 
器が先にあって、その器に合わせたサイズの人が収まるイメージです。
 
これは何が言いたいかというと、ビジネスモデルをプレゼンされる人は、当然、そのビジネスを大きくしようとされていると思うんですけども、その時、自分も人として大きくならなきゃいけない。
 
たとえば、「俺、人見知りですから」と言っちゃったら、リーダーとしては、そこでもう終わりなんです。
 
人見知りかもしれないけれど、テメエの目の前にいる人も人見知りかもしれないじゃないですか?
 
その時に、『自己保身で先にシャッターを閉じてしまうリーダー』と『自分の人見知りを圧し殺して、目の前にいる人のことを事前に調べておいて、質問を2つ3つ用意して、「あなたに興味があります」というスタンスをとってくれるリーダー』とだったら、どっちのリーダーについていきたくなるよ?という話で、答えは言うまでもありません。
 

(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

立川志の輔師匠からの電話で背筋が伸びた! 西野亮廣が語る「人間の器」と「会社やプロジェクトのサイズ」の関連性

https://goetheweb.jp/person/article/20240209-nishino-132

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