有能なZ世代と、無能なZ世代

2024年01月25日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

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https://voicy.jp/channel/941/713198

有能なZ世代と、無能なZ世代 | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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有能なヤツは有能で、無能なヤツは無能

 
Z世代の是非について、方々で議論されていますが、基本的にはどの世代でも同じで、「有能なヤツは有能で、無能なヤツは無能」ということに尽きるのかなぁと思います。
 
個人的な肌感で言うと「Z世代の有能なヤツは、他の世代の有能なヤツよりも有能」という感じはしますが…まぁ、一旦は「世代で区切る問題じゃなくて、有能なヤツは有能だし、無能なヤツは無能」としておいた方が良さそうです。
 
ここで、「無能な子なんて世の中にはいません。皆、一人一人にオンリーワンの才能があるんですっ!」みたいなキラキラ先生が横入りしてきたら、話が前に進まないので、ひとまず、今日の話における「有能」と「無能」の定義を「結果を出すヤツ=有能、結果を出さないヤツ=無能」とさせてください。
 
つまり、今日の話においては「有能だけど結果が出ていない」は存在しない。
 
これが今日の話のルールです。
 
そんな感じで、Z世代の有能な人材と無能な人材について、お話しさせていただきたいと思います。
 
 

Z世代は、TPOをわきまえた時の効果が他の世代よりもある

 
以前、「Z世代は量をこなすことがルール上、禁止されている(量をこなすライバルが少ない)のだから、量をこなすだけで抜きん出れる」という話をさせていただきましたが、それと似たような話で、また突き詰めると、先日、お話した「理不尽と戦うな。理不尽の中で戦え」という話にもなるのですが……たとえば、ずいぶん前に、ウチの社員の山邊という男が自分のことを「べえ君」と言っていたんです。
 
「べえ君的には〜」とか、「べえ君としましては〜」とか。
 
めちゃくちゃキモイなぁと思っていたのですが、本人としては「そういうの良くない? 自分のことを何と呼ぼうが自分の勝手でしょ?」という言い分があったそうです。
 
めちゃくちゃシンプルな話ですが、ここがZ世代で上に行く子と下に行く子を分ける分岐点の一つだなぁと思います。
 
山邊の言う通り、自分のことを何と呼ぼうが自分の勝手だと僕も思うし、思う分には勝手なんです。
 
ですが、「自分のことを何と呼んだ方が結果に繋がるか?」「社会は自分の為にあるわけではない」というチェックシートは作っておいた方がよくて、自分のことを「べえ君」と呼ぶことについて「キモい」と思うオッサン達がいる社会では、したたかに「僕」とか「私」を使っておいた方が前に進みやすい(余計な摩擦を生まずに済む)のは間違いない。
 
これ、「TPOをわきまえろ」という単純な話じゃないんです。
 
「TPOをわきまえた時の効果が他の世代よりもある」という話です。
 
 

「力の入れどころ」次第で、一気に上に上がれる世代

 
Z世代って、他の世代が当たり前のように経験してきた“部活の顧問の先生の暴力”も通っていないし、他の世代ほどセクハラ、パワハラも受けていない。
 
あらゆる理不尽がかなり取り除かれて、比較的自分の意見が通りやすい時代を生きてきたから(めちゃくちゃ良いことだと思います!)、世間のオッサンから言わせると「理不尽に対する耐性」がついていない。
 
同世代が全員、理不尽に対して『NO』を出している状態…ということは、逆に理不尽を受け入れるだけで「あいつ、なかなか見込みがあるなぁ」と裁量権のあるオッサン達に思わせることができて、抜きん出れる。
 
僕のようなオッサンどもが言う「見込みがあるヤツ」というのは、つまるところ、「オッサンどもにとって、都合が良いヤツ」なんです。
 
でも、「都合が良いヤツ」に次のチャンスが与えられるのは間違いなくて、で、今の時代、「オッサンにとって都合が良いヤツ」になるのは(ライバルが少ない分)メチャクチャ簡単だから、ここを狙った方がイイ。
 
 
ミュージカル『えんとつ町のプペル@NY』のアソシエイトプロデューサーに『マシュー』という子がいるのですが、マシューは確かまだ20代なんです。
 
エグゼクティブプロデューサーの大推薦で、20代にしてブロードウェイのアソシエイトプロデューサーに就いたのですが、このマシューは、現場のオジサンオバサン連中(裁量権がある人達)から大人気で、ブロードウェイやハリウッドの大物俳優とも友達みたいな感じで繋がっているんです。
 
マシューは子供の頃からこの世界にいたから、「大人が何に(どんな行動に)惚れるか?」をよくよく知っているんです。
 
同世代が「なんで、こんなことせなアカンの?」とか言っている間に、「これを笑顔でやるだけで同世代を出し抜ける」ということを分かってスイスイやっちゃうし、「叱られて不貞腐れる」なんてことは絶対にしない。
 
それをやると、無能なZ世代に埋もれてしまうから。
 
「オジサンって、こういう時に、こう動いたら喜ぶよね」ということ(オジサン世界のTPO)を分かって動いていると思うのですが、それが確信犯であってもオジサン達は構わないんです。
 
「アイツ、したたかだな。でも偉いな」となっちゃって、皆、マシューのことが大好きで、その結果、若くしてかなり良いポジションに就いている。
 
Z世代で、これからのし上がっていこうと思っている子は、ここは押さえておいた方が良いと思います。
 
「力の入れどころ」次第で、一気に上に上がれる世代ということを覚えておいてください。
 
 

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