【西野亮廣】局地的に熱狂者が急増中の「バンドザウルス」を知ってますか? 「AI、NFTはこう使う」がよく分かる!?

2023年02月19日

書いた人:西野 亮廣 公式LINE

※この記事は、2023年2月17日に掲載された「GOETHE」(幻冬舎)の記事より一部転載しています。

「バンドザウルス」はチェックしておいたほうがいい

 
先日配信された『毎週キングコング』で、皆さん大好き「バンドザウルス」の話題になりまして、それに合わせて「バンドザウルス」のインタビュー記事が公開となりました。
 
そもそも「バンドザウルス」のことを知らない人もいらっしゃると思うので、あらためて説明させていただきます。
「バンドザウルス」というのは先月私が結成したアイドルバンドなんですけども、僕の人望の無さと、加えて、恐竜をコンセプト(恐竜マスクをかぶること)にしてしまった為、メンバーが一人も集まらなかったんですね。
メンバーが集まっていないのに、バンドの公式Instagramはチャッカリと立ち上げてしまいまして、だけど、アップする写真が無いじゃないですか?
というわけで、「チムニータウンDAO」というNFTを待ち合わせ場所としているコミュニティーの皆さんにお願いして、AIアートで「バンドザウルス」のアーティスト写真を生成してもらうことにしました。
「アーティスト写真は『撮る』時代じゃなくて、『生成』する時代だ!」とか何とか言って。
 
そんなこんなで「バンドメンバーはいないし、まだ楽曲も一曲もないけど、毎日、Instagramに最新のアーティスト写真がアップされ続ける」という変態的な展開を見せているのがバンドザウルスです。
 

 
ちなみに、Instagramのフォロワーは2月14日の時点で1万5000人を突破しています。
その「バンドザウルス」のインタビューって何なんだ?というところなんですけども、これも、インタビューを受けているメンバーと、恐竜との通訳で入ってくださる方の写真をAIで生成して、インタビューのやりとりに関しては僕がゼロから作っているので…まぁ、要するに全部作ってるんです。
「何やってんの?」という話ですよね。
僕、このインタビュー記事を“書く”のに1時間半ぐらいかけたので(笑)
 
何が恐ろしいって、コレ、仕事じゃないんですよ。
こんなこと言うとアレですけども、僕は今、新作映画の制作に追われていて、こんなことやってる場合じゃないんです。
ただ、「バンドザウルス」に関しては我に返ったら負けで、考えたら負けなんです。
誰がどう見ても、絶対的に間違ったことをしているので。
これは、「バンドザウルス」を支える「ガチ肉」と呼ばれるコアファンの皆さんもそう。
我々は引き続き冷静さを失ったまま「肉活」を続けていくのです。
(※肉活=バンドザウルスの応援)
 
ただ、このフザけたプロジェクトが今、ものすごく局地的ではありますが、ものすごく盛り上がっていて、昨日、ついにはバンドザウルスの「LIVEタオル」も発売となりました。が、すでに売り切れになってしまいました。
3カラーあったのですが、1カラーごとに「限定300枚」となっておりまして、「追加生産はしない」という謎のロックンロールを発動しております。
 
そもそも「LIVEタオル」も何も、バンドザウルスには持ち曲が一曲もなくて、LIVEの予定も決まってないので、「タオルを買ったところで拭く汗が無い」というのが現状です。
それなのにも関わらず、LIVEタオルは早々に売り切れました。
 
そんな「バンドザウルス」の謎の盛り上がりを見て、「私、恐竜とか興味ないから」という人もいたのですが、これは贔屓でも何でもなくて、「バンドザウルス」なんて別に応援しなくてもいいから、チェックしておいた方がいいと思います。
 

 
というのも、西野が何故、ここまで「バンドザウルス」にハマっているかというと、それが今日の本題なんですけども…バンドザウルスって「ブリコラージュ」という考え方で進めているんです。
 
(続きはこちらから【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

【西野亮廣】局地的に熱狂者が急増中の「バンドザウルス」を知ってますか? 「AI、NFTはこう使う」がよく分かる!?

https://goetheweb.jp/person/article/20230217-nishino-81

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